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私の親がギャマノン依存症なんだけどwwww

 弟がギャンブル依存症になった。借金の数は金融と親のを合わせて1000万円以上2000万円以下(だと信じたい)。弟の無心に両親は父親の退職金を弟にポンと渡したらしい。

 で、親と弟は月々これだけ返してねと約束するも返ってこず、親が弟のアパートに行くとゴミ屋敷だったそうだ。で問いただすとお金をギャンブルに使いまあ色々困窮してるらしい。

 金の無心も会社を経営している弟が税金の支払いを考えずお金を使い年末にこれだけ払わないと会社を没収すると言う手紙で慌てて親に連絡したと言うのが事の顛末で計画性の無い弟の自業自得だった訳だ。でこれに驚いた両親は弟を助けようと週末新幹線で片道3時間と8000円をかけて掃除に行くようになった。半年くらい続けたが結果は惨敗、高齢の両親の体力は尽き弟のギャンブル依存症は以前健在と言う状況だった。

 ここで少し弟の症状について話すと、弟はギャンブル依存症であると言う認識(病識)はあるが、会社が忙しすぎて病院は言っていない。と言う状況らしい。

 つまり端的に言うと医者の診断書などが無いため公的な支援が受けられない状態だ。

 そこで私はヘトヘトの両親に言った。


「そもそも二人(両親)には知識が足りない」


 まあ、こう言ったわけだ。依存症は治らない。脳にそう言った神経回路が出来て一生付き合っていくものだ。癌みたいなもんで完治は無いと言うぐらいだが私には知識があった。だが両親はそれさえ知らなかった。だからまずは勉強しろ。そういった訳だ。そして親はユーチューブで動画を見たりと一応勉強は始めた。

 そして何処からか情報を集めギャマノンと言うギャンブル依存症で困っている人の自助グループを見つけ参加するようになった。

 ギャマノンにはギャンブル依存症の本人や家族が出席し色々話し合うと言うものらしく親は随分と刺激を受けているようだった。そうして、親は日々ギャマノンに出席するため日本中に行くようになった……そう、日本中だ。ギャマノンは日本中で行われている。その為親は東京でギャマノンがあれば東京に行き、大阪でギャマノンがあれば大阪に行き、近所にあれば近所に行った……。そう振れ幅が東京から大阪まであるのだ。筆者の親がどこに住んでいるのかはボカすが、まあ……分かってくれ。それだけのめり込んでいるのだ。そして時にはギャマノン行脚を行い一週間家を開ける事もあるほどだ。交通費……宿泊費……うっ、頭が。まあ、お金は私が払うんじゃないから良いか……。

 ここいら辺りでやばいんじゃないかと思わない筆者の頭も悪いのだが本当に悪いんだから仕方がない……そこらあたりはまた後では無そう。

 そんなこんなで障害児ってこういう気分なんだなろうなと大人になって知れたのは良い経験だったかもしれない。

 そして、親から12ステップをしたいからアマゾンで本を買ってくれとか、まあ色々言われながら生活していると、ある日、ってか今日言いずらそうにひとり立ちしないかと言ってきた……。

 何言ってるんだコイツ? と思っているのが顔に出ていたのか、ギャマノンの人が子供(私の事ね。もう大人だけど)を自立させろとか言ってきたそうだ。いや、自分障害者なんですけど、精神障害者手帳を持って指定難病を持った境界線知能(IQ70台のギリ健)で軽度知的障害までもってる障害者なんですけど? 本気かと訪ねると子供(私の事)がそうだと言う事は話したうえでギャマノンの人がグループホームに入れろと言っていると言いよる……いや私達の事を何も知らない第三者の話を聞きすぎだろ。馬鹿じゃないの? 宗教か何かか? ……はっ、私がアマゾンで買ったあの本……霊感商法?

 ……いや、これ依存症だよね? 元はと言えば弟のギャンブル依存症が発端だとしても、本当に家族と家計を破壊してるのはギャマノンじゃん。

 これが……ギャマノン依存症?

 依存症を治す為にまずは自らが依存症になる……これが……ミイラ取りがミイラになる……ってコト!?



 感想返しは期待しないでください。見てはいます。

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― 新着の感想 ―
[一言] 弟さんのことはわかりませんが、ご両親についてはストレスからの逃避の結果でしょうね。 創価学会などの都市型宗教が昭和に流行った理由の一つに、地方から都市部に移住してきた人達の孤立があります。そ…
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