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Ep.12 遠き空を、長き歴史を。

最初は上がってきた機体に対して一撃離脱を掛ける。

天風はまだしもほかの機体は強度が心配なので出力を抑えながらの降下だ。

「爆撃第一小隊!飛行場を攻撃せよ!」

飛行場に対しては丁度雲が薄かったのでもう少しで攻撃できそうだ。

そして何機か落としつつ高度を取り直す。

ある程度高度を取っていると飛行場から火の手が上がる。

これで増援は防げるはずだ。

見回すと緊急発進(スクランブル)出来たのは40機位か。

数の上では優勢だから何とかなるだろう。

漸く王城への爆撃が始まった。

多数の爆弾の破壊の奔流が更地にする。

「これで……終わりか……」

「ん?」

結界らしきものを見つけた。

その中央にいたのは……

皇帝……

「爆弾は?」

一応問う。

「もうありません!」

仕方ない……高度を低空まで落とす。

更地の中央に佇む皇帝を狙い引き金を引く。

30mmと20mmを吐き出す機関砲が一人を狙いゆく。

ただ……

結界の境界面で炸裂する。

一度位置を取り直す。

「!!」

結界が薄くなっている。

もう一度引き金を引く。

飛び出した弾は最初は弾かれるが……結界を破り皇帝へ向かう。

30mmの一発が当たる。

弾ける。

続いて何発か当たる。

……

塵となって消えた……

「……帰還するぞ。」

「「「了解です。」」」

迎撃機は何故か上がってこなかった。

最後の方で燃料が切れた機体が何機かいたが、なんとか滑空で帰還できるだろう。

「焼けた匂い……」

胸騒ぎがする。

燃えた街だ。

帝国の爆撃機が下の方にいる。

迎撃機も上がっているが何機も墜ちて行っている。

この機体も燃料が僅かだから……

チャンスはほぼ一度きり。

急降下。

「全戦闘機!持てるすべてを使ったのちに降りろ!爆撃隊は先に着陸しろ!」

弾を当てて落としつつ空戦に入る。

敵機は少ないがそれ以上に燃料が少ない。

墜とす。

墜とす。

止まる。

降りる。

遂に発動機が止まったから飛行場へ降りる。

飛行場は壊れていた。

近くの平野に降りる。

皆墜としてくれたらしい。

此処で補給を待つとするか。

漸く戦果と損害が分かったらしい。

殿下は生死不明らしい……

これで王家は絶えてしまったのか……?

(彼らは知る由もないが帝国の血統は大空襲で絶えてしまったらしい。)

数週間後

帝国から一時停戦の使者がやって来たらしい。

次に攻撃するときには事前通告が必要になったそうだ。

まあ……これで少しは休めるか……

今のうちに同盟国とのつながりとかを確かにしときたいものだな……

そんなことを考えながら眠りに落ちた。

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