囲碁
パチ
「なぁ烏川やっぱり黒と白交換しない?」
パチ
「しねぇよ、するとしても一局終わってからにしろよ井鷺」
パチ
「いやだってよ、何かで聞いたんだけどさ」
パチ
「うん」
パチ
「黒石ってのが、黒曜石で作ってあるんだって」
パチ
「うん」
パチ
「でよ、白石って材料何だと思う?」
パチ
「さあ?考えた事ないなぁ」
パチ
「ハマグリ!蛤だってよ、何か材料格差感じない?」
パチ
「なんだよ材料格差って」
パチ
「黒曜石…蛤、大理石とかじゃ駄目なのか?」
パチ
「それ今話さなきゃダメなのか?」
パチ
「………」
パチ
「何で19なんだろうな?」
パチ
「あからさまに話題変えやがったな…」
パチ
「………」
パチ
「で?なんだよ?」
パチ
「何で19路じゃなきゃダメなんだろうな?」
パチ
「うーん、何かで聞いた話だと、昔の中国で占いやら何やで、囲碁が使われてたらしいんだ」
パチ
「うん」
パチ
「古代中国の1年が、19×19=361、361日として…とか何かだったと思うけど…」
パチ
「ふーん…」
パチ
「明らかに興味無いじゃねぇかよ」
パチ
「………」
パチ
「まぁ俺もうろ覚えだけどな、諸説ありってことで…」
パチ
「うろ覚えで思い出したけど、囲碁を打つ事を、烏鷺を戦わすって言うんだってな」
パチ
「あー、そうだな」
パチ
「…ちっ」
パチ
「石音のパチで、舌打ちの『ちっ』はかき消せないからな!」
パチ
「………」
パチ
「知ってちゃいけないのかよ?」
パチ
「まぁ、いいんだけどさ」
パチ
「………」
パチ
「……おっ、これでどうだ」
「王手!」
パチ
「囲碁の話ししてんなら、せめて囲碁打ってろよ!ってか今やってんのは囲碁だからな!将棋じゃねぇから!」
パチ
「…なんていうんだっけ?」
パチ
「アタリって言うんだよ」
パチ
「あー、聞いたことあるわ」
パチ
「………」
パチ
「そーいえばさ」
パチ
「うん」
パチ
「将棋は『指す』囲碁は『打つ』じゃん?」
パチ
「そうだな」
パチ
「何で麻雀は『打つ』って言うんだろうなブツって」
パチ
「うるせぇな、黙って打てねぇのかよ?」
パチ
「いや、黙ってると暇じゃね?」
パチ
「お前は考えないで、碁が打てんのか?天才か?」
パチ
「褒めんなよ…」
パチ
「褒めてねえよ!恥ずかしがんなよ気持ち悪いな」
パチ
「…お前って、強いんだっけ?」
パチ
「アマ2段な」
パチ
「俺、ひと月前に覚えたばっかりなんだけど、どう?」
パチ
「まぁ…互角だな…」
パチ
「………」
パチ
「…………」
パチ
「どんまい!」
パチ
「うるせーわ!」




