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俺はまだ死ねないので僕になり本当の家族と暮らします。  作者: ルナリン


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おじさんの幸せの形

少し鬱展開です。

 俺は46才のサラリーマン。普通のどこにでもいるおじさんだ。でも、生みの親である両親は事故で亡くなり、叔父夫婦に育てて貰った。叔父夫婦は放任主義という自分に無関心で大学入学と同時に一人暮らしをした。大学費用は実の親から受け継いだお金と高校時代のバイト代で賄った。そこそこの高校を卒業しそこそこの大学、就職氷河期と言われた時代もそこそこの会社に入社出来た満員電車の中に入れば存在的に背景の一部になれる普通のおじさんだが自慢出来る事もあるんだぞ。

 当然、恋愛に関してもそこそこだったが奇跡がおきた。

 美幸という地元でも知らない人がいない美少女で大学の後輩になる子からまさかの告白され最初は罰ゲームかと警戒したが「信じてもらえないの?」と泣かれた。俺の親友と美幸の親友が間に入りようやくお付き合いをする事になりました。

 この美少女がのちに妻となり俺の親友と美幸の親友も付き合いだし4人でよくデートをしてそれが社会人になっても続きやがては両カップルとも結婚に至りました。この時が1番人生の中でも絶好調だった。特に家族を早くに亡くしていた俺は嬉しくてたまらなかったんだ。当然、家族ぐるみの付き合いで4人でお酒を飲んだり休日はキャンプしたり充実した時間すぎ、仕事も成果を出して出世した。なかなか子どもが出来ない事だけが悩みだった。


 親友夫婦が先に子宝に恵まれ、少し焦りもあったが二人の時間を大切にして行こうと話し合い穏やかな日々が過ぎていき、30才を目前にして妻の妊娠が発覚した。俺は浮かれ親友夫婦と飲み明かしたが時々、妻が浮かない顔をしていた事に気が付いてたが体調が悪いからだろうと思っていた。

 無事に出産した。妻に似た可愛らしい女の子だった。当然俺は嬉しくて泣いた。母子ともに健康で安心したのもあるが看護師さんが心配するくらい泣いた。俺が守るべき命がまた1つ増えて更に気合いが入り、仕事も家事も育児も全力で行いまたこの時期に新築を建てる計画もした。娘がお友達を連れて遊びに来てもいいように少し無理をした大きめな家にした。その分、仕事を増やし成果を上げて出世目指し夜遅くまで働いた。体を気遣ってくれる妻と寂しがってくれる娘に少し格好つけていたのだろう。


 色々と順調に進んでいた俺に突然1本の電話がきた。警察からだった。何故?と思っていると娘が万引きで捕まって警察で保護されたらしい。慌て仕事を切り上げ迎えに行く事になった。そこにはオロオロとしてる妻と泣いてる娘がいた。警官からの事情説明に謝罪、万引きした店舗に謝罪に訪れ帰りに「どうして万引きしたの?」と聞いても答えてくれず俺を睨んでいた。それがきっかけか話しかけても無視される様になり「反抗期か?」くらいに思ってた。

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