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奴隷でもチートを目指す  作者: sterl
三章 新たな地での奴隷生活
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33話 《邪滅・稲妻》

「グアアッ!」


 胴体を切り裂かれたグリフォンが断末魔の叫びを上げて墜落していく。これで何体目だ? さっき17体のグリフォンの首を連続で落として、3体のグリフォンを一刀両断して、12体のグリフォンを焼き付くして、今4体のグリフォンをまとめて切り裂いたから、今ので……


「36体目か!」


「数えなくていいから、殺るのに集中しろ」


「え、あ、うん」


 くそ、殺っても殺ってもキリが無さ過ぎるだろ。流石に殺るのに飽きてきた。空一面を埋め尽くすほどのグリフォンだぞ? どうやって殺りきれって言うんだ?


「てかさ、ハウンズはどこ行ったんだよ!」


「グアッ」


 カズラルがグリフォンの眼を斬りつけながら尋ねる。


「知らねぇよ!」


「グガアッ!」


 ガンダルフがグリフォンを踵落としで墜落させて答える。


「……ッ!」


「ッ!?」


 ライズは相変わらず無言だが、見えない何かの力でグリフォンの頭を爆散させていた。


「待たせたな!」


「グアッ」


 ハウンズがどこからともなくグリフォンを背を踏みつけ、馬車の屋根に着地した。周囲に魔方陣のようなものを3つ浮かべている。


「黒き稲妻は邪悪なる世界の象徴なり。故に邪悪の軍勢なり。悪しき軍勢は、術式により力を高める。『リナキトルムウホヲキテクュシガラレワ、ソコマイ。タキハキト。リナウョチウョシノクアャジ、ラレワ。リナイゼングノクアャジ、ラレワ』《邪滅・稲妻》!」


 ハウンズが意味解らない何かを唱えると、3つの魔方陣から黒い稲妻がクモの巣のように広がり、空を埋め尽くすほどいたグリフォンのほとんどを葬り去った。


「何だよあれ……」


「俺が訊きたいわ」


「邪滅シリーズの魔法使えたのか……」


「……」

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