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これから

「マツバさんや、他の方々はふだん何をされていらっしゃるのですか?」


月子が尋ねると、マツバは平日は出仕していると答えた


「これまでは半日。半日出仕して、半日は勉強。これからは全日出仕をして、てるが同じように半日出仕をしてわたしたちが面倒を見ることになる」


月子はまた頷いた


「それで、わたしふくめ、姫たちは何をするのでしょう?」


そう聞くと、マツバは「はな」と、はなに話題を振った


「殿下、月姫さまはお勉強はもちろんですけど、他はそのまま手習いを続けていただければと存じます」


はなは、軽く頭を下げながら答える


「あの…わたし習い事なんてそんなに…」


月姫が言うと、はなは「では…」と嬉しそうに顔をあげた


「姫さまの教育係と話をして決めましょう」


月子は、うっ…と仰け反ったが、姫君に手習いは付きものだからとマツバも言う


「月姫の親族には、お医者さまが多いんだ。だから、勉学のほうに力を入れておられたんだと思う」


マツバがはなに、そう説明すると、はなは納得したように頷いた


そして、おかわりはいかがですか? と尋ね、2人がいらないと首を振ると御膳だけを残して下がった

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