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霊輝  作者: ガンミ
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君と見る世界

日常の中に、ほんの少しだけ光が差し込む――。

アナとの対話を経て、ノアはようやく前を向き始める。

まだ迷いも戸惑いも残るけれど、アレクスと共に「普通の時間」を過ごすことで、少しずつ彼女の世界は色を取り戻していく。

そんな静かな日々の中で、確かに芽生え始めたものがあった。

『10月20日 / 15:57』


アナがノアをじっと見つめていた。すべての痛みを乗り越えた者の決意が、ノアと比べて確固たるものだった。


「聞いて、ノア。君がどう感じてるかは分からないけど、霊輝のことなら完璧に理解できるわ」


アナが自分の体験を短く、しかし力強く話し始めた。ノアの痛みを軽視するためじゃない。それを乗り越えることが可能だと示すためだ。


「あたくしも痛みにしがみついていたの。それだけが残された唯一のものだと思って。でも理解したの。それが前に進むのを妨げる鎖だったってことをね」


アナは俺にはできない視点を提供できる。この『罰』は盾でもあるんだ。ノアをさらなる痛みから守ってきたが、同時に喜びからも遮断してしまった。問題は、もう一人じゃないのに、まだその盾が必要なのかってことだ。


「一人じゃないのよ。アレクスがそれを君に分からせようとしているの。みんなに頼れるってことをね」


ノアは身を晒され、無防備になったように見えた。俺の方を振り返り、悲しそうな表情を浮かべる。


「なんで俺をここに連れてきたのよ?あたしを裁くため!?」


俺は首を振るだけだった。言葉は必要ない。彼女にはこのことを理解してもらうべきだ。彼女は頭を下げ、考え込んでいる。横目でアナを見ていた。


今度はノアがアナを分析し始めた。明かされていることを理解しようとしている。


種は植えられた。拒絶したとしても、もう「聞かなかったこと」にはできない。アナを違った目で見始め、共通点を探すだろう。


「そ...それで、どうやって乗り越えたの?」


アナは微笑み、自信を持って答えた。


「もちろん、そんなに長く背負ってきたものを乗り越えるのは難しいわ。でも乗り越えられるかどうかは君次第よ」


ノアはさらに静かになり、考え込んでいた。誰も見ていない。自分なりにこれらを処理していたんだ。そしてまたアナを見て言った。


「本当にもうあんたの中にあの『もの』はないの?」


「ええ、そうよ。アレクスのおかげでね」


彼女は俺を横目で見たが、何も言わない。その後、再びアナの方を向く。


「あんた、年上に見えるけど何歳なのよ?」


「そうね...霊輝で止まった年齢は21歳だったけど、30年経った今、どう年齢を定義すればいいか分からないわ」


「21歳か...クソ、あたしの方がまだ年上じゃない...」


何故か最後の部分を呟いた。その後、皮肉な笑みを浮かべて言う。


「...そうよね、もし年齢を数えたら婆さんになっちゃうわ」


なぜ急に年齢の話を持ち出したのか分からなかった。きっと彼女にとって重要なことなんだろう。霊輝の影響を受けた自分や他の者たちの年齢を定義することは、確実に混乱を招くものだから。


ノアが俺の方を向いて言った。


「...アレクス、それであんたはどうやって普通に戻すつもりなのよ?」


「簡単なことだ。説明しよう」


いつものように、いくつかの詳細を省いて、彼女が霊輝から解放される過程について説明した。


「そっか...だから強い感情の瞬間を作るだけで...あんたがそれを可能にしてくれるのね」


「そうだ」


「考えさせて...」


「なぜ?」


「...考える必要があるのよ。逃げやしないわ...明日会いましょう。駐車したのと同じ場所にいるから」


ノアは立ち上がり、出口に向かった。俺はただ彼女が去るのを見ていた。


ノアにはこれを処理する必要があった。それは必要なことだった。彼女を感情のジェットコースターに乗せてしまったかもしれないが、彼女も変わり、確実な一歩を踏み出せるよう、これらすべてを可能にしなければならなかった。彼女がそれをしなければ、俺がこれで試みることは何の意味もない。


家に帰り、ノアが何を言うのかを待つことにした。


『10月21日 / 18:09 / ノア』


キャンピングカーの中のベッドに横になって、アナスタシアの言葉を思い出していた。アレクスの言葉も。一体何をすればいいのか分からなかった。


アレクスが本当に悪いことをしたとは思えない。アナスタシアの言葉は強烈だったけど...でも、彼女が正しいってことも分かってる。あたし、ずっと全てから逃げてきたから。全部から離れて。


実は、アレクスには言ってないことがある。普通の人間じゃなくなった後、あいつを追ってるあの化け物どもにあたしも襲われたのよ。でも、あたしを襲ったやつらは、アレクスを攻撃したのとは全然違ってた。よく分からないけど。


この世界...超現実的で、力があって、変なことだらけ。あたしはその現実を否定することに必死だった。それが今、罪悪感を感じさせてる。


でも今分かった。あたしが罰か何かだと思ってたこと、実際にはあたしみたいに人間性を失って苦しんでる人がもっといるってことが。それを考えると安堵した。この苦しみを一人で背負わなくていいって、その苦痛な安堵感を。


なんでアレクスは最初から何も言わなかったのか?…でもすぐにわかったわ。彼はあたしに言えなかったの。アナスタシアみたいな人から聞く必要があったんだ。だから彼はあたしを彼女のところに連れて行ったの。人間の彼には理解させられないレベルで理解させるために。


それに、もっといるって言ってた。アナスタシアだけじゃない。


枕を抱きしめた。何をしなきゃいけないか分かってる。受け入れなきゃ。アレクスがやろうとしてることを。もし彼が元の姿に戻る方法なら...それを受け入れるわ。それがあたしの決断。


しばらくして、誰かがキャンピングカーのドアをノックした。開けると、そこにいたのは彼だった。なんか緊張してるみたい。


「入りなさいよ」


座って、あたしをじっと見つめてる。その視線から緊張が伝わってくる。でも多分、あたしの答えを聞きたいからの緊張なのかもね。


「...考えたのよ。あんたがあたしを解放できる人なら...喜んで受け入れるわ」


彼が安堵したのが見えた。あたしも、心の奥で安堵を感じた。自分の気持ちを言葉にして。彼の中にある喜びと、あたしが感じてるもの、それは本物だった。そう感じられたから。


『10月21日 / 20:42 / アレクス』


ノアの決心が固まった今、次の一手を計画しなければならなかった。一回だけのデートじゃなく、小さなデートを何回かして、違いを作っていこうと思いついた。でも時間が問題だ。今はもうほとんど全部閉まってるか、閉まりかけてる。制約があるから、今は夜の散歩だけにしておくべきだろうと考えた。


「ノア!散歩に出ようぜ!」


「え?今から?」


手を取って歩き始めた。キャンピングカーから出て、とりあえず近所を歩き回るだけで十分だろう。夜は冷たくて、街の明かりのせいで星はあまり見えないが、それでも空を見上げながら歩くのは特別に感じられた。


歩いているうちに、ノアが俺に近づいてきた。


「あたしの過去について、話してなかったことがあるのよ」


「何のことだ?」


「あんたが戦ったあの化け物...実はあたしがどうやってそいつらと戦ってきたか、話してなかったわ。でもあの日のは、あたしが見てきたのと全然違ったぞ!」


「ああ、分かってる。お前が見たのは夢喰いで、あの時のは『夢』って呼ばれてるやつだった」


「『夢』?変な名前つけるじゃない。誰がそんな名前つけたのよ?」


「はは、まあ俺じゃないな...アンジュが全部教えてくれたんだ」


「そのアンジュって誰よ?」


アンジュのことを話した。彼女がどんな人で、ノアが人工的な霊輝を持つことになった経緯にも関わってることも。


全部聞いた後、ノアは考え込んでしまった。少しずつ明かされていく真実を、彼女なりに処理しようとしている。彼女の前には今、あまりにも多くのことがある。見たくなかった世界を見ることになり、全部を受け入れなければならない。


「そのアンジュってやつ、問題だらけみたいじゃない」


「俺もそう思うが、信じてくれ。彼女は本当にお前に霊輝を与えるつもりはなかった。すごく後悔してるんだ」


ノアは何も言わない。自分をこんな風にした責任者がいると聞かされて、それでも罪はないと言われても、処理するのは難しいだろう。ノアがアンジュを憎むようになっても責められない。でも、アンジュが本当に皆を救おうと必死にやってることを理解してもらえればと思う。


その会話の後、散歩は気づかないうちに俺の家まで続いていた。無意識に家の方に歩いていたようで、立ち止まってしまった。


「この家は?」


「あ!俺の家だ...」


「へ〜、あんたの家ね」


ノアは家をじっと観察し始めた。誰かと一緒に来ると、みんな俺の家を分析し始める気がする。


突然ノアが言った。


「中に入ってもいい?」


「待てよ!今入るのはまずいんだ、父さんが質問攻めしてくるぞ」


「父親ねぇ...あたしの両親はどうなったのか気になるわ...」


その言葉を聞いて、胸がちくりと痛んだ。確かに父さんと女の子を連れて帰る度に話すのは面倒だが、まだあいつと話してないことを思い出した。


「ノア!入ろうぜ!」


「えっ!?」


手を掴んで家に向かって歩き始めた。


「待ってよアレクス!冗談だったのよ!」


でももう遅い。ドアを開けて家に入る。


「ただいま!」


俺の声を聞いてライラが階段を降りてきたが、ノアを見て立ち止まった。ノアもライラを見て固まってる。


「この子誰?」


ライラがそう聞いて怒ってる。この状況、デジャブを感じた。


「お兄ちゃん、せめて誰か連れてくる時は教えてよなの!」


「悪い。急だったんだ」


ノアが驚いて俺を見てる。何を言おうとしてるか分かる。この状況、もう何回も繰り返してるからな。いつものように説明した。ライラは俺の妹で、養子だってことも含めて。


騒ぎを聞いて父さんもキッチンから出てきた。いつものように、ノアを見て驚いてる。


「予期しない客だな...アレクス、彼女は誰だ?」


ノアが前に出て自己紹介した。意外にもきちんとした感じで。


「初めまして、ノアです。アレクスにお世話になってるわ」


父さんは「お世話」って言葉に疑問を持ったようだが、それ以上は聞かなかった。


「夕食を一緒にどうかね、ノアさん?」


「ありがとうございます」


ノアが信じられないほど礼儀正しくて上品だった。意外だ。


その後みんなで夕食を取った。ノアは父さんといろんな話をしたが、もちろん今の状況については一切触れなかった。


夕食後、ノアをキャンピングカーまで送った。


「また明日ね」


笑顔で手を振って別れた。


今日は終わったが、明日もまだ彼女に見せることがある。週末になればもっとたくさん。ノアが周りのすべてとのつながりを再び感じられるようになることを、心から願ってる。


『10月22日 / 21:37』


今日のことを思い返してみた。文化祭の準備でかなり忙しかった一日だった。あと二日しかないからな。そういえば、ノアを誘うべきかもしれない。一般公開もあるし、来てもらえるだろう。


今日はノアのために特別な場所を準備していた。面白い所に連れて行ってやろう。


キャンピングカーに着いて、ドアをノックした。すぐに出てきた。興奮してるみたいで、ドアを開けるのがやたら早かった。


「俺の手を取れ。今日は面白い場所に連れて行ってやる」


ノアは頷いて手を取った。すぐに彼女に近づいて、しっかりと抱きしめる。空を飛ぶ準備だ。


風に乗って空に舞い上がった瞬間、当然ノアは驚いた。


「ああああ!!」


「驚いたか?」


「あんたがこんな風に飛べるなんて知らなかったわよ!」


「確か俺が戦ってるの見ただろ。飛んでたじゃないか」


「見てたけど、こんな風にとは思わなかった...そういえば、あの日あたしたちを助けてくれた人たちも飛んでたわね」


「ああ、あいつらも俺と同じ霊輝を持ってるからな」


ノアは下を見下ろした。高い所から見る街の景色に見入っている。風を切って移動するのは、彼女にとって全く新しい体験だろう。


「怖いか?」


「...うん」


そう言って、ノアは俺にしっかりと抱きついてきた。その瞬間、顔が熱くなるのを感じた。でも彼女の様子を見ていると、景色に見とれて楽しんでいる。きっと怖いって言ったのは嘘で、ただ俺に抱きつきたかっただけだろう。


幸い、飛行能力は完璧にマスターしている。前と違って長時間飛べるし、もっと高く上がることもできる。これから向かう場所があるからだ。とても高いビルがあって、そこから夜景を見せてやりたいんだ。


「しっかり掴まってろ、ノア!加速するぞ!」


ノアは俺にしっかりと掴まって、高いビルに向かって上昇した。


ついに屋上に到着した時、ノアはその景色に言葉を失った。ただ座り込んで、夜の街全体を見下ろしている。遠くから聞こえる車の音、冷たい風、この高い場所からよく見える星々、街を囲む山々のシルエット...全てが壮大な光景だった。


ノアは無言で俺の手を取った。二人ともただその景色を眺めて、それ以上何もしなかった。


『10月23日 / 21:28』


また面倒くさい一日が終わって、またしても完全に忘れてた。ノアを文化祭に誘うのを。今日こそは絶対にやらないと。


キャンピングカーに着くと、ノアがすぐに出てきた。


「ちょっと歩かない?」


嬉しそうに頷いて、歩き始めた。


「なあノア、俺の学校の文化祭に誘いたかったんだ」


「あ〜、聞いたことはあるけど、やったことも見に行ったこともないわよ」


そういえば、ノアはこの街の外から来たんだった。場所によって伝統や習慣が違うし、きっと彼女の出身地では文化祭みたいなものを知らなかったんだろう。


「で?来るの?」


「...うん!」


いつ開催されるか、どうやって行くかの情報を教えた。散歩してから、家の近くの公園に着いた。座り込む。公園を照らす街灯、周りの静寂、夜の寒さ。それが俺たちの周りにあるすべてだった。


何か見せて楽しませようと思って、スマホを取り出した。


「これ見てよ、ノア」


「ふん?それ何よ?」


スマホの画面を見せる。見せたかったのはガチャゲームだった。彼女はこのゲームを見てとても困惑してる。


「これって何なのよ?」


「ゲームだよ!」


あらゆるボタンを押して、画面に表示されるものを一つ一つ分析してる。好奇心旺盛だな。RPGスタイルのゲームなので、仮想世界を探索し始めた。


「お〜、アレクス見て!この丸い生き物何よ?」


「敵だよ。叩けるぞ!」


必死にボタンを連打して、ついにその敵を倒した。


「やったわよ!見て、何かもらったわ」


「それは特別なコインで、限定キャラに使うんだ」


「...は?」


何も理解してないので、詳しく説明した。そのコインを使って限定キャラを確率でゲットできるガチャがあることを。躊躇なく使った...俺が貯めてたやつなんだけど、まあいいか。結局限定キャラを引いた。運?それとも初心者運ってやつか。


楽しんでくれたようだ。文化祭の日がどんどん近づいてきてる。明日はたぶん今までで一番忙しくなる。準備の最終日だからな。


『10月24日 / 18:55』


今日はバイトに休みをもらった。文化祭の準備を終わらせるためだ。明日がついにその日だからな。それに、いつもよりノアに会いに行くのが遅くなるかもしれない。


クラスの皆はもうほとんどの準備を終えていて、あとは正しく配置するだけだった。ルーシーも食べ物の準備を手伝っていた。まいは占い師をやる子たちのメイクと衣装を手伝っている。ヤヨイはまだ明日着る服を見て緊張しているようだった。


榊、カケル、竜児、そして俺は他のクラスメートと一緒に一番重い作業をしていた。窓にカーテンを取り付けたり、箱を運んだり、あちこちから物を移動させたりしてな。全ての準備が問題なく完了した。


担当する時間の表も作った。俺は正午の12時に当番だ。十分な自由時間があるから、何かできるだろう。スケジュールは黒板に貼ってあった。


ルーシーが近づいてきて、それを一緒に確認した。


「残念ね、あたしたちのスケジュール、合わないわ」


「でも初日だけだろ。もし良かったら、二日目は一緒に楽しめるぜ」


ルーシーはそれを聞いて喜び、頷いた。こうして明日への準備は全て整った。


もう遅い時間になり、皆帰り支度をしていた。藤原先生が残っている生徒を家まで送ると申し出た。ルーシーはバスがもう待っているとウソをついて、走って行った。俺も先生と一緒に行く必要はないと思い、父親が迎えに来たとウソをついて、同じく走って出て行った。


ルーシーと俺は入り口で再会した。ルーシーは手を振って別れを告げる。


「もう明日が楽しみよ!」


振り返って走って行った。俺も楽しみにしている。そう言いながら周りを見回し、空中に舞い上がって飛び始めた。この飛行能力のおかげで間違いなく全てが早い。ついにノアのキャンピングカーに到着した。


キャンピングカーの中でノアに今日やってたこと全部話した。明日は文化祭の日だってことも。ノアは真剣に聞いてくれてる。こうやって二人だけで他愛もない話をする時間って、なんか...シンプルでいいな。


ふと大きなあくびが出た。


「おいアレクス、もう帰って休んだ方がいいんじゃない?明日は大事な日でしょ?」


「ああ、そうだな。そういえば俺は昼からクラスでウェイターやることになってる。その時間に来れば会えるかもしれない」


「そうなの?楽しみにしてるわ〜どんな格好するのか見たいしね、ふふ〜」


特別な衣装を期待してるみたいだが...がっかりするぞ。ただの普通のウェイター服だからな。


「じゃあ、また明日!」


「うん」


家に向かって歩いてると、夜の冷気が妙に重く感じた。なんか...警戒心が働いてる。周りを見回したが、何もない。またか。あの『夢』のせいで神経質になってるのか?もしかして何かが俺を狙ってる?


そういえばアンジュを最近見てない。セレステが消えたって言ってからずっと。明日は大切な日だ。何か悪いことが起きるのは許せない。


もう一度周囲を確認したが、やはり何もなかった。家に向かって歩き続けたが、この嫌な感覚は消えなかった。


そうだ...病院を出た日、最後にエミリーはあの戦いで俺を助けてくれた使い魔を紹介してくれなかった。なんで今それを思い出すんだ?ただ頭に浮かんだだけか。明日エミリーを探してそのことについて話してみよう。

次回――

ノアが新しい一歩を踏み出した今、舞台は文化祭へ――。

仲間たちとの再会、そして思わぬ人物の来訪が、アレクスの日常に再び波紋を広げていく。

笑いと喧騒の裏で動き出す影。

思わぬ「交差点」となる。

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