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第42話:“アレ”、決行!

こんにちは。いつもありがとうございます。

さて、この度のお話はちょっとした特別企画になります。日常からちょっと離れて万魔殿のイベントへ。たくさんの堕天使さんが出てきてしまいますが、更にいつもの面子の違う一面が見られるかもしれません(笑)。「へぇー」と軽い気持ちで楽しんで頂ければっ。

 長くなりましたが、それでは本編をどうぞ!


 おはようございまーす。

 今日は快晴! 天気がいいと寝起きもいい。ね、堕天使長!


「んー……」


 ……ね、堕天使長!


「あとちょっとだけ~……」


 ……。


「起きろーぃ!」

「ぅあっ!」


 思い切り毛布を剥いでやる。堕天使長、起床(無理矢理)。


「おはよう、ルシフェル」

「ん……おはよ」


 まだルシフェルは欠伸している。ソファーがきてから熟睡しすぎだぞー。


「体力温存」


 なんのためだよ。


 今朝のメニューはトーストとスパニッシュオムレツです。うーん、幸せだ。

 二人で朝食を食べていたら。


 《コンコン》


 ?

 ベランダを見ると真っ黒な小鳥が一羽、嘴で窓を叩いていた。開けろってこと?

 あたしが窓を開けると、小鳥は口にくわえていたものを室内に置いて飛び立った。朝から素敵な訪問者だ。

 えーと、手紙みたいだけど……なんだろう?


「あ、それは」


 ルシフェルが手を出すからおとなしくわたす。彼は封を切り、中身を広げて読み始めた。

 覗いてみたけど、ダメだ、知らない言葉で書かれてる。やっぱり地獄からのお手紙?


「おー、今日だったか。体力温存の甲斐があったな」

「ルシフェル、それ何?」

「この間言っていた“あれ”だよ」


 ルシフェルは笑い、ひとつの咳払いの後、声に出して読みあげてくれた。


「“前略。今年度も《レムレース特別戦闘訓練兼高等演舞武術大会》の開催にあたり……”」

「ちょっ、ちょっと待って。今なんて?」


 な、長い! 漢字の数ヤバい!


「ん? ああ、レムレース特別戦闘訓練、兼、高等演舞、武術大会」

「すごい名前だね……」

「いや、思いついた言葉をつなげたら長くなってしまって」

「……ルシフェルが考えたの?」

「まあ」


 ネーミングセンスッ!


「……続けるぞ。“つきましては、堕天使及び悪魔の皆様にご参加頂きたく。開始は本日正午。なお、大会中の事故・怪我に関しましては、自己責任となります。何かありましたら、紳士同盟会長・メフィストフェレスまで”」


 メフィさん主催?!


 ……っていうか。


「ルシフェル、出るの?」

「ああ。今回は久しぶりに」


 へえー。堕天使長が出ちゃっていいのか。

 どうやら武術大会、という名の通り、堕天使さんや悪魔さんが技を競う大会らしい。


「ただ勝てばいい、というわけでもなくてな。レムレース達の戦闘訓練も兼ねているから、いわば“見本”となるような闘いをしなければならない」


 だそうです。あ、だから紳士同盟が主催なのね。


「真子も見に来るだろう?」

「いいの?」

「万魔殿の一大イベントだ。どうせアシュタロスにくっついて、黎香も来るだろうしな」


 ……実はちょっと興味ある。どんなかなー?


「お昼に開始なんだよね」

「ああ。だから急いで支度しないとな」



***



 ……もう、なんていうか。


「ここ、地獄だよね?」

「そうだ」


 以前も同じ問いをした気がするぞ。

 ルシフェルに連れられてやって来たのは、あの中世風な街とは違う、コロシアムのような場所だった。いや、スタジアムかな。

 闘技場の地面を囲むようにスタンドが設置されている。座席は既に満席近い。周りはレムレースさんと魂でいっぱいだ。仮面さんと、人の形の光が大騒ぎ。……異様だ。


 来る途中でアシュタロスさんと黎香に会い、そのまま席へ移動する。

 

 あ、ついでにベルフェゴールさんとレヴィにも会ったよ。よく会うなあ。つーか組み合わせが新鮮だね。

 二人はどうやら出場しないらしくて。


「俺は出ない。力の調節ができないからな。相手を消し飛ばすかもしれん」

「アタシは会場が海ならいくらでも出てあげたけどね~。なんだかんだ言って、ベルは負けるのが嫌なだけだったりして!」

「レヴィッ!」

「冗談よ冗談」


 ……案外いい組み合わせなのかも。

 二人は観戦もするけど、警備の仕事もあるんだって。お疲れ様です。

 

 

 堕天使長の計らいで、あたしと黎香は最前列に座ることができた。おお、近いぜ。


「では、また後で」

「行ってきますね」


 ルシフェルとアシュタロスさんもスタンバイするらしい。頑張ってね!


「すごいねえ」

「うんっ。黎香も出たかったよ!」

「……」


 なんて会話してたら。


『俺はルシフェル様だな』

『僕も』

『いや意外と大穴でベルゼブブ様かもしれないぞ』


 隣のレムレースさん達が賭けてました。……出るんだ、あのやさぐれ堕天使さん。


「こんにちは。この大会って、どういう風にやるんですか?」

『あっ、こんにちは。人間の方とは珍しい。初めてですか?』


 思い切って話しかけてみたら、レムレースさん達は親切に色々教えてくれた。

 

 まず、大会はトーナメント形式。相手を気絶、ないしは降参させたら勝ち。命に関わることは禁止。武器、能力の使用は自由。

 そして優勝者には賞品があるらしい。……思うに、紳士同盟が主催だから《トロイメライ》の何かじゃないかなー、なんて。


 それから話によると、アシュタロスさんは優勝の常連らしい。ルシフェルとベルゼブブさんの参加が本っ当に久々だとも聞いた。


『一体どうしたんだろうな? ルシフェル様が勝つに決まってるよな』

『いや、わからないぜ。この大会では相手を消すことができないからな』


 そうか。いくら相手の存在に干渉できても、ルール上は禁止だもんね。消したらアウト。


「それより黎香にその仮面をおくれよぅ!」

『そ、それは……っ』


 とかなんとかやっていると。


 《ドン! ドドン!》


 突然狼煙があがった。

 少し静まった会場に、大音量のバリトンが響く。


《あー、あー。ぅおっほん! レディースエンドジェントルメン! 今日はわざわざ遠いところから集まってくれて感謝するよメルスィー!》


 あ、メフィさんだ。


《特にレムレースの諸君はこの、えー、……武術大会で大いに技を盗むこと!》


 大会名割愛したぞ!?


《だが! 何より大切なのは皆が楽しむこと! 素敵な時間に酔いしれてくれたまえ!》


 隣で黎香が「おじさん、ノリノリだね」と囁いた。うん、確かにテンション高いなメフィさん。


《皆様ごきげんよう。進行を務めます、アガレスです》

 

 あ、アガレスさんも! いい声してるなぁ。

 

《試合中は勢い余って座席から落下なさらないよう、お気をつけください。特に最前列の方々は、途中“何か”が飛んでくるかもしれませんのでご注意を》


 最前列……ってヤバい! 何かって何?!


『……堕天使様や悪魔様の技が体験できるなんて、すごいことだよな』


 と隣のレムレースさん達。え、攻撃が飛んでくるの?!


《アテンスィオン! さあ諸君同様、我が輩も待ちきれない。早速第一試合を開始しよう! アガレス君!》

《はい。それでは最初の試合、東より“爬虫類の支配者”、ウァラク様!》


 ぅお、いきなり知ってる堕天使さんの登場だ。

 大歓声の中入場してきたのは……ん? ウァラク君……だよね?


「かっけー! ウァラ君かっけー!」


 黎香が興奮するのもわかる。なんと入ってきたのは暗色のドラゴンだった。しかも、頭がふたつの。

 白い翼の可愛らしい少年は、大きなドラゴンの背にまたがっている。ヤベー! 本物のドラゴンだよ!


《西より“孤高の狩人”、バルバトス様!》


 続いて入ってきたのは、羽根つきとんがり帽をかぶった、緑の衣装の男性。手には大きな弓。ロビンフッドみたいでかっこいい!


《用意はよろしいですね? それでは――試合開始!》

 

 《ピーッ!》


 笛の音と同時、先に動いたのはバルバトスさん。素早く弓を構えて矢をつがえる。早速始まったぞ!


「悠久の輝きを纏う一条の流星――」


 詠うように、楽しそうに。


「切り裂け! 《グランツ・アロー》!」


 バルバトスさんの手から離れた途端、光り輝く矢がすごいスピードで飛んだ。まるで本当の流れ星みたいだ。

 対するウァラク君、ドラゴンに向かって叫ぶ。


「フランメ、飛んで!」


 土埃を巻き上げながら、雄々しい巨体が宙に浮く。その巨大さに似合わない俊敏な動きでドラゴンは矢を避けた。


「今度はこっちから行くよ! 《ニーダー・ブレンネン》!」


 ウァラク君の声に答えて双頭の竜が火を吐いた。……って熱い! さすが最前列!


「なかなかやるね。でも……」


 炎が当たる瞬間バルバトスさんは空へと飛ぶ。背には一対の漆黒の翼。


「相手は堕天使なんだよ?」


 そうだ。バルバトスさんも堕天使。飛べるからといって、ウァラク君とドラゴンが有利になるわけではない。

 っていうか、意外とマジな戦いなのだね!

 

 さて、少年が操る竜は狩人を目がけて突進する。バルバトスさんは困ったように肩をすくめ、羽根つき帽子をかぶりなおした。


「やれやれ。君達、ちょっと近いよ」


 空中にも関わらず、弓を構えるロビンフッド。彼は(恐らく“彼”だと思う)矢をつがえて詠う。


「たまには空をご覧よ。君達にプレゼントだ。……《グランツ・ドゥーシェ》!」


 あたしには一本の矢を放ったようにしか見えなかった。が、ドラゴンへと飛んだのは無数の矢。例えるなら流星群のような光がウァラク君達に降り注ぐ。


「わわっ! フランメ、さがって!」


 慌てたように引き返すウァラク君。これでは近付けない。


「素晴らしい動きだよ。実に芸術的だ」


 バルバトスさんはあくまで楽しそう。

 矢は次々に地へ突き刺さり、矢とは思えない音をたてている。その数も半端でなく目が眩みそうだった。

 と、ドラゴンが首をもたげた。そして一声の咆哮。“キレた。”――あたしにはそう見えたのだが。


「えっ、“もう怒った”? ダメだよフランメ、そんなこと言っちゃぁ!」


 後退させようとするウァラク君に背くように、ドラゴンは首を振る。苛立っているのがあたしにさえもわかる。その間も狩人の猛攻は止まない。

 ……とうとうドラゴンはウァラク君の制止も聞かず、かっと口を開いて炎の塊を吐き出した。双頭同時に。

 凄まじい轟音と共に竜が放った一撃。それが思わぬ結果をもたらした。


「わぁ!」

「何?!」


 炎の塊はバルバトスさんの矢を全て焼き尽くしたのだ。しかも生じた煙のせいで視界も悪い。


「ラ、ラッキー! 今だよ、いっけえフランメー!」

「……残念。天体観測はお仕舞いだね」

 

 一気に突撃するウァラク君とドラゴン。その攻撃が届く前にバルバトスさんは……唐突に消えた。呆然とするウァラク君と静まる会場。

 一拍遅れて、大歓声が響く。


「ウァラ君勝ったんだね!」


 と黎香。どうやらそうらしい。


「やったぁ! フランメありがとう~!」


 ドラゴンの首に抱きついた少年堕天使。ドラゴンも満足げだ。おめでとうウァラク君!


《これにて試合終了とします。勝者・ウァラク様。序盤から波乱の幕開けですね。どう思われますか会長?》

《そうだね。恐らくバルバトス君は弓矢を使う者として、間合いを大切にしていたんだな、うむ。近すぎては弓矢は使えない。我が輩もマドモワゼルとの間合いには……》

《ありがとうございます。お二人共、お疲れ様でした》


 ……。冷静だなアガレスさん。

 でも本当にお疲れ様! 白熱した闘いだったね。

 


《さあ続きまして。東より“美しき秘密”、セーレ様! 西より“表裏の探索者”、ムルムル様!》


 続いて出てきたのはルシフェルに負けないくらいの美少年と、比較的小柄な堕天使さんだった。どちらも、闘うキャラには見えない。


《準備はよろしいですね。それでは、開始!》

 

 《ピーッ!!》



***



《……勝者・ムルムル様。お二人共、お疲れ様でした》

《うーむ、なかなかにブラボーな闘いだった》



 その後も問題なく第一回戦(だと思う)は進み、いよいよ二回戦。

 未だアシュタロスさん達は出ていないが、シードってことなのかな?


《どんどん参りましょう。次からは第二回戦です》


 ところがその第一試合目。


《東より、ウァラク様。西より――》


 アガレスさんが一瞬言葉に詰まった。そして読み上げられた名前。


《……ルシフェル様》


 途端に会場が不自然にざわついた。

 あたしと黎香には不思議でならない。そりゃあ知り合い同士にあたって欲しくはなかったけど。


「みんなどうしたの?」


 だからそっと隣のレムレースさんに聞いてみた。


『えっ? いや……だ、堕天使長の姿が生で見られるのが嬉しいのだと思いますよ!』


 ふーん。そんなもんか。さすがは殿下。


 ウァラク君は再びドラゴンにまたがり登場。ルシフェルはというと、腰に剣を帯びていて、黒い衣装と相まって黒騎士の様相。


「お前とはあたりたくなかったよ、ウァラク」

「ぼ、僕もですっ。でもやるからには全力です!」


 穏やかに微笑むルシフェル。その表情はいつもと変わらない。けれど、ウァラク君は本当に緊張しているように見えた。


《準備はよろしいですね? では、試合開始!》

 

 《ピーッ!!》


 笛が鳴り、ドラゴンは自らを鼓舞するように吠える。


「いきますよルシフェル様!」


 ふわっ、と巨体が浮き上がる。四つの瞳は佇む堕天使を睨み、その翼が羽ばたく。あたしはその気迫に圧倒されそうだった。

 ――だが。


「いい度胸だな」


 ルシフェルがそう言った瞬間、ドラゴンの動きがとまった。ルシフェル本人はその場から一歩も動いていない。剣も抜いていない。


「フランメ?!」


 ウァラク君が慌てている間に、ルシフェルはゆっくりとドラゴンに向かって歩んでいく。


「どうした。かかって来い」


 ルシフェルが一歩踏み出す度にドラゴンは少しずつ後退る。

 堕天使長の口元には薄い笑み。いつの間にか、あたりからは物音が消えていた。


「さっきの勢いを見せてみろ。相手をしてやる」


 ……違う。いつものルシフェルじゃない。


 ――そう思った瞬間、頭を鈍い痛みが襲った。以前も地獄で経験した、あの痛み。


「私はまだ剣すら抜いていないのだぞ?」


 ……やめてルシフェル。

 彼の冷たい声が聞こえる。自分の心臓がやけに速く鼓動する。吐きそう……!


「そこまでの覚悟がないのなら――」


 隣で黎香が何かを言っている。でも、あたしに聞こえたのは別人のような彼の一言。


『――“失せろ”』


 息が詰まりそうだった。頭痛がひどい。

 そしてあたしがぎゅっと目を瞑った時。



 

 “――君は相変わらずだ。”

 



「えっ……?」


 耳鳴りの中でもはっきり聞こえた声。今まで聞いたことのない男性の声だった。慌てて振り返っても、身動きがとれないでいるレムレースさんと魂さんばかり。それらしい影は見当たらない。


《……しょ、勝者・ルシフェル様》


 あたしを現実に引き戻したのはアガレスさんの声だった。同時にふと空気が緩み、隣のレムレースさん達がほっと息を吐く。

 ようやく辺りに音が戻ってきた。痛みも徐々にひいていく。


「真子ちん、大丈夫?!」

「え……あ、うん。ルシフェル、勝ったんだね」

「うん! 黎香、ちょっとビビったぜー……」


 競技場を見ると、ルシフェルがウァラク君の傍に屈み込んでいた。ドラゴンは翼と首を縮めて伏せている。ドラゴンでさえ怖じ気付くくらいだ。少年には余程怖かったに違いない。


「悪かったなウァラク。お前を剣で傷つけたくはなかったんだ」

「いっ、いえ……っ」


 へたり込んだ少年の金髪を撫でる彼は普段通り。試合中とはまるで別人。

 ルシフェルは勝った。剣も拳も使わずに、ただ気迫のみで。恐ろしく冷たい空気……堕天使長の力の片鱗を見た気がする。


『生きた心地がしなかったぜ……』

『ま、まったくだ……』


 レムレースさん達のぼやきが聞こえる。


 ――そんなことより、頭痛とあの声。

 原因はわからない。でも似た頭痛は前も地獄で起きたしなぁ。しかもあの声は一体……


《会長、これは興味深い試合でしたね》

《そうだなアガレス君。道具に頼るばかりでは、いつかボロが出る。自らが強くならねば真の勝利は得られんのだ。まあルシフェル君の場合は……》


 メフィさんの最後の言葉は、観衆のざわめきにかき消されてしまった。ルシフェルは、何なんだろ? ま、いいか。


《さあ、続けて参りましょう。続いての試合は……――》


 

「……真子ちん」

「んっ?」

「ここで終わりなわけないよね~」

「……それは、まあ」

「跨ぐのかっ? 跨いじゃうのか?!」

「…………」


 ……次回へ続きますっ♪


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