一人で生きられると思ったが…
初めて書かせていただきます。
短編なので続きはありません。
よろしければ読んでいただけるとありがたいです。
俺は、いつも一人だった。
クラスでは窓席の一番後ろの端の席。
名前は、藤崎 透。高校二年
クラスではリア充どもが騒いでいる。俺は読書が好きでいつも本を読んでいてクラスでは一番目立たない…ようにしている。
「今日ゲーセン行こうぜ!」
「いいね!クラスの女子も誘おうか」
リア充は、そう言っている。正直、うるさくて読書に集中できない。あそこに行くとするか…
「はぁ、やっぱりここは静かだ」
俺は今、学校の校舎の屋上にいる。やっと本を読めると思ったらそこには、一人の女の子がいた。
「あれ、どこかで見たような…?」
どこかで見覚えがあると思ったら、その子は同じクラスの西住 咲葉だ。
西住はクラスの委員長。顔もそこそこ可愛い、誰にでもモテそうな人。
俺は少し躊躇しながらも声をかけた。
「西住、そこで何してるんだ?」
「ひゃっ!べっ…別に何もしてないよ。藤崎くんこそ何しに来たの?」
「いや、クラスの奴等がうるさいから屋上で本を読もうと思って…。用がないならどこか行ってくれ。一人でいたいんだ」
俺は少し怒りぎみに言った。
「どこかってクラス?私はいいけど、なんで藤崎くんはいつも一人なの?」
「それは、人と話すのが苦手でああいう奴等がどうも好きになれない。だから俺に友達はいない」
「そっか…じぁあ、私で良ければ友達になってあげるよ?」
「いや、遠慮しとくよ。別に友達がいるなんて一度も思った事ないから」
そう、俺は今まで一度も友達を作ろうと思わなかった。話そうとも…。だからさっき西住に話しかけるのを少し躊躇った。
「なんで断るの?自分でもわかってるでしょ、一人では生きていけないって。そう考えれば一人くらいは友達作った方がいいんじゃない?それとも…」
次の瞬間、俺は驚きを隠せなかった。
「なっ、何してるんだ!」
西住は照れもせず…
「何って、君のことを抱きしめてるんだよ」
「いや、そうゆう事じゃなくてなんで抱きしめてるんだ?」
「友達にならないと離れないよ!」
「わっ、わかったから今すぐ離れてくれ!」
俺は照れながらそう言った。
「じゃあ、私の友達になってくれる?」
「わかったよ、今度からあんな事するなよ」
西住は急に明るくなり…
「はぁーい、わかりましたよ。じゃあ今度から君のこと透って呼んでいい?私の事も咲葉って呼んでいいから」
俺は照れくさそうにこう言った。
「いいよ。よろしく咲葉」
「こちらこそよろしく、透!」
今日初めて友達ができた。
やっぱり一人では生きてけないか…
この度は読んでいただきありがとうございます。下手ではありますが、書かせていただきました。




