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愛されるように頑張ります  作者: 魅黎慈
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初めての出逢い

初めて投稿させていただきます。読みにくいところもあると思いますが、暇潰しにでも読んで頂けると嬉しいです。宜しくお願いします。

 


  暗闇のなか泣いているわたしに突然光輝くものが話し掛けてきた。


「どうして泣いてるの?」


  光に話し掛けられたので驚いて涙が止まった。


「・・・・・誰?」


「ああ、突然ごめんね。泣き声が聞こえたからどうしたのかと思って」


「・・お父さんとお母さんが居なくなって独りぼっちになっちゃったの」


「迷子かな?」


「ううん、もう会えないの。うわぁぁーん」


  思い出したらまた泣けてきた。


「そうか、辛い思いをしたんだね。抱き締めてあげることはできないけど傍に居るから好きなだけ泣いていいよ」


  それから暫く泣き続けたわたしにその光は何も言わず付き添ってくれていた。ヒック、ヒック。

 

「わたしはっ、凛っ。あなたっのっ名前はっ」


「僕の名前はレオン」


「レッオンッ?」


「レオでいいよ」


「レオッ、初めっまして」


「うん、初めまして。ちゃんと落ち着くまで喋らなくて大丈夫だよ。深呼吸してごらん。」


  すうぅはあぁ、すうぅはあぁ、何度か繰り返すうちに大分落ち着いてきた。


「もう大丈夫。一緒にいてくれてありがとう。ところであなたは何者なの?」


「ふふ、それは内緒」


「どうして?もしかして神様とか!」


「違うよ」


「えー本当に?」


  だんだんと楽しくなってきて色んな話をした。今は独りぼっちじゃないんだと嬉しくなった。


「ねえレオ、また会える?」


「うん、また会えるよ」


「本当に?楽しみにしてるね。約束だよ」


  そこでわたしは目が覚めた。どうやらいつの間にか泣き疲れて眠りに落ちたようだ。


「お父さん、お母さん。新しいお友達できたよっ。ヒクッ、独りじゃないよ。」


 そう呟いて暫く泣いた。


  約束通りあれから何度もレオは夢に出てきた。そして何度目かのときレオに運命を信じるかと聞かれた。


「運命?」


「そう。決められているものだと思う?」


「それってお父さんとお母さんのこと言ってるの?だったら変えたかった。もっと一緒に居られるようにしたかったっ!うわーん!」


「ごめん、凛!泣かせるつもりじゃなかったんだ!お願いだから泣き止んで」


  レオは困ったように謝りながら、わたしをあやすように慰めた。



  ───────。



「ごめんね、もう大丈夫」


「僕こそごめんね。ずっと悩んでることがあったから聞いてみたくて」


  悩んでるってことはいいことじゃないのかな?うーん?そうだ!


「運命って出逢いのことも言うんでしょ。わたしとレオの出逢いも運命だよね」


「運命の出逢いか。あはは。そうだね。僕達の出逢いも運命だよね。ありがとう凛」


「どういたしまして」 


  何故お礼を言われたのか分からないけどそう答えた。




  その夢を見て以来わたしにちょっと変わったことが起こるようになった。それは危ないことではなく転けそうになった時 地面にぶつかる衝撃が柔げられたり 雨の日に車が撥ね飛ばした水溜まりの水がかかりそうになったのにかからなかったりと・・・。

  取り敢えず悪いことじゃないので気にしないでおこう。うん!

 



  ──────────。




  レオとの約束は十五歳になった今も続いている。夢での出来事なので約束が叶えられるのは不思議だったが会えるということの方が嬉しかったので、気にしないことにした。

  そんなある日、体に大きな衝撃を受けた後、光に包まれていく自分をぼんやりと目にした。


『レオ』


  そしてわたしは意識を手放した。


お読みいただき有り難うございました。

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