きゅうけつきトライアングル 【異世界編】
邪神討伐後の異世界でのとある日。
私、王女のカレン、幼馴染の凪咲、そして双子の仄香、冷香の五人でとある森までやってきた。
その目的はモンスター退治。最近ここらへんに強力なモンスターが出るとのことで、その退治にやってきていた。
「それで、その巻物に封印したらいいんだよね」
凪咲が私が手に持つ巻物を見ながら話しかけてくる。
「うん。そうみたい」
「今回のモンスターはかなり強力なもので、近くに村もありますの。その村に被害をださないためにも、封印という形にしたようですの」
私の肯定に続いてカレンが補足を入れてくれる。
「どんなに強くてもあたしたちなら余裕で倒せるのになー」
と、仄香は少し物足りなそう。
「お姉ちゃん、村に被害が出るかもしれないんだから我慢してね」
「はーい」
そんな感じで目的のモンスターを探しながら歩いて行く。
しばらく歩いていると目的のモンスターを見つけることができた。
「いた!あれだよね!」
「はい、そうですの」
カレンも頷いてくれたので、早速封印をすることにする。
見た目は大きな白い猫で、その大きさは私たちよりもかなり大きい。化け猫みたいなやつだ。
「それじゃあ、行ってくる」
私の役割は巻物を持ってモンスターに近づくかかり。
封印はカレンが何かの呪文を唱えてやってくれる。
モンスターからの攻撃を霧化で躱していっきに懐へ飛び込む。
巻物から強い光が放たれて、その光はやがてモンスターを包み込んでいく。
モンスターからも強い光が放たれ、しばらくしてその姿は跡形もなく消えた。
「よし!何事もなく終了」
みんなの方へと歩いて戻る。
すると何故か凪咲以外のみんながぽかんとしていた。凪咲は笑っている。
え、なに?
「巫子ちゃん、男の子になっちゃったの!?ぷっ」
へ?
驚いたように叫んだと思ったら、堪えきれずに笑ってしまう凪咲。
男の子になった?冗談だよね?
あのモンスター確かに妖の王みたいだったけど、流石にそれは無いよね?
「スマホで自分を見て」
と、凪咲がスマホ画面を向けてくる。
そこに映るのは私。なんか男の子っぽくなってる。
「……」
そっと胸に手を添えてみる。
な、無くなってる!?ぺったんこになってる!?
「それは元からでしょ?」
「違うよ!少しはあったよ!」
「それで、いつ戻るのこれ?」
「さぁ?ずっとこのままじゃない?」
それは困る。
「でも結構イケメンだよねー」
驚きから復活した仄香がそんなことを言ってくる。
うん、確かにイケメンかも。私。
「そう……ですの」
カレンも仄香の言葉に頷く。
少し顔が赤いけど、この子ってメンクイだっけ?
「変身で戻らないの?」
凪咲が訪ねてくるが首を横に張って返す。
「戻れない。というか、何故か能力が使えない」
「一者に封印されたのかな?」
「かも」
その後、お城に戻ってからもみんなに驚かれたり、お風呂に一緒に入ってくれなかったりと色々あったけど、寝て起きたら治ってました。




