勇者パーティー追放された吸血鬼、猫耳少女と出会う 【異世界編】
邪神討伐後の異世界でのとある日。
「ミコなんて出て行って!」
と、勇者である仄香に宣言されてしまった。
「分かったよ!」
私もそれに対して二つ返事で認めてその場を立ち去った。
所謂勇者パ^ティを追放された形だ。
それから一人寂しくとぼとぼと歩いていく。
「うぅ……」
全く仄香には困ったものだ。
追放何てひどすぎる。
「はぁ」
何か気分転換が出来ないかとこうして適当に散歩しているけど、全く気が晴れない。
そんな時だった、かすかに声が聞こえたのは。
「助けて」
そう小さく聞こえた。
慌てて声のする方へとかける。
声は森の中から聞こえてきたみたいだ。
森のなかに入り、暫く声の主を探していると、熊に襲われている女の子がいた。
「せいっ、」
熊の横っ腹にパンチを入れる。。
熊が吹き飛んで行った。
「大丈夫?」
「うん……ありがとう」
転んでいた女の子に手を伸ばす。
て、この子猫の獣人じゃん!
歳は10歳くらいかな?
凄く可愛い子だ。
それにしても勇者パーティーを追放されて猫耳少女と出会うとは。
これはこの子を私がテイムしてのいいと言うことかな?
「お姉ちゃん?」
「な、何でもないよ」
危ない。
可愛いという魔力に負けて変なことを考えてしまった。
……でも、テイムを極めれば、今後は……。
変なな考えはいったんお家に置いて、とりあえずこの子を保護して街まで連れ帰った。
「巫子、ちゃん?」
街を猫耳少女と手を繋いで歩いていると、私の名前を呼ぶ声がしたのでそちらを振りむく。
私を呼んだのは凪咲だった。
「あ、凪咲」
「その子、どうしたの……はっ、まさか!?」
「何考えてるの!?それ、ぜったい違うからね!?」
私と手を繋ぐ少女を目にした凪咲は一瞬何かを考えた後、何かを思いつく。
「だって、仄香ちゃんに追放されて、猫耳少女を連れてるってことは……」
凪咲もそう思うよね。
でも、私この子を保護しただけだからね。
何もしてないからね!
「テイムとかしてないよ!」
「……ロリコン」
「だから違うって!」
それから猫耳少女を無事に親元に返した。
そして仄香のもとに戻っている最中だ。
「もう、何回追放されるの、巫子ちゃんは」
「だって……」
実をいうと勇者パーティーを追放されたのは今回が初めてと言うことではない。
過去に何回もされているのだ。
「プリンくらい、大人げないよ」
「……」
追放された理由、それは喧嘩だ。
私のとって置いた限定プリンを仄香が食べちゃったのだ。
それで喧嘩になり追放された。
「はぁ、本当に子供っぽいところあるんだから」
そういう凪咲はこういう時いつも優しくしてくれる。
いつもこれくらい優しかったらいいのに。
「くだらないこと考えてないで、仲直りするんだよ」
まるで子供を諭すような言い方はやめてほしいけど。
それから無事仄香とは仲直りして、勇者パーテイーに戻りました。




