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第三部  僕の心臓が動いていることと、僕が狙われだしたこと    作者: 狼の土偶
第一章 自分でコントロールできない意識下
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見える様になったさくら

「それで、昨日の夜は、何も見えなかったけど、その時と似たような怖い感じがしたから、もしかしたらと思って、翔平君に連絡をしてみたの。なんだか嫌な予感もしたから」

「そうだったんだね。それで、僕も幽霊を見たって言ったから、心配してくれたんだね」

「うん」

「でも、僕はそこまで怖く感じなかったよ。消えていったあとはなんだか凄く怖かったけど」

「そうそう、翔は、昨日は確かに怖がっていたからな。翔があんな風に怖がっているところ初めてみたぞ」

「あ、俺も見たかったな。翔平には、怖いものなんてなさそうだもんな」

「僕にだって怖いものはいっぱいあるよ」

「知ってるけど、そういうのと違うだろ?」

 僕が何に対して言ったか、分かったんだな。僕は、怖くて仕方がないから、もっと強くなろうと努力している。できるなら、誰にも怪我してほしくないし、苦しんでほしくもないし、絶対に失いたくないから————。


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