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霊輝  作者: ガンミ
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終わりなき闇の前で

世界の果てへ向かう旅は、予想を超える混乱と緊張に満ちていた。

アレクスは仲間たちと共に闇へ踏み込み、ついに最強の「夢」――ナイトメアと対峙することになる。

だがその一歩先に待っていたのは、剣や力ではなく、心を試す“悪夢”だった。


そして、仲間たちもまた異世界へと集結し、運命がひとつに収束していく。

『1月1日 / 10:36 / ルーシー』


目が覚めた。隣にアレクスがいるけど、まだ寝ているみたい。でも本当は寝てないのよね。今、彼は別の世界で戦ってる。


周りを見回すと、アナ、スズもフィリアもいない。他のみんなはまだここで寝てるわ。ヤヨイも。それにアレクスの杖がまだ部屋の真ん中に置いてある。


セレステは引き戸から外を見ながらソファに座ってた。あたしが起きたのに気づくと立ち上がってこっちに来る。


「もう準備をする時間です」


セレステは寝てるヤヨイのところに近づいて、じっと見つめてからあたしの方を振り返る。


「ねぇ、この子を起こして」


ひかりみたいに乱暴に人を起こすのは苦手なの。それにヤヨイは友達だから、無理やり起こすなんてできないわ。


セレステはため息をついて、ヤヨイの横にしゃがみ込むと人差し指で彼女の顔をつつき始めた。


「おい人間、起きろ!」


それでも起きないから、今度は体を揺さぶり始めた。ヤヨイが急に目を覚まして、混乱したように周りを見回す。二人の視線が合うと、ヤヨイは驚いて声を上げた。


「きゃあ!」


落ち着いてから準備が続いたわ。今度はヤヨイがもっとあの、あたしにはよくわからないことをしなくちゃいけなかった。


しばらく練習した後、アナがスズと一緒にリュックサックを持って帰ってきた。床に置いて中身を取り出すと、夢喰いと戦うために開発したあの武器だった。


セレステがそれらを調べて、異世界に持参できるかどうか確認してる。どうやら可能みたいだけど、ヤヨイはみんなが行けるような呪文か何かを作るのにとても苦労しなくちゃいけないみたい。


アナはアレクスのお父さんとも話したって言ってた。今起きていることについて。お父さんも何か手助けしようとしているらしいけど、何をするつもりかは言わなかった。


アレクスのお父さんのことは置いといて、みんなヤヨイが終わったらアレクスに会いに行く準備ができてるわ。でも問題があるの。みんながポータルに入ったら、この世界で私たちの体を守ってくれるのは誰?ヤヨイしか頼れない。そのことを言うと、ヤヨイは疲れた顔をした。


何時間も試行錯誤した後、ヤヨイは次元ポータルを作る7枚の紙の準備ができたみたい。変なポーズで指を動かしながらその言葉を唱えて、ついに次元ポータルが開いた。


すぐにライラが何も言わずにポータルに飛び込んだ。彼女の体が床に倒れる。魂があの世界に旅立った証拠ね。続いてルビーが入って、彼女の体も床に倒れた。次にひかり、それからスズ、フィリア、メリッサ、ノア、エミリー。


最後にあたし、アナ、レイナが残った。お互いを見つめ合ってから、気を失っているみんなの体をそっと整えてから出発する準備をした。


あたし、これらのことがよくわからない。アナとスズが作ったこの銃を握る手を見つめた。ここで持ってる間に、あのポータルに入ればあの世界でこの武器が現れるのね。戦えるくらい十分に。怖いけど、アレクスを失う方がもっと怖いわ。


あたし、アナ、レイナはお互いを見て頷いた。まるで心を読み合ってるみたい。三人ともよく目標を分かってる。


アナがポータルに入り、続いてレイナ、そして最後にあたしが飛び込んだ。体がとても軽くなって、虚空に落ちてる感覚。周りのすべてが暗闇になって、突然その暗闇が空に変わった。


高いところから落ちてる。そこから城壁に囲まれた街のようなものが見える。これがアンジュの世界?下を見て、落下の衝撃は大丈夫かしら?地面に近づくほど、落下速度が遅くなってるみたい。自分で着地をコントロールできるくらいに。地面に着地するまで。


他のみんなはもうそこにいて、周りを見回してた。エミリーがリーダーシップを取ろうとしてる。今のところみんなの中で一番強いって自分で宣言してるから。


そして空のもっと遠くに、アンジュの服装にとても似た服を着た人がいる。


「エミリー、気をつけて!」


その人が弾丸のようにエミリーに向かって飛んできたけど、バリアがエミリーを覆ってその人の攻撃を跳ね返した。


みんな戦いの準備をしたけど、その時セレステが空から降りてきた。彼女も来たのね。外に留まると思ってたのに、そうじゃなかった。


セレステがその人のところに行って話をする。説得してるのか状況を説明してるのかしら。セレステがみんなのところに戻ってきて言った。


「私についてきて。この世界でキミたちのガイドになるから。離れちゃダメよ。アレクスとアンジュを探しに行く前に話すことがあるの」


大きな木の扉のある、この不思議な街を囲む大きな城壁が開いて、中に入るために歩いた。周りを見ると、すべてがとても古い時代のもののようね。


最後に大きな家に着いた。そこで一人の男性が待ってた。見た目から疲れてるか困ってる人みたい?よくわからないけど。


セレステが彼と話して、話し終わるとあたしたちに近づいてきて言った。


「隊長が私たちを手助けしてくれます」


隊長?ここの人たちは変わった呼び方をするのね。彼の服装はそんな階級を示すものじゃないのに、セレステが隊長と呼んだ。ここはどんな世界なの?


混乱しながら、あの隊長が気になってるあるテーマについて話すため大きな部屋に案内された。


男の人が自己紹介をした。


「我が名はオダ、戦闘部隊の隊長でござる」


あたし、本当に何が起こってるのか全然分からなかった。全てがこんなに―違ってて。アレクスが霊輝について話してくれた時でさえ、理解するのが大変だったのに。


セレステがオダさんと一緒に来たのは、アンジュを探す遠征の準備のためだった。でもオダさんにとっては、アンジュそのものより人工霊輝を回収する方が大事みたい。それがちょっと冷たく聞こえたけど……最終的にはアンジュを探すのを手伝ってくれることになった。結局、目的は霊輝であっても、一緒に行けるのは心強いよね。


「我を悪者と思うかもしれんが、隊長としての我が立場を理解してもらいたい。優先すべきは人工霊輝でござる。それに、この件には何か奇妙なところがあるのう」


セレステも疑問を持ってるみたい。


「私もそう思うの。アンジュの偽の報告にも関わらず、サップ隊長はそれでも彼女を探しに行くことに同意した。何かが腑に落ちないのよ」


どうやらアンジュの隊長に真実を隠してたって話をしてるみたい。


あまりにも好奇心が湧いちゃって、つい口に出しちゃった。


「何が腑に落ちないんですか?」


セレステが真剣な表情であたしの方を向いた。


「サップ隊長はここでは極端な理想を持つ人として知られてるの。アンジュを許して、探しに行くなんて、彼らしくないのよ」


それを聞いても、あたしは状況を完全には理解できなかった。頭にあるのはアレクスとアンジュを探しに行くことだけ。


オダさんが立ち上がって、出発の準備を始めた。みんなも準備を始めて、どうやら徒歩の旅になるみたい。でも本当にそんなに長い道のりじゃないって。


また大きな木の扉を通って、アレクスとアンジュを探しに向かう道を歩いた。あたし、緊張し始めて、体が緊張の信号を送ってくるのまで感じられた。ただ、それにみんなと一緒に歩き続けた。


何分か経って…分? 時間の感覚がちょっとおかしくなってる気がして、実際にどれくらい時間が経ったのか分からない。道を囲んでた木々が消えて、緑の草でいっぱいの空っぽな小道と土の道だけになった。


突然オダさんが手で合図して、みんなを止めた。前方に誰かが倒れてて、休んでるようには見えない。


遠くからオダさんがセレステに叫んだ。


「ここで誰かが戦ったようでござる。倒れておるのは回収部隊の者のようじゃ」


「回収部隊がここで何してるの?」


オダさんがセレステに合図して、倒れてる人の状態を見ないように、みんなで別の方向に歩くことにした。


歩いてる間に、遠くに何かが見え始めた…世界が二つに分かれてるみたい。あの場所は闇でいっぱいで、何かがあたしに言ってる気がした。あそこで何か嫌なことが起こるかもしれないって。


アレクスが無事でいてくれることを願ってる。


『??? / アレクス』


この「世界の果て」と呼ばれる場所に入ろうとしていた。本当にここは全てが暗く乾燥していて、まるで全てが吸い取られて生命が一切ないかのようだった。


カグヤが古いデザインの手持ちランタンに火を灯した。その中に青い炎があるようだった。慎重に歩いた。ここの地面はビーチの砂のようで、とても厚く、歩くたびに足が簡単に吸い込まれそうになる。木々は全て枯れ果てて、周りには何の音もない。ただ暗闇に包まれたこの一本道だけ。


この道の遥か向こうに何か変なものに気づいた。誰かが立っている。まるで俺たちを待っているかのように。隊長が止まれという合図をした。カグヤがもっと前に進んで道を照らし、そこに立っている者が誰なのかを明らかにしようとした。


ランタンの光がその存在を照らした瞬間、恐怖を感じた。間違いない。そこにいるのは『夢』だった。


黒いフードを被っているが、その下に割れたマスクをつけているのが見える。片側だけが割れて、目が見えていた。見ているだけで恐ろしい存在感があった。さらに、そのマスクをよく見ると、不気味な笑顔の形をしているようだった。


エレガントな挨拶のポーズを取りながら動いた。


「我はナイトメア……夢幻十刃の第一……そして……ニンゲンを倒しに来た」


その声は年配の男性のようだが、とても力強く、低く恐ろしい声だった。


カグヤが戦う準備をしているようだったが、ナイトメアが遮った。


「いや……小さき者は我の相手ではない……」


突然、ナイトメアが俺を指差して言った。


「そのニンゲンが我の相手だ……」


指を差されて戦うことになるなんて、恐怖とパニックを感じた。カグヤは引き下がろうとせず、刀を抜いて戦おうとしたが、彼に向かって走りながら、ナイトメアが言った。


「愚かなる者よ……そのランタンは小さき者のものではない」


その瞬間、ランタンが地面に落ち、カグヤが突然消えてしまった。一体何が起こったんだ?


ナイトメアが再び俺を指差して。


「戦え……ニンゲン……戦え……我は既にニンゲンを見たことがある」


「何だって?」


「……既に一度、ニンゲンの夢に侵入した……その時……ニンゲンに恐ろしいものを見せた……」


何のことを言っているのか正確には分からない。多分何かの夢、いや悪夢のことだろう。


一歩前に出た。逃げ道はない。この男と戦うことが唯一の脱出方法だった。


サップ隊長を見たが、全ての『夢』の中で一番だと名乗った者を前にしても、動揺している様子も何もなかった。


戦いの準備をした。この状況は既に奇妙で、こいつと戦うのは本当に罠だという予感がした。霊輝のエネルギーをチャージしてナイトメアに向かって放ったが、素早く避けられてしまった。


俺はナイトメアに向かって飛び出した。接近戦で勝負をかける。


拳を振り上げてやつの顔面を狙う。ヒットした!だが……効いてない。全然効いてない。素早く後ろに跳び退いて、今度は霊輝の波動を放った。しかしナイトメアは俊敏に動き回り、俺の攻撃を次々と避けていく。


もう一度勢いをつけて突っ込む。今度は野球ボールの形をした霊輝の連鎖攻撃を繰り出した。手を必死に動かしても、ナイトメアの方が速い。霊輝攻撃を全て回避されてしまう。


罠を仕掛ける時だ。


枯れ木の近くを飛び回り始める。案の定、ナイトメアが追いかけてくる。飛行しながら霊輝を放つが、わざと当てるつもりはない。もっと低く、木々の近くを飛び続ける。霊輝を撃ち続けるが、やつに当てる気はない。


飛行ルートは不規則で繰り返し。ほとんど円を描くように飛んでいる。霊輝で木を攻撃しながら、最終的に倒れた時にナイトメアを押し潰す作戦だ。


何度も旋回を繰り返し、霊輝を撃ち続けた結果、木々がぐらつき始める。より速く飛んで、さらに強力な霊輝を放つ。狙い通り、攻撃を受けた木が全て倒れ、飛行中のナイトメアがその下敷きになった。


だがまだ足りない。両手に集められるだけの霊輝を込め、一つにまとめる。ボールを投げるようにして、ナイトメアが埋もれた場所に放った。爆発が雷光のように辺り一面を照らす。


爆発でできた穴を見下ろしながら降下する。ナイトメアの痕跡はない。倒したのか?それとも逃げたのか?


突然、地面から鎖が伸びて足を掴む。地面に向けて霊輝を放ち、脱出を試みるが鎖が頑丈すぎる。足元から手がゆっくりと出てくる。やがて無傷のナイトメアが完全に姿を現す。


動けない状態で、至近距離から霊輝攻撃。驚いたことに鎖から解放され、距離を取ることができた。


まだ戦いは終わらない。こいつは本当に強い。何もできないが、この状況はますます奇妙だ。隊長は介入しない。カグヤは突然消え、ツルギは何もせず、ただそこに立っているだけ。


突然、ナイトメアが遠距離から鎖で攻撃してくる。鎖は意志を持つかのように伸びてくる。


霊輝の武器を使えるかもしれない。胸に手を当て、剣を抜く。剣の感覚に身を委ね、ナイトメアを攻撃。剣の動きが速すぎて、柄を握る手がついていくのに苦労する。


肩を切ることができた!このまま続ければチャンスがあるかもしれない。


攻撃を続けるが、今度は何も起こらない。全ての攻撃がナイトメアに簡単に避けられてしまう。


距離を取り、今度は拳銃を抜いて発砲。命中するが、ナイトメアは無傷。撃ち続けるが、鎖が弾丸を弾き始める。もう撃っても無駄だと言わんばかりに。


今度は格闘用グローブを装着。勢いをつけてナイトメアに近づき、殴りかかる。やつは後退している。空中戦なので、向こうに山があることに気づく。やつをそこまで押し込んで、逃げ場を奪ってから決定打を与える作戦だ。


ナイトメアの背中が山に当たった瞬間、大きく拳を振りかぶって最終打を放つ。全てが震えるほどの拳が命中したが、ナイトメアはそこに立っているだけ。


素早く距離を取る。何も効果がない。絶望感が増していく。本当にチャンスはあるのか?こいつは化け物だ!どれだけ努力してもダメージを与えられない――


地面に身を投げ出す。敗北がほぼ確定したような気がする。何をしてもやつには何か策があり、俺の攻撃は何の意味もない。


ナイトメアがゆっくりと鎖を動かしながら歩いてくる。何かしたいが、もうアイデアが尽きた――何もできることはない...他に何ができる?まだ試していないことはあるのか?なぜこんなに弱いままなのか?攻撃に名前がないからか?父さんやエミリーの家族ほど訓練していないからか?


ついにナイトメアが目の前に立つ。何も言わず、ただ見つめている。小さな剣を抜いて、俺を攻撃する準備をしているようだ。


突然、何かがやつを殴り飛ばし、俺から遠ざける。何が起こったのか見えなかった。辺りを見回すが何も見えない。


馴染みのある声が聞こえる。


「アレクス先輩、それで全部なの?もっと訓練が必要よ」


エミリーの声だ。遠くから飛んできて、俺の隣に着地する。


「エミリー、何でここに?」


「明らかでしょ?助けに来たのよ」


「でも――」


「黙って!負けそうになってる人に文句を言う権利はないわ」


エミリーが来てくれたなんて信じられない。前を見ると、ナイトメアが攻撃のために走ってくる。攻撃の準備をしようとしたその時、俺とエミリーの近くの地面から鎖が出て、腕を縛る。


「くそっ」


二人とも攻撃できない。突然、奇妙な銃声がナイトメアに当たる。続けて何発も当たり、やつを後退させる。


誰が撃っているのか、もう見当がついている。その銃声を放てる武器は一つしかない。振り返ると、全員が走ってくる。ルーシー、アナ、ライラ、ひかり、メリッサ、フィリア、ルビー、スズ、ノア、レイナ。全員がここに助けに来てくれた。


嬉しさと安堵感、そして何より彼女たちを見て意欲が湧いてくる。全員が――ナイトメアに負けるわけにはいかない。みんなの支援があるんだ。


立ち上がり、彼女たちと共にこの戦いで全力を尽くす準備を整える。


みんなが俺に近づいてきた。


ルーシーが最初に声をかけてくる。


「アレクス!とても心配してたの、でも大丈夫だって分かってたよ」


アナがにっこりと笑いながら、ほとんど涙目で近づいてきた。


「無事でよかったわ、アレクス」


突然ライラが俺を抱きしめてきて言う。


「お兄ちゃんは負けちゃダメなの!」


背中から誰かが抱きついてくるのを感じた。ひかりだった。あのいたずらっぽい口調で言ってくる。


「アレクス〜きっとマッサージが欲しいんでしょ?もっと戦えるようにさ」


続いてメリッサが左腕を抱きしめるようにして近づいてきた。


「そ、そうよ……レベルアップが必要だと思ってたの。プレイヤーとしてスキルをマックスにしないと」


フィリアが近づいてきて言った。


「私もアレクスをお守りできますわ!」


ルビーがその後で言う。


「強いのはあんただけじゃねぇ。ボクたち一人一人が強いんだ。ボクたちの力はみんなで一緒にいることから来るんだろ、アレクス?」


スズが右腕に近づいて耳元で囁いた。


「アレクス……一緒にやりましょう……」


その声が耳元にあることで、俺はくすぐったい感覚を覚えた。


ノアが指をポキポキと鳴らしながら、まるで全てを有利に進められるとでも言わんばかりに自信満々で笑っている。


「準備して奴らを倒しましょ。アンジュを、そしてもちろんあんたも救い出すのよ」


レイナが少し前に歩み出て言った。


「……みんなで一緒なら勝てる」


一人一人が戦う準備ができていた。どうやってここまで来たのかは分からない。多分俺が使ったのと同じ方法だろう。でも今ここにいる以上、何も起こらせるわけにはいかない。


その時、ナイトメアが俺たちの前に現れた。ここにいる全員を見回してから、素早く手を腰に、というより腰のベルトに動かした。


そこには今まで見たことがない小さな砂時計がぶら下がっていた。それを片手で持ち上げ、みんなに見せる。でも彼がそれをひっくり返した瞬間、何か奇妙なことが起こった――全てが暗闇になった―――。

次回、アレクスの心を揺さぶった“悪夢”が明かすもの。

そして最強の「夢」――ナイトメアとの決着がついに動き出す。


その一方で、闇に沈む「世界の果て」で眠るアンジュの真実が姿を現し、

仲間たちもまた、それぞれの覚悟を胸に最後の戦いへと歩み出す。


すべてが集まり、すべてが動き出す。

クライマックスの入り口は、もう目の前だ。

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