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ただ一人、歌を紡ぐ  作者: 彼岸 沙華
第零楽章 セカイ解放
3/4

解放

「生に縋り

愛に溺れ

幸せで溢れた世界。」


少年は、少女は、男は女は探偵は殺人鬼は科学者は怪盗は猫は犬は鳥は虫は魚は獅子は馬は牛は山羊は人形は雑草はゴミは。


たった一人の人間は望んだ。

人でありたいと。


神様は笑った。

「哀れな奴だ」と。


「死に怯え

欲に溺れ

不幸で溢れた世界。」


きっと、狂い出したのはあの時から。


君は救えますか。

狂った世界を。


狂った、少年を。





「愛と憎悪が混ざる時、ひとつのセカイが出来上がる。」


さあ、


「終わることなき輪廻の輪。」


紡げ。


「創造神の加護ありし、」


たった一つの


「世の名は聖界。」


終わることなき


「善と悪が混ざりし世界なり。」


この歌を。




「四兆八千七十二億九千八百三十四万四千二百七十四個目のセカイ。」

「───解放。」


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