危険な取引
アレクスは“最後の少女”レイナとの距離を縮めながら、彼女の背後に潜む闇――“コーポレーション”の影に気づき始める。
信じるべきは人か、言葉か、それとも――心の直感か。
『12月5日 / ??:00 / アンジュ』
この奇妙な世界での長い遠征の後、ついに白い城のような場所に辿り着いた。全船団が降りて、あの場所を攻撃することになった。城の中への侵入には成功したけれど、驚くことに誰もいなかった。でも、セレステの気配はまだここにある……どうやら地下の階にいるようね。
数存在の仲間と一緒に階段を下りることにした。地下に着くと、ほとんど暗い廊下が続いていて、その間には人間の監獄のような独房が並んでいた。走って、走って……セレステの正確な位置は分かっていた。そして、ついに彼女がいる場所に到着した時……見たものに体が硬直してしまった。
セレステは独房に閉じ込められ、何かの力で縛られていて、服もなく、明らかに殴られた跡があった。独房の鉄格子を切って、彼女に近づいた。まだ「生きて」いた……私たちの種族にとって、その概念はあまり正確ではないけれど、なぜかそう思った。セレステにはまだ意識があった。
「はぁ…はぁ…アン…ジュ…?」
「喋らないで。ここから出してあげる」
セレステを背負って、護衛してくれている仲間たちと一緒に出発した。でも、すべてが奇妙だった。ここに住んでいた何かが逃げたの?何が起こっているのか分からない。理解できない。でも、セレステが無事なら、それが私にとって唯一大切なことだった。
船に戻る前に、一体の『夢』が私たちの前に現れた。
「……我はノクテ、『夢幻十刃』の五番目...夜がお前たちを眠らせに来た」
ノクテは突然、長い刃の黒い大鎌を取り出した。その刃は光らない。光を吸収していた。セレステを置いていくことはできないけれど、仲間たちが私の前に立ちはだかった。
「逃げてください、アンジュ先輩!」
「オレたちが奴を食い止めます!」
「セレステ先輩が今一番大切なんです!」
あの三つが私とセレステのために自分たちを犠牲にしようとしていた。彼らの名前は知らないけれど、彼らは私たちのことを知っている。無力感を感じた。三つの見知らぬ存在が私のために「命」を賭けてくれている……でも、逃げなければならなかった。
走り始めた。当然、ノクテは止めようとしたけれど、あの三つが攻撃を防いで気を引いてくれた。セレステを背負って後ろを振り返ることもできずに走った。あの奇妙な城から出ると、マルコ隊長が私がセレステを救出したのを見て、撤退命令を出した。あの三つのレイスドールがまだ戦っていることは分かっていたけれど、待っている時間はなかった。
空に浮かぶ船に乗り込み、緊急避難用の瞬間移動装置を準備した。あの三つのレイスドールを置き去りにして。でも、空高く上昇している時、あのノクテが城から出てきて、無表情で空を見上げているのが見えた。彼が出てきたということは、明らかにあの三つのレイスドールは敗北したのね。
この遠征全体の結果は、セレステを救出できた成功と、仲間でありレイスドールである味方を失った痛手の両方だった。複雑な感情に強く圧迫されていた。救護班のメンバーがセレステの治療を担当してくれたけれど、起こったすべてのことに対してどう感じればいいのか分からなかった。
ついに人間の世界への帰還ポータルが現れた。あの世界への次元ポータルが消えた。空を見上げると、凍りついたような雲で覆われていて、その時アレクスのことを思い出した。こんな時に彼のことを思い出すなんて、馬鹿みたい……でも、彼に会いに行きたかった……。
『12月6日 / 10:00 / アレクス』
みんなで集まって、レイナへの対処法について話し合うことにした。それに加えて、コーポレーションのことも話題に上がった。
エミリーが最初に口を開いた。
「前に調べてたのと同じコーポレーションだと思う?」
「分からないけど、多分そうだろうな」
ひかりが割り込んできた。
「あの長い名前のコーポレーションのこと話してんの?」
「そう、そのコーポレーションだ」
「だったら直接ぶつかっちゃえばいいじゃん」
「危険すぎる。何を企んでるか分からないからな」
この状況には対決よりもまず理解が必要だった。エミリーが手を上げた。
「あの子の霊輝を感じた時、息が詰まりそうだった」
「そうだったな。すごく疲れてるみたいだった」
「彼女の霊輝を記録できるの。どこにいるか分かると思うけど、あの時はすごく大変だった……気を失いそうになったから」
「本当にありがとう、エミリー。無理して頑張ってくれたんだな」
エミリーの努力に感謝の気持ちでいっぱいになった。レイナの霊輝で息苦しくなりながらも、精一杯やってくれたんだ。
「じゃあ、彼女に近づく計画を話し合おう」
ひかりがまた割り込んできた。明らかに懐疑的だった。
「ちょっと待てよ!あの子は有名人なんだぞ。前にも話したけど、近づくなんて無理に決まってる」
「分かるよ、ひかり。でもまだ何かできることがあるはずだ」
そうだ。レイナがこっそりあの公園を訪れてるのを知ってる。それが彼女に近づく唯一のチャンスかもしれない。
みんなで話し合いを続けた結果、唯一実行可能な計画にたどり着いた。あの公園に通い続けて、もし彼女が現れない日があったら、その時エミリーの出番だ。彼女の居場所を探してもらう。
でも、この話し合いの最中、ルビーがすごく落ち着かない様子なのに気づいた。何か気を散らすようなことがあるみたいだった。
「ルビー、大丈夫か?」
俺の声にびっくりして、肩をびくっと上げた。もうかなり前からルビーがこんな状態なのに気づいてて、正直イライラしてきてた。
「どうしたんだ、ルビー?ずっとこんな感じじゃないか」
でも彼女は神経質そうに笑って、何かを言うのを控えてるみたいだった。明らかに何か隠してるのが分かって腹が立った。でも、もっと何か言おうとした時、アナが俺を止めて落ち着くように言った。
結局、この集まりは終わりになった。みんなそれぞれ家に帰っていく。ルビーは散歩に出ると言った。後をつけたかったけど、アナがまた俺を止めた。どうやら俺と重要な話があるみたいだった。
アナが真剣な表情で俺の前に立っていた。
「とても大切なことを話さなければなりませんの……ルビーは反対しましたけれど、あたくし黙っていることはできませんわ」
本当に重要な話らしい。ルビーに関することのようだ。
「あの子……誰かと会っているんですの。奇妙な取引を持ちかけてきた人と」
「どういう意味だ?その人って誰なんだ?」
アナが教えてくれたのは、ルビーがビアンカという謎の女性と知り合ったということだった。どうやらルビーとビアンカは真夜中に会っていて、ビアンカは夢喰いを消し去る奇妙な力を持っているらしい。それだけじゃない。ルビーに夢喰いを見えるようにもできるんだと。
ルビーはその取引を受け入れた。12日に、ビアンカが全ての夢喰いを根絶する。その代わりにルビーは「彼女の何か」になる。その「何か」がモンスターなのか変身なのかは分からない。アナも詳しく説明できなかった。ルビー自身もよく分かっていないようだ。
話を聞き終えて、何を考えればいいのか分からなかった。いったいあの女は何者だ?なぜ夢喰いが見えるんだ?そんなに強いのか?……本当に全部を終わらせる力があるのか?うますぎる話に聞こえるが、その取引は絶対にルビーが受けるべきものじゃない。
「教えてくれてありがとう、アナ」
「お願いします、あの子を助けて……あの子は……」
「言わなくても分かる。絶対に助ける。12日にはそこにいて、ルビーを救うからな」
「ありがとうございます、アレクス」
「今からルビーを探しに行く。話をしなくちゃならない」
家を出て、集中してルビーの霊輝を探した。感知できた。そこに向かって走る。幸い、そう遠くない。まだ近所を歩いているようだ。
「ルビー!」
声を聞いた瞬間、ルビーは振り返って、俺が走って向かってくるのを見て驚いた。そして彼女も走り始めた。俺から逃げようとしている。
「逃げるなよ、ルビー!」
でも止まらない。仕方なく、強く地面を踏みつけて飛行能力を使い、一瞬で追いついて彼女をしっかりと掴んで空に舞い上がった。
「きゃあ!!下ろして!」
「話すまでは下ろさない」
「……じゃあ、あそこに行こう」
彼女が指したのは建物の屋上だった。なぜそんな場所で話したがるのか不思議だったが、その屋上に行って降りた。ルビーは沈黙のまま地平線を見つめていた。
「ルビー、アナから全部聞いた」
「そうだと思った。あの子が言うのは当然だもんな」
「やめろ。犠牲になる必要なんてない」
「でも、あんたを助けたいんだ!あんたがこの全てを解決しようと頑張ってるのを見てて、どんどん苦しんでるのが分かる……もうそんな見てるのは嫌だ!」
声が震えていた。泣きそうになっているようだが、俺に背を向けているので表情が見えない。
「あんたみたいに力があれば、昔みたいに力があれば、あんたを助けることができるのに……今のボクはただの人間だ」
「そんなことする必要ない。人間に戻るのを手伝ったじゃないか。それがお前の望みだったんだろ」
「でも!……でも……」
もう言い返す言葉がないようで、泣き始めた。俺は彼女を、そしてもしかしたら他の皆も、やるべきじゃないことに巻き込んでいるのかもしれない。良い意図があったとしても。泣いている彼女の背中を見て、手を伸ばそうとしたが、何かが俺を止めた。近づくことができない……これが彼女の優しさを受け入れた結果なのか?彼女の愛情を受け入れた結果なのか?……いや、そんなわけない!
駆け寄って、後ろから彼女を抱きしめた。
「戦いたいなら俺と一緒に戦え!一人で決めるな!」
ルビーが振り返って俺を見た。二人はとても近くにいて、見つめ合った。ゆっくりと顔が近づいて、ゆっくりと唇が触れ合った。冷たい風と曇った空の下で、そのまま止まっていた。
なぜこんなことをしたのか分からない。いや、もしかしたら分かっているのかもしれないが、それを言葉にする術がない……。
その後、二人とも沈黙のまま。何も言わずに手を取り合って、風景を眺めているだけだった。
『12月7日 / 12:00』
エミリーの助けを借りて、いつものようにレイナがいる公園に向かった。だが、今日はそこにいなかった。エミリーが霊輝を探知して彼女の居場所を突き止めようとしたが、胸が苦しそうで呼吸も荒くなっていた。レイナの霊輝は本当にそれほど強力なのか。
ようやく見つけた場所は街の外れ、ほぼ田舎のような所だった。小川を眺めて立っているレイナの姿が見えた。エミリーは遠くに残って、俺が近づいた。
「よ!何見てるんだ?」
「……あなたは?この前の……」
驚いているとでも言えるのだろうか。いや、いつもと同じ冷たい表情のままだった。
「どうやってここに?」
「……飛んできた……」
「本当にその能力があるのね...俺も持ってる」
レイナは全く反応せず、ただ前を向いたまま黙っている。
「自分と同じような力を持った奴がいるって知って驚かないのか?」
「……いえ……」
彼女の言葉と無反応ぶりに驚かされるばかりだ。
「もしかして最初から力を持ってたのか?はは!」
緊張で笑ってしまったが、レイナは反応しない。
「……いえ、力なんて持っていなかった……でも……その時はとても驚いた……」
その言葉を考えてしまった。彼女が「驚いた」と言った。明らかに霊輝を得た時のことを話している。でも、この冷たい視線と無反応ぶりを見ていると、本当に驚いたことがあるなんて信じられない。
「力になりたい」
「……力に……?」
「ああ、その力、取り除いてやれると思うんだ」
「……本当にそんなこと考えたことなかった……本当にできるの……?」
「もちろんできる!」
「……でも取ったら……彼らが怒る……」
「『彼ら』って誰だ?」
「……医師たち、助手たち、科学者たち……開発チーム全員……みんな怒る……」
すぐに分かった。間違いなく彼女の周りには力を利用している連中がいる。でも彼女は文句も言わず...なぜか妙な感覚を覚えた。
「その人たちって怖いのか?」
「……分からない……」
「もしかしてあのコーポレーションの人間か?」
レイナが頷いた。やはりあのコーポレーションが彼女を利用している。俺の最初の推測通りだ。でも、それが既に知っているコーポレーションと同じなのだろうか。
「ところで、そのコーポレーションの名前は?」
「……名前は―」
その時、遠くから誰かが叫んだ。走ってくる足音が聞こえる。
「レイナさん!」
グレーのスーツを着た男で、スマホを手に持っていた。俺を見るとさらに足を速めた。
「おい、君は誰だ?」
「あ!ただ彼女を助けたくて」
「すぐに離れろ!」
「落ち着けよ、俺は朝倉アレクス」
「……草摩だ、レイナさんのマネージャーをしている」
よく見ると、四角い眼鏡をかけ、髪は乱れ気味で、厳しい目つきをしていた。
「よろしく、草摩さん」
「ああ、もう帰れ!」
草摩はレイナの方を向いて言った。
「レイナさん、戻る時間です」
レイナはただ素直に頷き、歩き始めた。何も言わなかったが、あのマネージャーは何か知っているかもしれない。それに、レイナの行動も奇妙だ。躊躇もせず、ただ従うだけ。全てが不自然だった。
結局エミリーと一緒に家に戻った。考えることが山ほどあった。エミリーの力を頼りにして、また接触する機会を作らなければならない。彼女の背後にある全てを突き止めるために。
『12月8日 / 16:13』
エミリーと一緒にレイナを探しに来た。今回はショッピングセンターにいるらしい。学校からそう遠くない場所だ。運なのか、それとも偶然なのか、彼女がちょうどここに、この時間にいるなんて。どう定義すればいいかわからなかったが、それはさておき、彼女と話すことに集中しなければならない。
二階にいるようだ。見つけた。服を展示しているショーウィンドウの前に立っている。今日は何か違う格好をしていた。サングラスをかけていて目が見えない。キャップにマフラー。まるで身元がバレないようにしているみたいだ。もしそうなら、きっと有名人だからだろう。
「よ!また会ったな」
彼女が振り返る。
「どうして……私だってわかったの?」
「まあ、見分ける方法があるんだよ」
「……でも変装してるのに……」
「そうだな……でもその格好、結構目立ってるぞ」
「……」
レイナは俯いて、まるで自分を分析するように見下ろした。本気でその格好なら誰も気づかないと思ってたのか?大多数の人は騙せるかもしれないが、少なくとも細かいところを観察する人が一人でもいれば、簡単にバレてしまう。
「で、ここで何してるんだ?」
「……逃げてる……」
「逃げてる?誰から?まさか何かトラブルに巻き込まれてるのか?」
周りを見回して怪しい人物がいないか確認した。その時、黒いスーツにサングラスをかけた男がスマホを手に誰かに電話をかけているのが見えた。俺とレイナの方を指差している。すぐにわかった。あの男は彼女を追っているんだ。
迷わずレイナの手を掴んだ。
「行こう!走れ!」
ショッピングセンター内を走って、あの黒スーツの男から逃げる。一体誰が追いかけてきてるんだ?レイナは彼らから逃げているのか?
その時、遠くにもう一人黒スーツの男が現れた。方向を変える。今度は二人の男が後ろから追ってくる。彼女の手は離さない。見つからない安全な場所を探さなければ。
周りの店を見回した。もしかしたらどこかの店に入れば、やつらの気を逸らせるかもしれない。
店に入ろうとした瞬間、また別の黒スーツの男が遠くに現れた。
くそ!次から次へと!
また別の方向へ走る。周囲を注意深く見回す。今度はエスカレーターで三階へ向かう。ここからの眺めで、あの三人の男たちに気づかれてしまった。どこに向かってるかバレた。
逃げようとしている間に、また別の男が遠くに現れた。
くそ!一体こいつらは何者なんだ?
服屋があったので、レイナと一緒に中に入った。あちこち走り回るのに疲れたし、やつらはどんどん増えていく。
レイナを見ると、いつもの表情を保っている。ただサングラスのせいで目が見えない。周りの服を見回して考えた。馬鹿げて聞こえるかもしれないが、服を着替えたらどうだろう?そうすれば気づかれずに逃げられるかもしれない。
だが何かする前に、黒スーツの男がこの服屋に入ってきた。
袋小路だ。出口はここだけで、その男がそこにいる。
ついにレイナに気づいて、男が走ってきた。
レイナの手を掴んだが、今度は彼女が動かなかった。
「レイナ?逃げなきゃ!」
「……待って……彼らは私の護衛……」
「えっ!?」
黒スーツの男がスマホで誰かを呼び、レイナに言った。
「お嬢様、そこら中を走り回るのはやめてください。それに、この人は誰ですか?」
「……彼は……名前は何だっけ?」
「アレクスだ!」
「そう……アレクスは私を助けようとしてくれる人」
男は困惑したが、何か言う前に、レイナのマネージャーが急いだ足取りでやってきた。
「レイナさん!一体何をしてるんですか?」
マネージャーが俺を見ると、怒った顔をした。
「またお前か!?」
今度は俺のシャツの襟を掴んで、とても怒っているようだった。
「お前は誰だ?レイナさんに何の用がある?まさかストーカーか?警察を呼ぶぞ!」
深刻な問題に巻き込まれたと感じたが...俺にとっても、マネージャーにとっても驚いたことに、レイナが割って入った。
「待って……!」
彼女はマネージャーの腕を掴んで言った。
「彼はただ助けようとしただけ……悪い意図はない」
「レイナさん?」
「……アレクスをスタッフに入れられない?」
「えっ!?」
レイナの言葉に、俺とマネージャー二人きりが凍りついた。マネージャーは俺から手を引くと、顔を曇らせた。
「待ってください!レイナさん、そんなことはできません。一体何を考えているんですか?」
マネージャーは俺を見て、とても怒っているようで、またレイナを見た。何か言いたそうだったが、なぜか我慢した。
「ちっ……おい、お前は何ができる?」
「何をですか?」
「掃除とか、片付けとか、雑用とか、何ができるか聞いてるんだ」
「まあ、できると思います」
「仕方ない。なぜかレイナさんがお前に愛着を持ってるようだ……明日からアシスタントだ。連絡先を教えろ、詳細を説明する」
何が起こっているのか信じられなかった。とても予想外の展開で、全く予期していなかった。でも疑問があった。すべてがとても奇妙だった。特にそのマネージャーは明らかに俺の存在にイライラしているのに、なぜかレイナのわがままを聞き入れた。
理解できないことがたくさんある。もしかしてレイナの霊輝のせいか?いや、そんなはずはない。アンジュがすでに何を引き起こすか説明していたし、これは関係ないように見える。
じゃあ、なぜ?
次回、
レイナの誘いによって、アレクスは彼女の世界へと足を踏み入れる。
そこには、華やかさの裏に潜む「命令」と「裏切り」が待ち受けていた。
そして、アンジュの帰還が新たな危機を告げる時、物語は一気に緊迫の局面へ――。




