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小田からの贈り物

嘘つきのトンネル

作者: 小田虹里
掲載日:2021/09/20

こちらの作品を見つけてくださり、ありがとうございます。

精神病を抱えている作者による、ダークサイドな詩になります。


ただ、暗い雰囲気ではありますが、後味悪いものではないはずです。

読み終わったあとに、何か。

暗いだけのものではなく、光を見出していただけると嬉しいです。


とても短い詩です。

もしよろしければ、あとがきまでお付き合いください。



また、別の作品でもお会いできましたら幸いです。

ありがとうございました。

 真っ暗なトンネルの先に、灯りがある保証なんて。

 いったい、誰ができるものか。


 ぼくの身体はずっと重く、ずっと鈍い。

 どれだけの憎しみを持ち、どれだけの重い空気を吸い。

 どれだけの苦渋を噛み砕き、呑みこんだと計っているのか。


 手首の傷は、ギザギザと。

 いつまで経っても、消えることはない。

 ぼくが、ぼくを傷つけた証として、一生残ったジグザグ道。


 ぼくの心はずっと重く、ずっと鈍い。

 どれだけの悲しみを持ち、どれだけの涙を流し。

 どれだけの怒りを噛み砕き、塞ぎこんだと計っているのか。


 真っ暗なトンネルが明けるなんて、誰が知るものか。

 その先で待っているモノがあるなら、何故『今』迎えに来ない。


 ぼくは、待っているのに。

 ぼくは、手をのばしているのに。


 この手を取ってくれない。

 この手に気づいてくれない。

 この手は空を切り、空を握る。


 感触があるはずもない。

 虚しさだけが、僕の手に。


 あぁ、冷たい。

 世界は、冷たい。

 ぼくの血もまた、冷たく滴る。


 諦め傷つき、考えることをやめた。

 僕は弱者、ぼくは敗者。

 真っ暗なトンネルは、明けるどころか長く伸びる。


 どんな暗闇だって、長く浸かれば目も慣れる。

 闇の中、多くの粒子が飛び交い雑に情報を届ける。


 ぼくは、独りだ。

 ぼくは、独りだ!


 うなされ、叫び、絶望し。

 嫌だ、嫌だ、嫌だと渇望する。


 独りは嫌だ!

独りは嫌だ!!

独りは嫌だ!!!


 さっと差し込む光は、ほんの一筋。

 それで充分。

 闇しかない世界なら、糸一本も光れば眩しい。

 目が眩む、痛いくらいに。


 手を伸ばせば、確かな感触。


『もう、だいじょうぶ』


 誰の声だなんて、わからない。

 いいや構わない、構うものか。


 その声は、『人』ではないかもしれない。

 『善』の導きではなく、『悪』への囁きかもしれない。


 それでも、独りよりもずっとマシだ。

 人は誰もが、独りではいられない。


 自分を認知し確立する存在。

 それがなければ、死んでいるのと変わりない。


 今、ぼくは生き返る。

 命を吹き返しても、トンネルの出口はまだやはり……遠く先の彼方。


 こんばんは、はじめまして。または、お久しぶりです。

 小田虹里おだこうりです。


 何かしら、作品に触れていかないと。何もはじまらない。

 仲良くしてくださる方の小説を読んだり、ランキングに載っている方の作品を読んでみたり。

 『なろう』だけの枠でとどまらず、雑誌などを買ってエッセイを読んでみたり。今年は、色々な方面から攻めていこうと活動を続けています。

 今までは、なろう以外では短編の公募が一点というところでしたが、今年はその公募も含めて、本当に多方面へ夢を掴みに駆け出しています。

 そんな中でも、なろうで知り合ったお友達の作品は、刺激的ですよね。純粋にすごい! と感じる作品が多いので、いつの日か自分もそういった作品で作風で書けるようになりたいと願い、努力するしかありませんね!

 ちなみに、久しぶりに『詩』の投稿となりました。今年はそれなりに、なろうでの短編および詩も時間を割いてきましたが……。小田は、なろう登録初期は、結構な頻度で詩を投稿していた……ような気がします。ハッキリとは覚えていません。

 詩の作風が暗いものが多いのは、小田自身が精神を病んでいるせいです。本当に手首はジグザグしています。自傷は中学の頃からありましたが、本格的に病んだのは学生時代。それ以降の自傷は、本当に多くて。だから、真っ暗なトンネルの中を、小田もつい数年前までは、彷徨っていました。そのトンネルの闇が明ける日が来るなんて、思いもしませんでした。七年前に母が他界してからは、ますますトンネルは長くなります。一切の希望も消え去りました。

 しかし、そんな小田にも神様は光を与えてくれました。それが今、同棲している恋人の存在です。恋人のおかげで、小田は久しぶりに温かいご飯を食べることが出来ました。苦しいとき、辛いとき。すぐ隣で受け止めてもらえます。さらに、ぬいぐるみではありますが、小田と恋人との間で生まれた『我が子』として、多くのイッヌ(犬のぬいぐるみ)と、トッリ(とりのぬいぐるみ)を招き入れ。一緒に食事をしたり、一緒に布団に入って眠ったり。夏場は花火をしたり、お散歩したりして楽しんでいます。実に穏やかで、ゆったりと時間は過ぎています。


 あれほどまでに重かった空気は、どこへいったのでしょうね。


 でも、完全に病が癒えることはなく。職場のストレスが主で、ものすごく白髪も増えました。毎日のように嘔吐したり、下したり。熱を出したり。息が出来なくなったり、色々あります。目に、筋肉異常が出てしまったり。苦しいことはたくさんあって、職場でパワハラと苛めを受け。その相手に対しての苛立ちは、酷いものです。ただ、今はそれを緩和してくれる大切な存在、家族が居る。他の誰でもなく、小田が愛する家族。その家族を大切にしたいし、感謝して生きていきたいと思っています。


 そして。


 家族の存在も大きいのですが、なろうに登録したてのときから、ずっと心友で居てくれる存在や、他SNSなどでDMを送ってくださったり、気遣ってくださる友達の存在も大きく手、大切で。小田は、今。とても恵まれていると心底思います。


 だから、頑張れる。

 小田は、未来に希望を夢見てこれからも努力し続けます。


 トンネルの先があるなんて。

 誰が保障できるものか。


 でも、トンネルの先がないなんて断言も。

 誰が、できるのでしょうね。


 きっと、信じていれば。

 諦めさえしなければ。


 どれほどの光量かは分からないけれども、光は差し込むのではないでしょうか。

 差し込んで欲しい。


 小田はそれを、切に願います。

 


 ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

 明日は、中秋の名月でかつ、満月だそうですよ。


 秋を感じつつ、皆々様。

 コロナや体調不良に気を付けながら、人生を楽しみましょう!!




 2021.09.20


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[良い点] 「世界には、きみ以外には誰も歩むことのできない唯一の道がある。 その道はどこに行き着くのか、と問うてはならない。 ひたすら進め。」(ニーチェ著、「反時代的考察」より)  これは、私の尊敬す…
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