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俺は抵抗する。こぶしで!

作者: リオグリーン

俺には幼いころから信じられる人が誰一人としていなかった。俺はとある貴族のラルファ(ラテン語)・シルフォード家の長男として生まれた。最初は愛されていたし,みな神童 だと自分のことを褒めちぎっていた。魔法適性を調べたときに俺はあるが微々たるものだったし,一人一人が持つ固有スキルも弱かった。でも,まだ自分のことを貶したりする者はいなかった。なぜなら,シルフォード家だけが使える鬼の力を借り己のステータスを大幅に上昇させる「鬼化」の才能があるかもしれなかったからだ。ちなみにこの世には先天型スキルと後天型スキルがあり,先天型スキルは努力せずに手に入れることができるもので,それを覆すことはできない。そして,後天型スキルは努力をすれば才能が全くない限り,手に入れることができるスキルだった。だが,またしても俺は「鬼化」スキルを手に入れることが できなかった。そして,のちに生まれた次男のスクルータ・シルフォードは魔法適性が十分にあり,固有スキルもとても強いものだった。次男はとても愛されて,俺は愛するどころか,貶されるようになった。そして,間もなくスクルータは魔法だけでなく,鬼化スキルも得た。反して俺が持っているスキルは…「ステータス」そう呟き,出てくるのは小さい画面。




ワルウァ・シルフォード




称号 ,シルフォード家元長男 10歳  




体力 ,921




物理力,500




魔力 ,893




俊敏 ,782




命中 ,752




スキル,不幸(物理攻撃,魔法攻撃が敵に当たる確率が命中の1%以下となる。しかし,スキルを手に入れることはできるが,使用することができない。レア度SSS)




不屈の精神(物事に対して諦めない強い気概を持ち,生きられる。冷静に行動することができる。),氷の魔術師(氷魔法を使えるが,一般のオリジナル氷魔法スキルにはかなわない),炎の魔術師(炎魔法を使えるが,一般のオリジナル氷魔法スキルにはかなわない),風の魔術師(風魔法を使えるが,一般のオリジナル風魔法スキルにはかなわない),光の魔術師(光魔法を使えるが,一般のオリジナル光魔法スキルにはかなわない),闇の魔術師(闇魔法を使えるが,一般のオリジナル闇魔法スキルにはかなわない),




魔力カット(使用する魔法を半分にする),魂共有(ある人と自分の魂を共有する。つまりは同化することが可能。使用済み)etc












というゴミスキルばっかりだ。            




 結果,俺はずっと一人で,両親は俺に興味が少しもなかったから,誰にもばれずに遊びに行っていた。そして親友と呼べるようなやつも出来た。そいつの名前はスぺスと言い,普通固有スキルで戦闘系は1割にも満たないの雷纏と水纏の戦闘系固有スキルを2つも持っていた。妬んでないといえば噓になるが,そんなことは気にならないぐらいに仲良くなった。俺たちは毎日森に出ては走り回り,獣を狩り食べて,本では学べないことを体験して学び,一緒に寝て,起きたらまた走り回り,獣を狩って食べて,学び,時には喧嘩をして,殴り合って負けて,力試しで,勝負をしたり遊んで,時には山賊なんかと会って,逃げ回ったりした。




俺たちはまるで双子のようだった。俺はあいつと約束した。




「どちらかが死んだとしても,隣に寄り添う。ずっと一緒だと」




しかし,そんな楽しい日々は長くは続かなかった。




 ある日,家に帰るといつもは俺に喋らない次男が喜々として,喋りに来やがった。




「パパとママたちが僕より強い者が現れるのと僕の出世街道をつぶしてしまうかもしれないから,あの特殊能力を二つ持ってるスぺスを殺すことになったんだ。お前みたいな出来損ないと平民との思い出が詰まったあの森も一緒に燃やすって。ほんと笑えるよね」




「ふざけるな…。」




俺はスクルータを押しのけてスぺスに会いに行った。だがスぺスがいた森は焼けており,スぺスは必死に抵抗したが,死んでしまったぽい。俺はあいつの俺への手紙を見つけた。




手紙には「俺はもうすぐ死んでしまう。俺はお前を縛る鎖を作りたくはなかったが,一つだけ鎖をつけさせてもらう。それは『この世のトップに立ち,世界を安寧に導け』以上」




 なんつー,くそみたいな手紙だよ。俺はスぺスとの思い出を思い出していたが,それはもう過去の話で見ることのできない儚い夢だと知った。俺は泣いた。泣きまくった。そして,やがて枯れた涙は突如として,復讐と変わった。俺は『こんなくずの世界を変える』




親友一人守れない自分が恥ずかしかった。俺は何も持たない奴だった。




俺は親に幽閉され,多くの知識をつけた。あいつら(貴族共)を見返すという心を持って。












それから間もなく,親に言われた。








「今日,次男ラルウァ・シルフォードを追放し,姓を名乗ることも禁ずる。今からは私の息子でもなければ,知り合いでもない。ただの貴族と平民の関係だ。わかったのならば,さっさと出ていけ,この疫病神の無能が。」俺は実の親に非常で冷酷な言葉を投げられたが,決して涙を流すことはなかった。なぜなら,ようやく貴族という縛りがなくなるからだ。




俺に残るのはあいつ(スぺス)との思い出だけだ。ということで俺は追放された。明日からは俺は家を出なくちゃならない。スクルータはとても心配してくれているように見せていて,一発殴った。




とりあえず,寝よう。そう思い,自室のベッドに入り寝ようとしたところで,俺の体は光り輝き,大魔境と呼ばれる山に転移していた。
















やばい,どうしよう。本当に死にそうだ。とりあえずしなければならないことは,温かく




寒さをしのげる場所の確保,水の確保,食料の確保だ。今は夜だからとりあえず急いで




寝床を探さなくてはならない。大魔境だから,下山することなんて不可能だからな。っと思って歩き回っていたら,洞窟を発見~ッ!嬉しい。しかも中にはこれといった魔物がいないだけでなく,調味料や服やソファなど,ほんの少し前までここで暮らしているようだった。そして,洞窟の中にいたのは最弱の種族のスライムだった。十匹程いたから,集中して一体200回ぐらい刃を突きつけ,倒すことができた。そして,液体のスライムから水を取り出し,飲んだ。普通の水だった。そしてメインディッシュのスライムの水分をすべて飛ばしたスライムせんべいを頂いた,まろやかな生臭さと,よくわからない酸味があり最低だった。




取り合えずは一日生きられることができそうだ。








二日目,昨日と同じように大魔境だから動くことができず,洞窟の近くにいた。俺がいる場所は安全でスライムとかシルバースライム,ゴールデンスライムなどしかおらず,これらは




防御力が高いが,一切攻撃ができないモンスターである。俺はそいつらを何千発も殴って,倒し頂いた。そして,魔法は使えないが日課の魔力循環を行い,筋トレをして寝た。




いつの間にかスライムはスムーズに倒すことができ,魔力循環は無意識に出来るようになった。そして,筋トレをしすぎた結果,殴って倒せないものはなくなった。








その頃のシルフォード家...




私,クズ・シルフォードはシルフォード家では役立たずと言われてきた。




だが,息子が生まれることで父親としての力が目覚めたのか,今まで使えていなかった




「鬼化」のスキルと魔力が少なくて使えていなかったスキルを使えることができるようになった。つまりは私には努力ときっかけが足りなかっただけで,才能は余りあるほど持っていたのだ。だから,私は才能の欠片もないワルファ・シルフォードをどうしても愛することができなかった。というか,同じ時間を過ごすのも嫌だった。そして,私は役立たずの息子ワルファ・シルフォードを追放したのだ。そこまでは順調だった。なのに...




「なぜだっ‼なぜ,我らのオリジナルスキルの鬼化が使うことができなくなっているのだ!しかも,私たちの魔力が減っているのだ!今まで,強かったスキルが使い物にならないではないか!」




「どうしたのですか,旦那様!」




「うるさい!今,忙しいことぐらい見たらわかるだろ!さっさと消えろ!」




「キャッ!」




「花瓶を投げられただけで,喚ているんじゃない!あと,それを片付けとけ」




「お忙しいところ,すみません。王都からの直接賜った小竜討伐クエストをスクルータ坊ちゃんが失敗いたしました。王都から緊急招集されています。早急に王都に行くご準備をお願いいたします。」




そういうと執事はメイドを連れて,自室から出て行った。




クソっ。なぜ,こんなに急に何事もうまくいかなくなってしまったのだ。




もしかして,ラルファが家を出て行ったから..ってそんなわけない!私の判断が




間違っているはずがない。たまたま,全員の調子が悪いだけなのだ。気にする必要はない。




今は,王様への非礼の品を持って,王都に向かわなければ...。
















そんな生活を何年送っただろうか。もう,スライムがこの世から消えたのではと思うぐらい買ってしまった時期に,俺は日課のスライム狩りをし終わった後,久しぶりにステータスにスキルが与えられた。レベルアップとかはしてたけど,面倒くさくて見てなかった。だがスキルは別だ,なぜならなんか興味出てくるから。俺の将来の希望を見つけることができそうやから。








ワルウァ・シルフォード




称号 ,シルフォード家元次男 15歳




体力 ,測定不能




物理力,測定不能




魔力 ,測定不能




俊敏 ,測定不能




命中 ,必中




スキル,不幸(物理攻撃,魔法攻撃が敵に当たる確率が命中の1%以下となる。しかし,スキルを手に入れることはできるが,使用することができない。レア度SSS)




→幸(スキル使用可能。敵への攻撃はクリティカルヒットとなる。(攻撃×三倍),




今までのステータス変化×10000を加えます)




不屈の精神(物事に対して諦めない強い気概を持ち,生きられる。冷静に行動することができる。),氷の魔術師(氷魔法を使えるが,一般のオリジナル氷魔法スキルにはかなわない),炎の魔術師( 炎魔法を使えるが,一般のオリジナル氷魔法スキルにはかなわない),風の魔術師(風魔法を使えるが,一般のオリジナル風魔法スキルにはかなわない),光の魔術師(光魔法を使えるが,一般のオリジナル光魔法スキルにはかなわない),闇の魔術師(闇魔法を使えるが,一般のオリジナル闇魔法スキルにはかなわない),




魔力カット(使用する魔法を半分にする),魂共有(ある人と自分の魂を共有する。つまりは同化することが可能。使用済み)etc




目の前にあるステータスに驚いた。っていうか信じられなかった。試しに壁を小突いてみると,壁に穴が開いて,洞窟が崩れた。俺は大きすぎる力を持って,怖くなり山暮らしではなく,とりあえず魔物を狩って,五年ぶりの肉を食らった。今まで絵の五年の日々を取り戻すかのように。そして,うれしさのあまり寝てしまった。




 次の日,起きてみると体がムキムキマッチョではなく,細マッチョになっていた。




自分でもほれぼれしてしまうアマイマスクだ。




そして,鏡の前でポージングしていると,何か音がした。








『今,死の山にBランクの異怪が現れました。魔法使いがその異怪が倒されるまで,




一般市民の方たちは家の中に避難してください』




「おいおいっ。こんなに人が街にいないんだったら好き勝手し放題じゃねえか。とりあえず,




金でも店から取りに行くか。」そう言って歩き始めた男の周りを小さな虫が取り囲み,




再び男が見えたときは干からびた状態だった。そして,虫たちは空で飛んでいる吸血鬼のような姿をした男の周りを囲んだ。




「はい,戻っておいで。いつも僕のために美味しくない人間どもの魔力を吸ってくれてありがとう。君たちのおかげで,僕はまた強くなれるよ」そして,声にならない喘ぎ声をあげた。




そして,少し身体が筋肉質になっていた。




「よし,もう少し人間どもの魔力を吸って魔法使い共が現れたら退散といたしますか。




ってあれ?足がなくなってる?」




「って待て。くそ野郎。そんなに魔力が欲しければ,俺のを吸っていけ。まあ死にたければのはなしだがな?」




「名を名乗れ。僕の足をとった不届き者よ」




「俺の名前はアギト(覚醒・挑戦)・アウルスだ。俺の固有魔法は雷だ。




今からお前を討伐する!」




「僕の固有魔法は吸魔。敵の魔力を吸収して,それを使って戦うんだ。つまり...」




「ウォェ」吸血鬼の男の手は男のみぞおちに入っていた。




「さっき人の魔力を吸った僕は今とても強い」




吸血鬼の男はアギトを殴る蹴るが,アギトは悠々とそれらの攻撃をよけ敵にカウンターを放つ。吸血鬼の男は魔力を吸ったからか,特段ダメージが入ってないように思えた。




が,突如アギトが放った雷は腕に当たり吸血鬼の男は四肢がなくなり,もはや




勝ち目がない戦いとなってしまった,ように見えた。




「ふふふふふt」




「何がおかしい?貴様はもう負けるぞ?」




「僕はまだ負けないよ。見てよ。僕の周りにさっきまでいた虫たちはいる?」




「いないが,それがどうかしたか?」




「君には力はあるようだけど,頭はないようだ。教えてあげるとすると私は覚醒す『お兄ちゃん,早く帰ってきてね。あっ。もちろん安全にね?』なに携帯見てんだ?」




「てめえの覚醒した状態を見てみたかったが,マイ・エンジェルが俺のようなカスのお帰りをお待ちのようだ。すまんが,帰る」




「何言ってんだよ。てめえの妹がどうしたんだよ。どうでもいいだろ。そんなやろウァァァァ」




吸血鬼の男は雷にやられて,死んだ。




「俺のエンジェルを馬鹿にしたやつに未来はない。消えろ」




『お兄ちゃん,まだ?もしかして何かあった?』




「お兄ちゃん,何もないよーーー。安心してねー。今から帰るよー!ってあれ?




これなんだ?【魔法学園,入学応募中】の下にある,学園トップになった者には




王国の法律を作ることができるってか?」




俺は魔力が少ない妹が迫害されてきたのを思い出した。そしてこの学園に入学することを決めた。「アギト妹を尊敬,敬愛すること。なお妹を好きになった者が男の場合,死刑」




この法律を作るために。




一方そのころのラルファは見たこともない虫をすべて叩きつぶし,出てきた体液を




洗い流すために一生懸命になっていた。そして,虫が多くいる山を嫌悪するようになり,




道端に落ちていた学園に入学募集の紙を手にもって,入学することを決めた。




 まだ,アギトとラルファは出会わない。








ラルファは数年ぶりに人を見かけた。そして,食べ物に「美味しい」という要素は必要不可欠だということ。俺は「美味しい」という要素を含んだ食べ物の中で一番おいしいものを見つけた。それは,「たこ焼き」というものだ。このタコ焼きは外カリッとしていて,中アツアツのトロトロ。具材のタコ,プリッ!噛めば熱い肉汁が出てくる。




そしてソース!あまーいソース!少しからいソース!どちらもうまーい!




ってことで,俺はどちらも食べている。いつしか「たこ焼きパーティー」というものも




したいものだ。そのためにたこ焼き「金たこ」に修行しに行く。




 『今,王国城壁近隣で危険度B級の異怪の蛸人が現れました。皆さん退避してください。




もう一度申し上げ...』




「あらあら。私からみんな逃げないでー。寂しいじゃない。みんな行かないでよ。




ねえ聞いてる?...ぶち殺してあげる」




多くの民が逃げ惑う。その中で逃げずに敵を待つ男がいた。その男の名前は




ビルトゥス・コルネリウス。彼は蛸がとても怖かった。逃げたかった。でも,逃げたら




多くの人が死んでしまうかもしれない。そう思うと,逃げることができなかった。




突然変異のように湧き出る異怪と固有魔法を使って悪事を働く者。




そしてそれらに傷つけられる一般人とそれらを狩る英雄。自分は異怪を狩る英雄になりたかった。自分の親の仇を打つために。でも,そんな力が俺にはない。だから敵を倒しはしないけど人をだれ一人殺させはしない,どうせなら自分が死ぬ偽善者馬鹿になると。




その決意をもって蛸人の前に立ったのだ。




「さあかかってこい。この蛸やrden」




なのに男は蛸人ではなく,助けようとしていた男に殴られたのだ。




「助けてくれて嬉しいけど,お前嫌い」




そう言って,彼は蛸人の足を素手で引きちぎった。彼の力に圧巻した。足を全て抱えた




彼は僕のところにきて




「お前の目標って何なの?自分の目標の過程が目標になってない?そんな様子じゃこれから負け組だよ?ってことで自分のしたいこと探して頑張れ。今から俺はたこ焼き作る




練習してくるから」そう言って去っていった。めちゃくちゃ失礼な奴だったけど,




反論できなかった。俺はこの世から異怪を撲滅させたい。そんな思いはいつの間にか




消え去っていた。恥ずかしかった。だが,もう俺は見失わない,この目標を。




そして,この目標を達成するためにまず力が必要だ。じゃあ行くところは決まってる。




学園に行こう。








 一歩そのころラルファは。




「チーズ明太餅たこ焼きですね。マヨネーズは辛い物もありますけど?はい,普通で。




青のり,七味はどうなされますか?はい,なしで。わかりました。いまドリンクいっぱい無料なんですけど,どういたしますか?はい白ブドウで。では右にずれて少々お待ちください。




ありがとうございます。次の方ご注文どうぞ」




バリバリ働いていた。








 「私たちが後世にあいつらを残して去ることはしてはいけないとわかっている。だが,情けないことにアルカナム校長がいない私たち人類にはあいつらを葬ることができない。




だから,今私たちにできることはこの学校の生徒を守り,守る手段を教えることしかない。そしていつかは現れるであろう強き人に,未来に託す他ないだろう。」




教師陣の一人がそう発言すると,他の皆も同調した。そして,これからの学園の方針を決定しよ「うっせえ,凡人共。俺たちが今すべきことは,今学園にいる生徒,これから入学する生徒を守ることや,己を守る手段を教えることか?そんなことは別に要らない。俺たちがしなければならないのはあいつらを倒すこと。それができないなら,俺たちがあいつらを倒せることができるぐらい強い人間を育てる。それ以外はゴミだ。」




「そんな無茶なことをして,たくさんの命があいつらに奪われるかもしれないのだぞ?




俺達教師陣ができるのは,生徒を守り,校長のような強き人を待つことだけだ。」




「そんなことを言っている間はあいつらを倒すことはできねえよ。校長はもともと強かったわけじゃねえよ。これは校長自身が言ってたよ「確かに儂は多くの才能を持ち,この世に生まれ落ちた。だが,儂のような多くの才能を持っている者は多くおったし,儂以上の才能を持っている者も少なくなかった。だが,なぜ儂がこの校長というトップの座に座れているかというと,素晴らしい人に出会い,その方から力を教わったからだ。ただ,教わっていたのではない。私のように先生に教わったやつもいたが,そういうやつらはいつも私の前を走っていたが,少しずつその走りは徐々に遅くなり,歩き,ついには止まってしまった。一方で儂は多くの才能を持っている者より,圧倒的に力を身に付けるスピードは遅かった。だが,歩みを止めることはなかった。とどのつまり,儂が言いたいことは歩みを止めることはしてはならない。日部,努力をしなければならない。停滞は後退を意味する。そして,儂は夢に向かって歩み続けるような者を応援し,力を授けたい。だから学園を作ったのだ。」ってね。また「目の前にある人の命を助けるか,敵を殺すかなら躊躇なく,敵を殺すことを選べ。もし,敵を殺さなければ,今ある人の命を助けられるかもしれないが,未来でその敵によって何百倍もの人が殺される可能性がある。私たちができることは,同じ立場の人を守ることではない,敵を倒すことだ。そのための犠牲は仕方ない。」ともね。




つまり,まとめると俺らの代であいつらを倒す。そのためにこの学園は今までのような生ぬるい教育はしない。厳しくして,即戦力を整える。辞めたいやつ(生徒)は辞めさせる。




教師陣も辞めていいぞ。」




「わかった。だが,まず一つ聞いていいか?」




「どうぞ?」




「今まで,誰も聞かなかったから,私だけが知らないのかもしれないが,お前は誰だ?」




この質問に対して,誰も同調の雰囲気が流れた。




「申し訳ありません。私の名前はニヒル・アウルスです




よろしく。」












学園の入試。学力,力両方を兼ね備える天才達だけの学園といわれている入試。




私,ニヒル・アウルスは窓から受験生たちを見ていた。赤本を読んで,筆記対策をしている者,剣の素振りをしている者,落ち着けなのか吐いている者。うわさに聞いていた通り。まじめなものが多い。さすがはくそおやじの学校だ。だが,私はこの子たちをふるいに落とさなければならない。申し訳ない気持ちで一杯だ。だが,言わなければならない。嫌だ,帰りたい。「あの,新理事長,お時間です」




私は朝食に食べた,チョコクロワッサンを吐いた。








「私の名前は,ニヒル・ルーナです。私はあなたたちにお願いしなければならない。




私たちは,君たちが卒業するまでに,テテル(醜い)連合アウローラ(夜明け)・リベラティオ(解放)連合を倒していただきたい。同じことを言うが,これは命令ではなく,




お願いだ。これを聞きたくないものはここから出て行ってもらって大丈夫だし,他校の入試を受けさせることも可能だ。そしてここに残った者の中で,受験をもう一回して,合格,不合格を決める。ちなみにここでは,みんなを育てて,強くしようとは考えていない。




受かった中で強くなるものは強くなり,弱い者は死んでいく。そして,最強となった者にはこの国の法律を一つ変えることを可能とする。煩悩しか頭に無い者も世界を救うという大きな志を持ったものもこの学園に入学しろ。」




私は,そういうと話を終え,生徒を見ると受ける気をなくしたのか,赤本を閉じ出て行くもの,剣を投げ捨て帰るもの,ようやく吐くのを終え安心した顔で帰るもの,スクワットを




続けるもの。それぞrってスクワット!?そいつはスクワットをものすごいスピードでして,プロテインを飲み,受験するためか学園内に入っていった。その他にも,




エロ本を読み続ける者,オセロをしている者,色んなものを力で潰すもの。キャラが濃い者ばかりが,学園内に入っていった。私は退職届を渡したくなった。








  そして受験




 俺は緊張していた。初めての受験。やばい。死にそう。取り合えず,筋トレをし始めた。




いつものセットを10回ほどして,特性プロテインを飲んで,受験会場へと向かう。




なぜか,途中で帰るものが増えて,緊張がほぐれた。




 筆記試験




筆記試験の問題は一見難しくないけど,やはり世界最高峰の学校。文字が動き回り,




何者かが俺に話しt「なんで,女子はなんで水着は見られてもいいのに下着はだめなんだろう。甘口のカレーってカレーじゃないと思うんだよね。なんで黄色信号で止まらないといけないのだろう」ってめっちゃしょうもないけど気になる。腹が立つ。(うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい。)




 「次喋ったり,動いたら殺すから」めっちゃ静かになって解きやすくなった。








私は初めて見た。殺気で魔法をビビらし,効果をすべてなくすのを。コワッ。関わりたくないなー。やばいよ。さっきの殺気を出すときにシャーペン握りつぶしちゃって,




今シャー芯だけで,書いている。馬鹿だ。馬鹿がここにいるよ。マジで受ける。ってこわ。めっちゃ僕のほうを見てくるやん。殺気はなってる。離れよー。
















 次は魔法かー。苦手なんだよなー。未だにしっかりした魔法使えないからなー。って




今回は先生との模擬戦で決めるのか。よーし殴るぞー。




「それでは始めt」消えろーって思って殴りに行ったら殺気で気絶しちゃった。




こういう時はなんて言うんだっけ…




えっと「ごめんなさい」。俺はそう言い残して俺の好物のタコ焼きを食べた。
















って怖っ。何あの子。すごく強いな。ビビるわー。魔法対決なのに魔法を使わないで勝負するし,そんでもって勝っちゃうし。しかも自分の力を過信してた先生伸びちゃってるし。で,急に謝ったかと思ったら,直ぐにたこ焼き食べてるし。すごく怖い。




もしかしたら俺よりも魔法抜きの勝負だったら負けるかも。




 他の子たちもなんやかんやで試験が終わった。








ラルファはとても緊張していた。それは今日が学園の合格発表だからだ。あの学校は実力主義。魔法学校とか言っているけど,正直魔力が少なくても固有魔法が強ければいい。




そして,ラルファは試験管を倒した。それは合格確定を意味する。はずだったが,




ラルファは魔法を使わず,敵を倒した。だったら,魔法学園には受からないのでは?そんなことをずっと考えていた。




結局「たこ焼き食べよ」現実逃避した。




結果,合格してたらしい。そして,スクルータは落ちてたって。なんかざまあ。




これからは,人ともっと関わって,人生を謳歌しますか!とりま,制服発注しないと。








 そう,これは無自覚にざまあしていく物語である。









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