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truth〜始〜  作者: 樋山 蓮
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Ⅰ.高嶺の花

真実は、どこにあるのか…



それは、あなたの心の奥底。



自分に素直になるって大変なこと。



周りのことを考えて自分の意見を押し通せなくなる…そんな人生でいいの…?





「凜〜!怜くんが迎えに来たわよ!」



私の名前は、松風凜。

都内の私立高校に通ってる。

小中高一貫の学校で、今は高校から入学してきた秋本怜と付き合っている。



「りーんっ!おはよ!」

「おはよー」

「行こっか!」

「うん。ママ、行ってきます!」

「いってらっしゃい!怜くん、よろしくねー。」


怜は高校1年の終わりにいきなり告白してきた。

勉強も出来るし、運動も万能。

その上、ファンも多いくらい女の子からの人気もある。

生徒会の役員もやっていた。



「俺と、付き合ってくれない?」

「え…怜くんと?」

「凜みたいな性格のいい子じゃなきゃ無理」

「別に…付き合ってる人居ないし…いいけど…」

「本当に!?やったー!俺…凜のこと、大事にするから。」



いつもの態度より違うというか、こんな誠実な人だったんだって思って、付き合うことにした。




「凜の両親にも挨拶したい。大事な娘さんと付き合わせてもらうなら…ね?」

「え…でも…」

「高校生だからってそういうところ疎かにしたくないしさ」

「そっか…じゃあ、お父さんにいつ大丈夫か聞いてみるね。」




あまり、合わせたくない理由…



わたしの両親は、芸能界の人間だからだ。



父は芸能界の大御所と言われている、俳優の嵐山 健。


母は元モデルの夕蘭。


年の差婚と話題になったカップル。


どちらも芸名だったことで、わたしはそこまで周りに芸能界の二世とはバレずに生活している。



付き合って日もたたないある日。



パパがたまたま休みで学校帰りに怜が挨拶に来た。



「初めまして!秋本怜です!」

「元気でいいねえ〜。顔を上げなさい。」

「え!?凜のお父さんって…嵐山健さん!?」

「う、うん…。あんまり周りの人に言えなくて…」

「怜君って言ったね。凜と付き合いたいんだって?」

「は、はい!よろしくお願いします!大切にします!」

「いいよ、そんな畏まらなくて。恋愛も人生の糧となる。素敵な恋愛をしなさい。」

「ありがとうございます!」



こうして、両親公認の付き合いがスタートした。

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