思い
たっくんは私の本当の気持ちを聞いてどう思うだろうか?
やはり伝えなべき?
先生「じゃ、皆さんさようなら!」
「「さようなら!」」
はぁ、やっと終わった。
一日がすごく長く感じた。
そして、隣で帰る準備をしているたっくんにこそっと伝えた。
莉「ねぇたっくん、ちょっと放課後いい?」
竜「え、別にオレはいいけど。」
莉「じゃ屋上で先に待ってるね。ぜったい一人できてよ?」
竜「あぁ、うん。」
たたたた
急ぎ足で階段を上った。
本当はもっとゆっくり行ってもいいのだが、緊張して急いでしまう。
莉「はぁ、はぁ。後はたっくんを待って伝えるだけだよね。」
竜「何を?」
莉「え?」
ばっと後ろを向いた。たっくんがもうすでに屋上に居た。
莉「な、なんでもう居るの!?」
竜「はぁ?なんでって、屋上への近道の階段があんじゃん。普通に上るの面倒だから近道で来たんだよ。そんな事もしらねぇの?」
うっ。。。忘れてた。。。近道があったんだ!
私のバカ!
竜「で、伝えたい事って?」
莉「あっ、え、えっと。。。」
竜「早く言えよ。イライラするだろうが。」
莉「うっ。。。」
さっきの根性がどこかへ消えた。
伝える勇気が無い。
竜「ほら。早くしろよ。」
莉「分かったよ、うるさいな!わ、私は初めて会った時からずっとたっくんの事が好きだったの!」
ゆ、言っちゃた。
たっくんは固まって、何にも言わなかった。
やっと口を開いたと思ったら、
竜「なんだよイキナリ告ってさ。なんか変なもん食べた?」
はぁ!?勇気だして告白して返事はこれ?キモイって言われたほうが正直よかった!
竜「なぁ〜お前ちょっとおかしいんじゃねぇの?お前本当に莉子?」
莉「。。。」
竜「病院へ連れてってやろうか?そしたらー」
莉「うるさい!私が正直な気持ちを伝えてなにが悪いのよ!?私はもう長くは生きられないのよ!」
竜「え?」
口を手でばっと隠した。
もう、前が見えないぐらい涙が目に溜まっていた。
ヤバイ。言っちゃった。たっくんだけには言いたく無かった。
でも、もう隠しとうせない。
竜「おい。長く生きられないってどういう事?お前がもうすぐ死ぬみてぇじゃねぇか。おいー」
莉「そうよ。死ぬのよ。私は“がん”だっ、て医者に言われた。二十歳までには生きられないんだって。だから悔いを残さないように今こうして、告白したのにー」
ぎゅ。。。
莉「きゃ!」
もう私は泣き崩れるところだった。
でも、突然たっくんが私を抱きしめた。
抱きしめたと思ったら、突然思いもよらぬ発言をした。
竜「っんだよ。。。お前が苦しんでた事をもっと早くオレに言えよ!」
莉「なんですぐたっくんに言わなきゃなんないのー!?」
たっくんのきれいな顔が私の目の前にいる。
そして私の唇のなんか柔らかいものが触れている。
すぐに分かった。
私はたっくんにキスをされていると言う事を。
莉「っん。。。」
はっ、と我に帰った。
今、自分は突然キスをされているという事を。
顔を真っ赤にして、たっくんを思いっきり突き飛ばした。
莉「と、突然なにすんの!?」
竜「オレは、莉子が好きだ。」
莉「えっ。。。」
竜「オレは莉子に告白されてすごくうれしかった。でも、あまりにも突然だからびっくりして、莉子を傷つけた。その後、がんだとか、もうすぐ死ぬとか言われて、ショックだった。。。」
私の体を抱きしめるたっくんの強い腕に力が入る。
莉「い、痛いよたっくん。。。」
竜「あっ、ゴメン。。。」
ぱっと私の体を離したたっくんは顔を真っ赤にしていた。
うれしかった。
たっくんが私の事を好きだっと言ってくれた。
キスをされた。
莉「ねぇ、たっくん。本当に私でいいの?」
竜「あたり前だろ?お前と一緒に病気と戦うから。ずっと一緒にいよう。」
莉「うん!」
私は泣きながら、たっくんとまた甘い、甘いキスをした。
私たちはやっと結ばれた。ずっと一緒にいようと誓った。
ずっと一緒にはいられないと分かっていながらー
今日は疲れのせいか、眠いのが悪いのか、小説の出来が超悪い。(≧ロ≦)
しかも長い!∑(°A°;)
まだまだアマチュアだから、もっといい小説が書けるようにがんばろう!( ̄□ ̄;)