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きぃちゃんはラノベ作家になりたい。  作者: 100%エア
第2章:私だって転生したい!
6/33

私だって転生したい!(3)

・きぃちゃん:ラノベ作家志望のJK2。アホな子。

・桃ちゃん:いい子。

・青ちゃん:不思議ちゃん。


---


前回までのあらすじ:「異世界転生ものに挑戦しようと思う!」ときぃちゃん。青ちゃんのアドバイスで、まずは「主人公が転生時に授かる能力」を考えることに……!


---


き 他にもいろいろアイデア浮かびそうなんだけど……んー……んー……あっ!


桃 思いついた!?


き 髪だ!


桃 ハゲ!?


き いや、そうじゃなくて……えっ、ハゲ!?


桃 あっ、きぃちゃんなら、「ハゲ」って言うかなって……。


き 桃ちゃーん!!


桃 ごっ、ごめんね!そんなこと言わないよね!タハハ、勘違い……。


き うけるー!私、チョー言いそー!メッチャ言いそー!さすが親友、よくわかってるー!!


桃 あっ……あー、でしょ!わっ、わかってるよ。親友だから!なんでもわかるぞー!


き ナーイス!


桃 イッ、イエース!


き えっと……で、何の話だっけ?……そうそう。髪だ、髪!


桃 そうそう!


き やっと思い出した!


桃 ごっ、ごめんね。私が余計なこと言ったから随分回り道しちゃったね……。


き なーに!


青 ぬーね!


桃 のー!


き 髪を自由に伸ばせる能力ってどうかなぁと思ったんだよね。


桃 髪を自由に……あー、面白いかも!髪かぁ!


き いろいろエピソードが作れそうでしょ!


桃 うんうん!


き なにより、アニメ化した時に映えるしね!


桃 アニメ化……。


き あー……ただアレだな。今話している内に思ったけど……オリジナリティがないかなぁ。髪を伸ばして戦うキャラって、考えてみれば過去いろいろいるもんなぁ……どうしよ。


青 それなら、その能力を戦闘以外で使えばいい。


き ほぉ……。


青 そうすれば、能力は同じでもまったく別物になる。


き そりゃいいな!


桃 戦闘以外っていうと?


青 例えば……物語は、細くて使い勝手のいい糸を探す村人と出会うところから始まる。


き ふむ。


青 主人公は、「オレのでよければ」と髪を切って、与える。村人は驚嘆する。なんと見事な!シルクのようであり、ビロードのようでもある!柔らかく、丈夫で、しかも加工しやすい!


き なるほど。異世界転生もののお約束、チート主人公か。


青 主人公から髪と知恵を得た村人たちは、素晴らしい洋服やじゅうたん、カーテンなどを生産。やがて村は発展を遂げていく。……これは、1本の髪の毛から始まる産業革命の物語である!!ってね。


桃 面白そう!ねぇ、いいんじゃない、これ!


き あー。


桃 えっ?


き いや、いいんだけどさぁ。社会のテストで10点以上取ったことない私に書けるかね、それ。


青 ……。


桃 ……なっ、為せば……。


き 為したくないんだなぁ、これが。


桃 ……よーし、次いってみよー!



いかりや長介、リスペクトー!!

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