表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
精霊使いの吸血鬼  作者: ののん
本編
65/79

きゅうけつきのうた

 とある日、私とカレンが部屋である時のことだった。

 テレビを見ていたカレンが突然声を上げる。


 「た、大変ですの!」


 「どうしたの!?」


 何か慌てた様子のカレン。

 私はテレビを見ていなかったのでカレンが何を見ていたかは知らない。

 

 カレン、何見てたんだろ?


 「ワタクシ、吸血鬼になってしまいますの!?」


 「?」


 えっと、どゆこと?


 カレンもすこし混乱しているのかワタワタと慌てている。


 何でカレンが吸血鬼になるの?

 吸血鬼に噛まれたとか?

 いや、私は噛んだこともあるけど、カレンを吸血鬼にした訳じゃ無い。

 うっかり、吸血鬼にしたとかじゃないよね?

 ははは、まさかそんなはずはない。

 無いはずだ。


 どうしてそう思ったのか、今までカレンが見ていたテレビを見る。

 そしてテレビを見て、何となく理解した。

 カレンが見ていたのは、夜更かしをする少年と吸血鬼の某アニメだった。


 あー、何程。


 「大丈夫だよ、カレンは吸血鬼にならないから」


 落ち着かせるように言ったんだけど。


 「でも、恋した吸血鬼に血を吸われると吸血鬼になるって……ワタクシ、巫子に恋していませんでしたの?」


 段々と悲しげな顔になぬてきくカレン。

 今にも泣き出しそうだ。


 「違うから!これはアニメ、飽くまで作り物!フィクシャンだから!」


 この世界にきてまだ日の浅いカレンは、まだテレビ番組の中にフィクションの作品があると理解していても、たまに区別がついていないときがある。

 ドラマとかアニメとかでも、たまにノンフィクションの作品があるからだ。

 多分私という吸血鬼が身近に居たせいで、この作品がノンフィクションだと思ったのだろう。

 

 「そ、そうですの?」


 「そうそう」


 「ワタクシは、巫子が好きですの?」」


 「そうそ、……」


 カレンの不安がない質問に頷いて返していたけど、


 恥ずかしいんだえど!

 自分のことがあなたは好きだよって言ってるみたいで、そごく恥ずかしいんだけど!


 「そうですの!ワタクシは巫子が大好きですの!」


 頬を赤く染めながらそう言うカレン。

 そして私の額に軽く唇を触れさせ、ニコッと微笑む。


 やっぱり恥ずかしい!

 こんな美人の人に好きとか言われてキスされるとか、滅茶苦茶照れるんですけど!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ