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(人物紹介)読みとばし可

「おう!クロウだゾ。今回は人物紹介だ、別に読みとばしても問題ねー。まぁ、このお話はストーリーの進みが遅すぎるから途中の数話くらいとばしても何も問題ねーしな」


「ちょと兄貴!いい加減な事言わないで!…あっ、すいませんジュウロウです。皆様いつもお世話になっております」


「何だよ、タイトルだって【読みとばし可】ってなってんじゃねーか」

「だからって他のお話もとばしちゃったらダメだろ!まぁ、確かにストーリーの進みは遅いけど…」

「どうせ【今話】だって続き書くのに飽きて挟んできてるに決まってるゾ」

「いや、違うでしょ。話も長さがソコソコになってきたから、読者さんも登場人物とかの再認識の…」

「出てきたキャラ忘れちまう程テンポが悪ぃじゃねーか。それか、文章力の欠如だな!」

「グッ…それは一概に否定できない。…まぁ、取り敢えず紹介進めてよ」

「よーし、じゃ行くゾ」

「まずはこのオレ!メイン主人公のクロウだ」

「(別にメインって訳じゃ…)」

「ん!なんか言ったか?…まぁいい」


《クロウ》

転生させられた兄弟の兄。メイン主人公に相応しく恐れを知らず正義の為には苦労を惜しまない好人物。焼肉が好物である。(よく言うよ、正義なんて微塵も感じないよ…)


現在は魔術の素養が発現せず使えていないが、その内に主人公的なアレでソレして【メ○オ】とか【ギガデ○ン】等の極大魔術を使えるようになる予定である。(んな訳ないじゃんMP25でどうやんのさ…)


今の所、昼は少々剣術が使えるただの子供だが、夜になるとヴァンパイアの能力が発現し身体能力が10倍になる。(但し、異世界には太陽が2つあるので実働3〜4時間だけどね〜)


その間はほぼ不死身、夜の間は傷を負っても瞬時に治癒する。部位欠損や致命傷は超再生により瞬間再生するがLPを消費する。(ズルいよね〜それ。まぁその都度、寿命縮むけどね。ふふふ)


同様に昼も傷の治癒は速いが夜ほど瞬時ではない。再生も同様だが、絶命に至る傷を受けた場合は脅威排除の為に限界突破リミット・ブレイクが発動し、この時LPを消費し瞬間再生する。(これこれ!目の前から消えちゃうんだー。でも、凄く寿命縮むんだよね。ふふ)


その他、念動力サイコキネシス等の強力なスキルを有する。それも夜は使い放題だ。(燃費悪いから昼間はほぼ使い物にならないけどねぇ)


以下クロウのステータスだ。話術等、始まって以来一度も使われていないスキルもあるがそれは言わぬが花である。(屁理屈とか悪態つくときは活用してるけどね〜)


ステータス (クロウ)

種族 ヴァンパイア・ストライク

ランク 不死者の芽吹アンデッド・スプラウト

HP80/80 , MP25/25 , LP3:118

筋力:0.50 ,体力:0.50 ,敏捷:0.50 ,技量:0.50 ,魔力:1.30 ,魔術技量:1.34


《スキル》

真祖の力ー[超再生:3.00][限界突破リミット・ブレイク:1.00][生命の強奪ライフ・スナッチ:1.13]

烏カラスの慧眼 ー[対象スキル経験値取得率+2.00 ]

脳内書記:1.34

ステータス鑑定:1.52

言語理解:1.78

アイテムボックス:1.18

話術ー[論術ろんじゅつ:2.03][詐術:1.84][交渉術:2.01]

武術ー[剣術:1.70]

超能力サイキックー[念動力サイコキネシス:1.33]

陣術:1.49

魅了チャーム:1.12


《魔術リスト》

陣術:分解陣、錬成陣、成型陣、誓約陣


《耐性リスト》

[火属性耐性:1.00][水属性耐性:1.00][風属性耐性:1.12][土属性耐性:1.00][光属性耐性:−3.00][闇属性耐性:2.00][状態異常耐性:2.17][物理耐性:1.09][痛覚耐性:2.11]


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「ふはは、地味にステが伸びてるゾ。剣術とか言語理解が著しい、ふはは」

「そだね、あっ!痛覚耐性がすごっ!」

「おうっ!大分心臓ぎゅー、されたからな。おかげで今なら大概平気になったゾ」

「もう…。逆らってばっかだったんだろ。あれ?魅了チャームも伸びてるね?」


「ああ、そう言やそうだな…。何で上がってんのか自覚ねーな。こういうパッシブ系の自分以外に効果のあるヤツはいつ使ってんのか分かりにけぇな…」


「そだね、判断しにくいよね〜。」

「おう、それに新たな陣術として誓約陣も覚えたゾ。じゃ、次、ジュウロウな。」


《ジュウロウ》

転生させられた兄弟の弟。いたって平凡。並。普通。以上。


「ちょっと!」

「何だよ。」

「もっと色々あるでしょ、何だよ普通、平凡って。転生してる時点で普通じゃないって」

「じゃ、お前がやれよ」

「うん、いいよ。じゃあいくね〜」


《ジュウロウ》

転生させられた兄弟の弟。自分勝手な兄に振り回される苦労人である。多岐に才能を開花させる万能の天才。兄同様肉好きで、好物は焼きレバー。(何が万能の天才だ、全部中途半端だろが…)


魔術は勿論、剣による格闘もソコソコ。オマケに錬金術、付与魔術まで使いこなすオールラウンダー。(そうそう、こいつは昔から悪い意味で八方美人でどれも中途半端なんだ)


特に魔術に関しては最早チート。今までの登場人物ではジュウロウのように全属性に素養のあるキャラは存在しない。

余程才能があるのか、新しく覚えた殆どの魔術が【何となくやってみたら出来た】という感じでモノになっている。(そーなんだよな、ずりぃゾ!ジュウロウばっかり!)


以下ジュウロウのステータスである。クロウと違い、イザコザに首を突っ込まないため数値の伸びはぼちぼち。(もっと修行とかしろ!修行とか)

因みに魔術盾などは魔力を単純に形にするだけなので魔術リストには反映されない。


ステータス(ジュウロウ)

種族 ミックス・エルフ

ランク 魔導の道程ウィザード

HP100/100 , MP300/300

筋力:1.00 ,体力:1.00 ,敏捷:1.10 ,技量:1.10 ,魔力:1.62 ,魔術技量:1.77


《スキル》

ワイルドカード ー[全スキル経験値取得率+1.00 |(有効上限 1.80)]

人体理解 ー [人型への付与魔術効果+1.07]

ステータス鑑定:1.10

言語理解:1.39

アイテムボックス:1.07

属性魔術 ー [火魔術:1.33][水魔術:1.11][風魔術:1.55][土魔術:1.42][光魔術:1.37][闇魔術:1.05]

付与魔術 :2.05

錬金術 ー [分解:1.07][錬成:1.06][成型:1.08]


《魔術リスト》

火魔術:ファイア、ファイアボール、ファイアゲイザー

水魔術:アクア、アクアウィップ、アクアウェイブ

風魔術:ウインド、ウインドカッター、ワールウインド

土魔術:ロック、ロッククラッシュ、ロックウォール

光魔術:ライト、ヒール、エリアヒール

闇魔術:ダーク、スリップ

付与魔術 :エンチャント・アタック、エンチャント・ディフェンス、エンチャント・スピード

錬金術:分解陣、錬成陣、成型陣、結晶化


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「いや〜色々あって新しく魔術盾とか覚えたんだけど、これって正確には魔力を固めてるだけで魔術じゃあないみたいでリストに出ないんだよねぇ」


「ふんっ、ステに出てねーんじゃ何とでも言いたい放題だな。本当は覚えてねぇんじゃねー?」

「ちゃんと出来るようになったよ!便利なんだよこれ」

「はんっ、守ってばっかじゃ勝てねーんだゾ」


「何か同じような事、言ってた人が最近いたような…。あっ、そうだ。ほら、エリアヒールって魔術が増えてるだろ?僕だって成長してるんだからね」


「へーへー、どうせオレは魔術のマの字も使えませんよ。ただ魔力を固めることすら出来やしませんから〜。すいませんね〜」


「何、もう。相変わらず魔術に対しては僻んでんの?卑屈だなぁ…。そだ!兄貴の方で新しくヒロインが登場してるんじゃない?」


「ん?アリムか?ヒロインって…まぁ、見た目だけは良いんだけどよ」

「さあさあ、その子の紹介!」

「ん〜、んじゃアリムの紹介いくゾ」


《アリム》

カズミール商会の売れ残り奴隷。今はクロウの奴隷である。


見た目はかなりの美少女だが触れた相手のMPを吸い取ってしまう呪いが有り、夜の奉仕をさせる女奴隷としては使いようがなかった。その割に原価がかさみ高額商品となっていた為、通常ではありえないくらい売れ残っていた不良在庫。


土佐犬の獣人であり、主人以外には決して懐かない。主人以外が触ろうとするとガブッといく。


どんくさい奴で見た目以外にとりたてる長所が無い。掃除洗濯など家事全般は苦手で、料理は殺人級である。同僚奴隷いわく【死んだおばあちゃんに逢える味付け】らしい。


他に取り柄が無いせいか、やたらと夜のご奉仕をしようとする【ご奉仕バカ】だ。今までの主人候補では触れる事も出来なかった自分にクロウなら問題無く接触出来ると思っているらしい。(実際には昼に触れると、ただでさえ少ないMPが根こそぎ吸われてヤバイ)


今まで主人に恵まれなかった反動が大きいのかクロウに尽くそうとする姿勢が非常識なレベルである。主人の目的の為なら世話になったカズミールや顔見知りの奴隷仲間すら平気で始末しようとする怖い子でもある。


以下がアリムのステータスである。魔術技量は別だとしても、概ねの数値は軒並み高いのに技量が小数点以下という残念なステータスとなっている。



ステータス (アリム)

種族 シアンスロープ・ミックス

ランク 売れ残り奴隷

HP150/150 , MP(0/100)/1

筋力:2.08 ,体力:2.06 ,敏捷:2.11 ,技量:0.12 ,魔力:0.08 ,魔術技量:0.03


《スキル》

鋼鉄の処女アイアンメイデンー[ダメージ無効0/1]

奴隷教養:2.23

《耐性》

[物理耐性:2.09][痛覚耐性:1.88]


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「なっ」


「いや、【なっ】ってだけ言われても。まぁ…なんとなく言いたい事は分かるけど。それにしても説明だけ聞いてると凄い子だね」


「一緒にいるともっと思うゾ」


「そんなひどい子いないでしょ。兄貴の紹介に偏りがあり過ぎるんじゃない?大体、土佐犬の獣人ってただの兄貴の想像でしょ。ステータスにも出てないし」


「絶対そうだゾ!主人以外に懐かねーし、ミミの形もペタンだし、シッポも短ぇし」

「ん〜?土佐犬ってシッポ、短かった?」


「うっ、詳しくは知らねーけど。けっ、けどステータスにすら【売れ残り奴隷】って出てるくらいなんだゾ!こいつ、何か分かんねーけど怖ぇんだってば!」


「いや、売れ残りってステータスにすら出てるのはビックリだけど、それとこの子の本質とは関係無いだろ?斜に見過ぎだって」


「お前、絶対後悔するゾ…」


「あ、まだまだ他にも出演者がいるね。ステータスとかは付いてないけど」

「ん?ああ、もう他のはモブだからいいんじゃね?」

「いやっ、ダメだよちゃんとやってよ!」

「え〜、じゃぁさらっといくか…えっと、出会った順でいくかあんま覚えてねーな」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


《太鼓持ちの冒険者》

太鼓持ち、もしくは腰巾着の冒険者。冒険者になりすました国王ミッツと一緒にダンジョンで出くわした。

【ヒヒッ】が口癖のようである。いかにも雑魚。


同行者のミッツが斬られるなり自分だけで逃げ出す。ミッツも何故こいつを連れて来たのか疑問だが、モンスターを結晶化するなどの能力を買われたのかもしれない。


その後冒険者ギルドで再会するが、又すぐに逃げ出す。この時、雇い主のミッツに情報が渡ったのかもしれない。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


《農村部外周にいた衛兵》

気の良い兄ちゃん。両替もしてくれた。今後も出て来るかは不明。


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《町入り口の入場係》

高圧的な態度の感じの悪い係の役人。入場料をボロうとしたがカズミールにつっこまれ失敗に終わる。

今後は出て来ない事を祈る。


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《ミッツハルト・オウルガルド》

別名ヒゲ王。ダンジョンで主人公兄弟に出逢う。

ダンジョンで見たクロウの剣の腕前を見初めて取立てようとするが素気無く断られる。その後クロウを奴隷に落としてまで手に入れ、ダンジョン探索をさせようと動く。


オウルガルド国内に広がる魔道具寿命の問題に腐心する賢王との事。だが、そんなモノはクロウに関係無く自分に出来ないことを人に責任転嫁する能無しとの談。


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《カズミール》

カズミール商会の会頭。生粋の商人。悪い奴では無いが喰えない人物。

クロウを奴隷化する事に協力した国王の古い知り合い。二人の時にはミッツ坊と呼ぶような仲である。


カズミール商会はオウルガルド国内で有数の商会で、本人は商人ギルドのギルドマスターでもある。

一見、商売が一番のような態度をとるが奴隷のアリムにも娘?もしくは近所の見知った子供に対する表情を見せる。よく分からないババ…人物だ。


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《大臣》

国王を補佐する国の重鎮。クロウの場を弁えない尊大な態度に【やれ不遜だ、下賤な輩が〜】等、見下した発言があったが、あの状況でのこの世界の一般常識では彼の態度はむしろ普通といえる。


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《武器防具屋のソメノスとその兄》

ジュウロウが町探索の時にふらりと立ち寄った武器屋で出逢った。

ソメノスと呼ばれる弟が作る武器防具が無骨で飾り気が無い。兄が売口上でカバーしようとするが余りに胡散臭くて逆にマイナスになっている。


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《忘れられてた宿屋の主人》

主人公兄弟が泊まった宿屋の主人。ここにくるまで忘れられてた影の薄いキャスト。

昔に嫁と一緒に商ってた時には美味い飯に綺麗な部屋、それによって繁盛する宿屋だったが嫁さんの没後イマイチ客が集まらない。


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《ジャック部隊長》

衛生部隊の部隊長。ジュウロウがお世話になります。

悪い奴じゃなさそうだが微妙にダメキャラ。ザンギーとは犬猿の仲。


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《ザンギー》

本人いわく筆頭魔術師。ジュウロウに鼻血ぶーされる。

貴族然としたその態度は下位のものを一切かえりみない傲慢さを感じる。

現状、はたで見てる分には面白い奴である。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「って感じだ。もしかしたら忘れてる奴がいるかも知れねーが、こんなもんだろ?」

「いや、忘れないでよ!…でも、もうこのくらいじゃない?」

「まぁ、何か忘れてる奴がいたらみんな教えてくれよな!ふはは」

「ははは…読者頼り。 」






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