詩 慢心過剰
掲載日:2026/09/27
「私なら救えるはずだった」
「私なら助けられるはずだった」
「私ならできて当然だった」
間に合わなかった
すりぬけてしまった
零れ落ちてしまった
私のせいだ
自分を責めた
救えるはずだったと
未来を断定した
たどり着くべき場所があった
そこに行けるのは当たり前だった
でも行けなかった それは何が原因だった
力不足が原因じゃない
足りなかったはずじゃない
人間一人の力は弱いけれど
私ならきっと できたはず
他人の分まで背負い込んだ
そうやってずっと生きてきた
今度も助けるのが当たり前で
助けられると思い込んで
掴めなかった手を見つめて
結論がある場所 探し求めた
「できて当然だったことができなかったのなら」
「それは私の怠慢だ」
「私が真剣じゃなかったから、注意していられなかったからだ」
「ストーリー」
どうしてなんでもかんでも背負い込もうとするんだ。
一人にできる事なんてたかが知れてるっていうのに。
できて当然だなんて。
そんなの今までが幸運だったか、異常だったんだ。
それは当たり前でも、実力でもなんでもない。




