ビーチボール
とある夏の日。
私たちは海にやって来ていた。
「よーし勝負だー!」
そう宣言しながらビーチボールを前に突き出す仄香。
そうやら彼女はビーチボールがしたいらしい。
そんな彼女に、もちろん私は、
「いいよ。勝負だ」
話に乗って勝負することにする。
きゅはただ単に海を楽しみに来ただけ。
皆と楽しく遊ぶことが目的なので、ビーチボールでも大歓迎だ。
「私たちもいいよ」
凪咲、冷香、カレンの了承も取れたところで、ちーわけをすることになった。
そしてチームだけど、
私と凪咲。
仄香、冷香の双子とカレン。
このようになった。
吸血鬼である私と勇者である仄香は、身体能力が他の人より飛びぬけて凄いので分かれることに。
そこからは、異世界出身でルールの分からないカレンをフォローできるように三にチームの方にして、そこからは何となくで決めた。
「ごめんね巫子ちゃん、カレンとじゃなくて」
「?別に、いいけど?」
なぜか謝ってくる凪咲に首を傾げてしまう。
「だって、胸の大きなカレンちゃんと同じチームになりたかったかなって」
「なにそれ!?」
意味不明だよ。
別にそんなことはない。
「だって、さっき凄い見てたし」
「み、見てないよ!」
嘘です本当は見てました。
だって、カレンのミグ着姿、凄く凄いのだ。
綺麗なサラサラのピンクの髪。
透き通るような真っ白な肌。
シンプルなビキニの赤の水着。
とてもとても可愛い。
普段しない露出の多い格好に、顔を染めているところも可愛かった。
そしてなりより、水着だと胸のインパクトが凄い!
照れてもじもじしていた時なんて、腕を前にしてもじもじとするもんだから、二つの巨大なふくらみがむぎゅ~となってやばかった。
そんなの女でも見てしまうよ。
皆だって見てたし。
今も周りからはチラチラとカレンに視線を送っている人もいる。
特に男性が多いけど、仕方ないと思う。
「早くやろー!」
私たちが言い合っていると、仄香から待ち切れないと言ったような表情でビーチボールを手に、急がしてくる。
「うん。始めよう」
「それじゃあ、行くぞー!」
私たちの準備が整ったのを確認した仄香がサーブをし、試合開始。
仄香の放ったボールはかなりの速さでこちらに飛んでくる。
まるでプロの人が打ったようなサーブだ。
「ちょっと、仄香。強すぎ!」
飛んできたボールを上にれしーずしながら、仄香を言及する。
「ミコならとれるでよー」
仄香から声が返ってくる。
確かに取れたけど、今のはやはないと思う。
普通の高校生が打てるような強さはなかった。
それに、こんなサーブ、渚秋には取れないと思う。
言葉を返してきた仄香だけど、流石に強すぎと、冷香に注意されていた。
それに対して仄香は頬を膨らませながらも頷いている。
「巫子ちゃん!」
そんなやり取りの間、私がレシーブしたボールを凪咲がトスしていた。
「やっ!」
上がったボールを使らが入りすぎないように打つ。
そのボールを仄香が受ける。
そして冷香がトス。
「カレンちゃん!」
「は、はい!」
自分のヨガ呼ばれるのを聞いてネットのそばで大きくジャンプ。
そしてボールをこちら側に打ってくる。
それを今度は凪咲がレシーブ。
そして次は私がトスを上げようと思たんだけど、
「……」
相手コートでカレンガ着地したのに目を奪われてしまった。
何に奪われたかって?
そんなの決まっている。
着地したカレンに、特にその胸にだ。
着地の衝撃で大きく揺れる胸は凄かった。
あれは目が行ってしまう。
「巫子ちゃん!」
凪咲の声にはっとして、慌ててボールを打とうとするもすでに遅く、ボールは地面に落ちていた。
「ごめん……」
「今、何処見てたの?」
「ごめん……」
私は凪咲の追及に対して謝る事しか出来なかった。
そして、こんなことが何回もあり、私たちは見事に負けた。
完全に私のせいで負けた。
でも、言い訳させてほしい。
あれは、ずるい。
そんな私に一番ぷんぷんしていたのは、同じチームの凪咲ではなく、相手の仄香。
「ちゃんと集中して!」
とのことだった。
その……すみませんでした……。




