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意識を失ったさくら
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僕の家に着くと、僕は悟からさくらを受け取って、ソファの上にそっと寝かせて、上に薄い毛布を掛けた。
「二人ともごめん。僕はちょっと行ってくる」
「行くって、何処へだ?」
「ごめん、悟。僕もよく分からない。なんだか変なところみたいだ。もしかしたら、こことは次元が違う場所なのかもしれない? とにかくよく分からないけど、さくらを助けに行くから」
「翔平、気を付けていってこいよ」
「うん。行ってくる」
僕は、ラウラスを強く握る。きっと僕一人ではいけない場所だ。ラウラス頼む。