第三部　　僕の心臓が動いていることと、僕が狙われだしたこと　　

『僕の心臓が動いていることと、・・・・』の第三部。
高校一年生のときに、同じクラスの水瀬さくらが怪物に襲われたところを助けた為に、「ラウラス」と名付けた剣と共に、水瀬さくらを守っていくことになった神崎翔平。
ヘタレで、友達もいなかった翔平だが、いろんな出来事を経て、友達もできていく。

二部では、鍛錬の相手でもあった鬼の星へ行き、自分が巻き込まれている状況に、周りも巻き込まれていくことに苦悩する。また、生まれて初めて切れるということを経験する。危機的状況を助けてくれた狼のルオにヒントをもらいながら、白い奴にも接近していく。

三部の初めは、宇宙から、オリオン座が消え、翔平は幽霊の女に魅入られるところから始まる。鍛錬を無くすために、白い奴に言われた地球を破壊する兵器を無くすことにも奮闘をしていく。そんな中、水瀬さくらの能力もだんだんと見えてくる。

～もう一つのあらすじ～
　さくらは凄い。うまく使いこなせていないだけで、僕なんかよりも強い力を持っているのかもしれない？　それとも種類が違うのかな？
　
　宇宙で何かが起き始めている。僕やさくらの状況に何か関係があるのだろうか？　分からないことだらけだけど、世の中も騒いでいる。
　
　原子爆弾をいくつか消したせいなのか、僕も少しずつ監視されたりしはじめた。盗聴器とかが学校にいつの間にか設置されたりしていたのはきっと僕のせいだ。
　でも、まさか、さくらの家にあった盗聴器をつけたのが、あんな奴だったとは思わなかったけど。
　　
　本当に落ち着かない日々だ・・・・・・だから、だんだん僕は食欲が落ちて、眠れなくなってきたのかな？