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第三部  僕の心臓が動いていることと、僕が狙われだしたこと    作者: 狼の土偶
第一章 自分でコントロールできない意識下
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見える様になったさくら

 昼休みになって、樹と一緒に屋上へ行くと、屋上のドアの前には、悟と一緒にさくらと佐々木もいた。

「あれ? 水瀬さんどうしたの?」

 僕は、屋上へ続く扉の鍵を開けながら訊いた。

「やだー、本当に簡単に開けてる。さっきは確かに鍵が掛かっていたのに」

 佐々木は不思議そうに鍵を開けた僕の手元を見ている。

「まあ、これくらいの鍵は、俺だって開けられるけどな」

「そうそう、最初は樹が開けてくれたもんね」

「えっ? 河野が? どうやって」

 佐々木は驚いた顔をしている。

「ピン使えば開けられるって。これくらいのは」

「それは、泥棒の才能ね」

 僕らは屋上に出て、適当なところに座った。

「水瀬さん、もしかして、昨日の幽霊の話?」

「うん。なんだか気になっちゃって」

「確か、最近見えることもあるとかって」

「う……ん」


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