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奴隷でもチートを目指す  作者: sterl
三章 新たな地での奴隷生活
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25話 二つ名

「ええと、俺達が直属奴隷? それに俺がリーダー? どういう事だ?」


 直属奴隷はまだしもリーダーって、俺にリーダーの素質は無いぞ。


「どういう事だって、そのまんまの意味だ。お前らは俺の直属奴隷で、ケンがリーダー。それだけだ」


「えぇ、リーダーとかやだな」


「そこかよ!?」


 カズラルからツッコミが有ったけど気にしない。リーダーとかめんどくさいよ。


「いいか? 俺は奴隷命令を使っちゃいない。お前らに頼んでるんだ。俺の直属奴隷になってはくれないか?」


 やだなー、だって俺がリーダーでしょ? やだなー。


「……具体的に何をするんだ?」


「「うおぅ、喋った」」


 突然喋るからビックリした。


「普段は俺の側に居てくれればいい。飯も今より良いものにしてやる。待遇も良くしてやる。そのかわり、あらゆる不祥事に対応してもらう。それだけだ」


 ふむふむなるほど、なかなか良い条件だな。


「リーダーでやること追加されたりすんの?」


 リーダーとか全部任されるイメージしかない。


「安心しろ、他のやつらに限定した命令権をやるだけだ」


「よし受けた」


 命令できるとか最高じゃん。


「ケンがそうするなら俺も受けるぞ」


 おおガンダルフ、お前は同士だ。


「それだったら俺も受けて良いぜ」


「……受けよう」


「よし、決まったな? 《お前らは今日から俺の直属奴隷だ》《ケンに限定的な命令権を与える》」


「お、手の模様が変わったな」


 声がした方を見ると、カズラルが手の甲を見ていた。円が何重にも重なった模様になっているのが解る。まるでどこまでも続くトンネルみたいだ。


「模様が違うみたいだな」


 ガンダルフは、十字架の横線が強調された模様になっていた。横線をよく見ると黒い手のようになっているようにも見える。


「……」


 ライズは、ギョロリとした眼の模様になっていた。こわっ。


「俺のはどうなってんだ?」


 ええと、どうやら剣みたいだな。刃の部分を下に向けた模様になっている。


「お、ケンも十字架か?」


「十字架? ……あー、そうも見えるか」


 確かに縦線が強調された十字架に見えなくもない。


「《無限の深淵》《真実の眼》《拘束の十字架》《断罪の十字架》これがお前らに与える二つ名だ。今からお前らは、俺の直属奴隷だ」

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