一刀、信用無し
さぁ、更新しますよ
司会「色んな出来事が起こった開幕戦でしたが、無事終了いたしました。
それでは、次の戦いは本来の予定通り、関羽 Vs 典韋 でお送りしたいと思います!!」
二人がリングアウトしたのを確認した司会が次の戦いをアナウンスした。
そんな中、魏の応援席にたどり着いた一刀には戦いに勝った賞賛より
馬岱との出来事を追求され、非難の目にあうという最悪な結末を迎えていた-------------
~魏~
馬岱との闘いが終わり、魏専用の待機席に戻った一刀だったが
沙和「隊長!公衆の面前でなんてことするのなの!」
真桜「そやそや、しかもほかの国の女の子に手だすやなんて!」
凪「正直、見損ないました。」
部下三人に戻ったとたん非難され
流々「兄様、何故ですか?」
季衣「兄ちゃんも大胆だねぇ~。」
秋蘭「いやはや・・・・、さすがは北郷。」
春蘭「きさまぁ、我ら以外にも手を広げる気か!?」
華琳親衛隊は思うままのことを言い
霞「一刀~・・・・、うちらじゃものたりやんのか・・?」
霞は愚痴をぶつけ
凛「さすがは一刀殿・・・、手が早い。」
風「お兄さぁ~ん、・・・・・猛獣ですねぇ。」
桂花「あんた・・・・・・、どこまでいくき・・・・・?」
魏の頭脳は呆れ口調で一刀をけなした。
だが、非難されるなかで、この場に華琳がいなかったのはある意味幸いか、と
少し思った一刀であった。もし彼女がこの場にいれば一刀の首が繋がっていたかどうか危うかっただろう。
一刀「なぁ・・・・・、勝利を褒めてくれたりとかは・・・・しないのか・・・・?」
馬岱との闘いに勝利した一刀は、あんなことがあったが、少しは皆が見直してくれるのではないかと
待機席へともどってきていたのだが、あまりにも酷い惨状に泣きそうになりながら聞いた。
一同「そんなことはどうでもいいの!!」
一刀「とほほ・・・・・。恨むぞ・・・・、馬岱さん・・・。」
そうため息を吐きながら呟くと、ガックリと肩を落とす一刀であった。
~蜀~
馬岱「お姉さま~、まけちゃったよ~。」
なみだ目で馬超に馬岱が抱きついた。
馬超「負けたのはしょうがない、けど蒲公英お前なぁ~、最後のアレなんだよ。」
馬岱「いや・・・ちょっと悪戯心がでちゃって、つい・・・。北郷さんちょっとカッコよかったし。」
馬超の問いかけに、ペロッと舌を出して馬岱が答えた。
馬超「はぁ~・・・、慰めてやる気なくなったじゃないか・・・。」
ポンポンと馬岱の頭を一刀のように馬超が叩いた。
趙雲「しかし・・・、この数ヶ月本気で私と翠で蒲公英を指導していたんだ。
その成長は我等も知っている。」
厳顔「その蒲公英を下した北郷の実力は、確かなもの・・・かもな。」
関羽「やはり油断は禁物・・・・、ですね。」
劉備「大丈夫だよ皆、最後にはまた蜀が優勝しちゃうんだもん♪」
張飛「そのとおりなのだ!鈴々達が最後には勝つのだ。」
魏延「桃花さまのために、また我等が勝利をもたらしましょう。」
前回優勝国である蜀は馬岱の敗北もあまり気にすることなく、余裕のある雰囲気であった。
~呉~
孫策「なかなか大胆な子ねぇ、北郷って子。」
周喩「いや・・・、いまのは馬岱が仕掛けたとおもうんだが・・・・。」
孫権「北郷・・・、彼は想像してたよりは・・・、強いかもしれないわね・・・。」
孫策「あらぁん、蓮華心配してくれてるの?」
孫権「万が一にも姉様が負けることはないとおもいますが、一応は。」
孫策「もう、蓮華ったらかわいいんだからぁ~」
そういうと孫策が孫権を抱きしめた。そのまま頭をぐりぐり撫で回した。
孫権「ちょっ・・、姉様!」
甘寧「大丈夫ですよ蓮華様、雪蓮さまが北郷に負ける要素はどこにもみあたりません。」
周泰「そうですね、見たところそこまで強いようには感じませんでした。」
黄蓋「まぁ、蜀の童が相手では本当の実力ははかれんよ。」
あーしぇ「でもでも、雪蓮様はまけないとおもいます。」
陸遜「そうですねぇ~。」
孫尚香「ていうか・・・・、蜀の魏延、公孫賛、文醜、顔良にはウチが勝つこと決定してるのね・・・・。」
盛り上がる面々に孫香向の的確なツッコミが入った。
が、確かに雪蓮の実力は関羽達にも劣るものではないので、今の呉に負ける要素はどこにもなかった。
そして蓮華が先に一刀とあたるかもしれないということですらスルーされていた。