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第三部  僕の心臓が動いていることと、僕が狙われだしたこと    作者: 狼の土偶
第一章 自分でコントロールできない意識下
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意識を失ったさくら

「———さくら————」

 僕はそっとさくらの肩の辺りに触れた。フッと意識が遠のきそうになり、何かの光景が見えた気がした。やけに白っぽかったけど———僕は、グッと歯を食いしばって、身体に力を込めた。こんな状態で、僕の意識まで持っていかれる訳にはいかない。

「ハア、ハア」

「おい、翔、大丈夫か?」

「翔平の身体、一瞬グラッとなったぜ」

「ごめん。さくらの身体に触れた瞬間に、意識が飛びそうになった———でも、大丈夫だから」

 きっと、僕一人じゃ駄目だ—————ラウラス、助けてくれ。僕に力を、さくらを助ける力を———。

 僕は、ラウラスに来てもらった。悟と樹の顔にも、微かに安堵の様子が見て取れた。

「なんか、さくらは、変な場所にいる————ここじゃない。ここには身体だけだ」

「な、じゃあ、いったい何処だよ?」

「とにかく、一旦僕の家に戻る。二人とも捕まって」

 僕は三人と一緒に、僕の家に瞬間移動をした。



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