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プロローグだね

スランプ気味なので息抜き小説です。

アプリの音ゲーならぬ乙ゲーにハマり気味。

課金が辛いです。(*_*)



今夜はやけに明るいな。

道を照らす月の明るさにボクは空を見上げた。



雲一つない群青色の夜空には小さな星々の明かりと、大きな満月が明るく地上を照らしだしている。

いつもの月は明るい金糸雀色だけど、今夜の月は青白銀に輝くアリスブルーに染まっていた。



「今夜は祈りの月だったのか…」


「どうしたリウ?」



自然美に心を奪われていたボクの背後から幼馴染のレイヴが声を掛けてくる。



「ああ、ほら見てみなよレイヴ。今夜は祈りの月だったみたいだ。綺麗だよね」



ボクは夜空の月を指差した。


祈りの月って言うのは通常の金糸雀色の月と違って、今のように青白銀のアリスブルーに輝く月のことなんだ。

天体歴もバラバラで、いつどの時間に起こるのかも分からない不思議な現象だけど、これが起こったところで何かあるわけでもないんだよね。


元々はブルームーンなんて捻りのない名前で呼ばれていたらしいんだけど、恋する乙女達や何かを叶えたい人達がこの月に願掛けするようになり、いつしか祈りの月と呼ばれるようになったんだとか。



「ああ、本当に綺麗だな」



レイヴ君、月は上だよ。

何故ボクを見る?



「レ、レイヴはなにか祈らなくてもいいのかい?」


「別になぁ。俺も人並みに夢はあるが、そいつはこんな月に願うんじゃなく自分で叶えるものだからな」


「もうレイヴ、君はまだ若いのに枯れているよ!

ほら、ハーレムを作りたいーだとか、ケモ耳嫁が欲しいーだとか、ボインボインなお姉様のお胸に包まれたいーだとかっ!

君にはごくごく超一般的な青年のような願い事は無いのかい!?」


「アホかっ。

だいたいなんだ、その偏りまくった願いは?…ったく、俺はそんなもんに興味はねぇよ。

それよりほら、早く行かねぇとアーシェがうるさいぞ」


「おや、それはいけないね」


呆れ顔で先に歩き出した幼馴染の後を慌てて追う。





頭上には空気が澄んで一段と綺麗に見える大きな祈りの月。





ボクはピアスに手を当て目を閉じ月に祈る。






今日のお仕事も無事に終わりますように、と。






幼馴染、乙女ゲーム、ボクっ娘などなど。

好きな要素を詰め込んでます。

今度こそ恋愛話を・:*+.\(( °ω° ))/.:+

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