闘争本能
霞「(そうや・・・、そうやった・・・、ウチの一番したかったことは・・・・・。)」
自分の力の、戦う意味を思い出した霞。
霞「一刀・・・・、ごめんな・・・・、心配かけてもて・・・。」
気づかせてくれた一刀に謝る霞。しかし
一刀「わかったんなら・・・、どうしなきゃもわかってるんだろ?」
あえて優しさは見せず、淡々と一刀が言った。
霞「うん・・・。やからそこでウチが勝つとこ見とってや。」
一刀「わかった。」
そういうと霞が深く深呼吸して天を見た。
霞「(あぁ・・・、もう!! ほんま好き・・・・・、いや・・・・愛してるで・・・・一刀。)」
霞が心に愛する人を描いた。
深呼吸のあと呂布のいるほうへと視線を向けた。
すると呂布が話しかけてきた。
呂布「霞・・・・、今のでおわりでなくてよかった。」
霞に慰めなのか、嫌味なのか、それともこれからの戦いが楽しみなのか、そんな言葉が飛んできた。
霞「阿呆! ウチは今ので終わるほどヤワやないで!」
呂布はその言葉に返すことはなく少し微笑んで、また戦闘体勢の構えを取った。
霞「(とはいっても・・・・、長期戦はもうムリや・・・・・、やから!!)」
そういうと霞は偃月刀を地面に突き刺した。
呂布がその行動に意味を見出せず、首をかしげそうになった。
霞「本気の本気・・・・、いくで?」
そういったあと 押忍! のポーズを取ってスゥッと目を閉じた。
その行為に皆不思議がったが凪と一刀だけは何をしているのかがわかった。
凪「霞様・・・・、次の衝突で終わらせるおつもりなのですね。」
ポツリと凪が呟いたのだが
一刀「体内を循環している気を集中させてるな、脚と腕に。」
霞の取っている行動に自分以外の人がわかったのに凪が驚いた。
凪「隊長、操気法・・・、ご存知なのですか?」
一刀「あぁ・・・、ちょっと修行で覚えさせられたよ、戦いで有利になるからってな。」
凪「そうだったのですか・・・・、驚きました。」
一刀「はははっ、意外だったか?」
凪の言葉に一刀が質問した。
凪「はい・・・、かなり。」
凪は正直に一刀の質問に答えた。
一刀「うむ、正直でよろしい。まぁ、みんな普段無意識にやってたりするけど、
意識して気を集中させるとの無意識でやるのとはその効果段違いだ。
でも、前の霞はあんなことできなかった・・・。
凪、一枚噛んでないか?」
凪「はい・・。霞様が操気法を習得したいとこの前おっしゃられて、うまくは伝えれなかったのですが
コツをつかんだそうでして、有る程度は攻防に気を分けれるようになったとおっしゃられてました。
さすがに私のように、気を飛ばすまではできない・・、とおっしゃられてましたが。」
一刀「気を集めたところ以外はほとんど無防備になるからな・・・・。
それに。凪のように気弾を使えるようになるのはほんと修行積まなきゃムリだ。」
凪「はい・・・。
操気法を知っていることで逆に危険も伴います。」
一刀「けど・・・、勝つにはこれしかないな。」
凪「ですね・・・・・。」
二人が話している間に霞は気を溜めおわり、もう一度偃月刀を手に取って前を向いた。
霞「行くで・・・・・・・・・・・・・・・・・・、恋っ!!!!!!!!!!!!」
霞が呂布目掛け脚に力をこめ、飛び出した・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一般人の目からは霞の姿が消えた。
それぐらい霞の移動はすばやかったのだ。
気を利用した霞の動きは呂布を上回っていた。
そのまま呂布の背後に回り、霞が攻撃を仕掛けた。
しかし、相手はあの呂布である、そのまま通るわけがなかった。
ガギィン!!
背後からの一撃に呂布が後ろを振り向かぬまま霞の攻撃に対応した。
霞「ちぃっ!!」
防がれた瞬間また霞がその位置から移動した、
呂布「逃がさない・・・・・!」
呂布が霞の動きに追いつくほどの速度で霞を追いかけた。
リングの上を両雄が駆けまわった。
ガギッ!!
キィン!
キーーーン・・・!!
目にも止まらぬ速さで二人の攻防が繰り広げられた。
二人の姿が見えるときは互いが動きを止めるときぐらいであった。
霞「ほんま・・・・・・、ここまでやって勝ち筋見えへんとか泣きたくなるわ、恋の阿呆!!」
恋「恋もまけたく・・・・ない!」
そういうとまた二人がリングを駆け抜けた・・・・
二人のぶつかり合う斬撃音が会場を響かせた。
霞「(あかん・・・・、このままやったらウチが不利になるだけや・・・・。)」
二人が激突するたびに削れていく体力。
怪我の程度が大きい霞のほうが消耗が呂布に比べ激しかった。
己のスタミナ切れを霞が予感し、他の選手たちもそれを考えていた。
霞「(恋の戦闘能力は三国一や・・・・・、だれもが負けることを覚悟して戦こうとる。
けど・・・・・、けどウチは!!!!!!!)」
霞が操気法で限界の動きをして攻撃と回避ををおこうなうのだが、徐々に徐々に呂布への攻撃
を防がれ始め、逆に霞への反撃を行い始めたのだった。
呂布「霞・・・・・、もう離さない。」




