表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チート時々ハーレムエンド物語  作者: みかんちゃん
10/15

第九話 エピローグ

 ~~天界~~

 

 神は天界より鏡を使い、先ほどまでのやり取りを一部始終を見ていた。


 恩恵が身体に馴染み、スライムを倒したのを見た瞬間、神は安心し思わず一息ついた。

 

 「ふぅ、予定とは違うが何とかなったようだな。 しかし、恩恵がまさか意志を持つ……とはな」

 

 神はこれまでにも何度か異世界へ転生した事があり、その者には当然恩恵を与えてきたが、今回のように恩恵そのものが意志を持ち、自ら接しようとする事など数百年と言う歴史において過去にそのような事が起きた事は一度足りともなかった。 そのイレギュラーをを起こした彼には、何かを期待せざるを得なかった。

 

 「1年以上も早く恩恵を馴染ませるとは、かなり優秀だったようだな。 もしかしたら、彼であれば繰り返される歴史に終止符を打つ事が出来るやもしれんな。 まぁ自分で目覚めてくれたおかげで、こちらからの最初の接触が必要としなくなった。 少しでも私も力は残しておきたいからな。 後2年、眠りにつかせてもらうとしよう」

 

 神はそう口にすると、鏡を異次元へと片づけると次に来たるべき時のため、眠りについた。

 


 

 ~~ 一方、クライティアでは ~~


 「早く大人になりたーーい。 あっメイリちゃん、その荷物持ってあげよう」

 

 俺は恩恵を得た事で早く大人になりたいと、常日頃から言うようになり口癖となってしまっていた。  それと同時にいつ何時、来るべきが来る時の為にナンパの練習もしていた。 その様子を両親は心配そうに影ながら見守る事に決めたようだ。


 「クール、名前のようにはなってくれなかったか……」

 「クールちゃん、女の子大好きねぇ。 あなたに似たのかしら?」

 

 そして、この間俺がスライムを倒した事により、最近村から忽然と食料が減るという事が無くなった。 どうやら、あのスライムが村に夜中こっそりと侵入し食料を食べていた事が分かったのだが、何故かそのスライムが村に来なくなったと村の人々は大層喜んでいた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ