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散髪

作者: 紗琴 未桜

男は大金持ちだった。それはあの人生の転機から続いている。


 男は散髪をしていた。大きくはないが、そこそこの儲けがあり、自分もそのことに満足していた。ある日、友人が散髪をしに来たときのことだ。

「なあ、俺の悩みを髪と一緒に散髪してもらえないか。」

そういわれたときに、男はとっさに思った。「そんなことができたらいいなあ。」そう思いながら、髪を切り終わったとき、友人が驚きながらいった。

「お前、悩みを切ってくれたのか?さっきまで悩んでたのがうそみたいだぞ。」そういわれたときから、男は髪を切るときに、悩みを一緒に切れたらと思いながら切っていった。そこから男の人生が変わっていった。

 男は看板を書き直した。「髪と一緒に悩みを切ります。」こんな看板を見て、ばからしいと思った人もいたが、半分以上は興味本位で髪を切ってもらいに来ていた。

そこから男はもうけていった。時には、悩みの問題が大きすぎて髪が重かったりもしたが、がんばって切った後は客が晴れ晴れとした顔で出て行くので、男もうれしかった。

あるときは、殺人犯までも来た。男は牢屋から出たばかりだった。そういう悩みを切っていくにつれて、いつか牢屋からはたくさんの人が押し寄せるようになった。

男はあるとき思った。悩みを切るだけじゃなくて、いいことをつけることはできないだろうか。そう思って友人の髪を染めるとき、友人にいいことが起こりますようにと願いながら染めた。すると、今まで彼女すらできなかった友人が結婚した。ほかにも、会社のいい職に突然就けたなんかや、妻の不倫が直ったなどといいことが友人に起こり始めた。

男はまた看板を書き直した。今度は、「髪と一緒に悩みを切り、染めると一緒にいいことをつけます」にした。

これもまたまたもうけた。こんなことがあって、今の男がいた。男は今75歳である。それでもまだ健全であるのは、髪を染めたからだろう。男は窓の外を眺めながら、髪を染め始めた。この人生に終止符をうつために・・


はじめての投稿です。俺の3作目です。こんなんでも喜んでいただけたら幸いです。

でわ

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