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奴隷でもチートを目指す  作者: sterl
三章 新たな地での奴隷生活
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36話 なにこの二人、すごいpart2

「うし、到着だ」


「さっむ! ガンダルフ! 火!」


「黒き炎は灼熱を象る。黒き炎は狂い舞う《黒炎・灼熱舞踏会》」


 ガンダルフが唱えると、周囲を黒色の人型炎が踊るように舞い始めた。


「あったけぇ。ガンダルフ、ありがとう」


「言われなくてもこうした。それにしても、この馬車まで魔道具だったんだな」


 そうそう、この馬車の中が冷暖房完備だったおかげでここまでこれたと言っても過言では無いと思う。


「そう言えば、ガンダルフの魔法ってなんで黒いんだ?」


 こらカズラル、余計なことを聞くんじゃない。


「黒魔法の方が魔力効率が良いからな」


「暗黒神の加護持ちだよな。どうやって手に入れたんだ?」


「なんで知ってんだよ。親にも言ってねーんだぞ」


「解析系のスキルだ」


「かなり上位じゃないとスキルまで見れないからな? それに暗黒神の加護は常に隠蔽効果かかってるからな」


「そう言えばそうだったか。それはそうと、どうやって暗黒神の加護を手に入れたんだ?」


「生まれつきだよ」


「まさか、暗黒神は極度の人間嫌いだぞ」


「俺はドワーフのクウォーターだ。純粋な人間じゃない」


「なるほど、だから俺の解析じゃ解らねぇわけだ」


「今のは失言だったな。今のだけで準上位から上位までに特定できたぞ。特性スキルなら心理の目か分析眼、通常スキルなら悪魔契約か解析ノ王まで絞れた」


「チッ、悪魔契約だよ。安心しろ暴走はしねぇから」


「随分と恐ろしいスキルを持ってるんだな」


「お前の破滅邪帝ノ御告の方が恐えよ」


「それを言うなッ!」


 ……いつものアレが始まってしまった。もはやこれは恒例だと思う。カズラルはポカンと口を開けて、ライズはそこに佇むだけ。今回解ったことはこの二人のスキルはすごい。

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