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精霊使いの吸血鬼  作者: ののん
本編
59/79

ビーチボール

 とある夏の日。

 私たちは海にやって来ていた。

 

 「よーし勝負だー!」


 そう宣言しながらビーチボールを前に突き出す仄香。

 そうやら彼女はビーチボールがしたいらしい。

 そんな彼女に、もちろん私は、


 「いいよ。勝負だ」


 話に乗って勝負することにする。

 きゅはただ単に海を楽しみに来ただけ。

 皆と楽しく遊ぶことが目的なので、ビーチボールでも大歓迎だ。


 「私たちもいいよ」


 凪咲、冷香、カレンの了承も取れたところで、ちーわけをすることになった。


 




 そしてチームだけど、

 私と凪咲。

 仄香、冷香の双子とカレン。

 このようになった。


 吸血鬼である私と勇者である仄香は、身体能力が他の人より飛びぬけて凄いので分かれることに。

 そこからは、異世界出身でルールの分からないカレンをフォローできるように三にチームの方にして、そこからは何となくで決めた。


 「ごめんね巫子ちゃん、カレンとじゃなくて」


 「?別に、いいけど?」


 なぜか謝ってくる凪咲に首を傾げてしまう。


 「だって、胸の大きなカレンちゃんと同じチームになりたかったかなって」


 「なにそれ!?」


 意味不明だよ。

 別にそんなことはない。


 「だって、さっき凄い見てたし」


 「み、見てないよ!」


 嘘です本当は見てました。

 だって、カレンのミグ着姿、凄く凄いのだ。


 綺麗なサラサラのピンクの髪。

 透き通るような真っ白な肌。

 シンプルなビキニの赤の水着。


 とてもとても可愛い。

 普段しない露出の多い格好に、顔を染めているところも可愛かった。

 

 そしてなりより、水着だと胸のインパクトが凄い!

 照れてもじもじしていた時なんて、腕を前にしてもじもじとするもんだから、二つの巨大なふくらみがむぎゅ~となってやばかった。


 そんなの女でも見てしまうよ。

 皆だって見てたし。

 今も周りからはチラチラとカレンに視線を送っている人もいる。

 特に男性が多いけど、仕方ないと思う。

 

 「早くやろー!」


 私たちが言い合っていると、仄香から待ち切れないと言ったような表情でビーチボールを手に、急がしてくる。


 「うん。始めよう」


 「それじゃあ、行くぞー!」


 私たちの準備が整ったのを確認した仄香がサーブをし、試合開始。

 仄香の放ったボールはかなりの速さでこちらに飛んでくる。

 まるでプロの人が打ったようなサーブだ。


 「ちょっと、仄香。強すぎ!」


 飛んできたボールを上にれしーずしながら、仄香を言及する。

 

 「ミコならとれるでよー」


 仄香から声が返ってくる。

 確かに取れたけど、今のはやはないと思う。

 普通の高校生が打てるような強さはなかった。

 それに、こんなサーブ、渚秋には取れないと思う。


 言葉を返してきた仄香だけど、流石に強すぎと、冷香に注意されていた。

 それに対して仄香は頬を膨らませながらも頷いている。


 「巫子ちゃん!」


 そんなやり取りの間、私がレシーブしたボールを凪咲がトスしていた。


 「やっ!」


 上がったボールを使らが入りすぎないように打つ。

 そのボールを仄香が受ける。

 そして冷香がトス。

 

 「カレンちゃん!」


 「は、はい!」


 自分のヨガ呼ばれるのを聞いてネットのそばで大きくジャンプ。

 そしてボールをこちら側に打ってくる。


 それを今度は凪咲がレシーブ。

 そして次は私がトスを上げようと思たんだけど、


 「……」


 相手コートでカレンガ着地したのに目を奪われてしまった。

 

 何に奪われたかって?

 そんなの決まっている。

 着地したカレンに、特にその胸にだ。

 着地の衝撃で大きく揺れる胸は凄かった。

 あれは目が行ってしまう。


 「巫子ちゃん!」


 凪咲の声にはっとして、慌ててボールを打とうとするもすでに遅く、ボールは地面に落ちていた。


 「ごめん……」


 「今、何処見てたの?」


 「ごめん……」


 私は凪咲の追及に対して謝る事しか出来なかった。




 そして、こんなことが何回もあり、私たちは見事に負けた。

 完全に私のせいで負けた。

 でも、言い訳させてほしい。

 あれは、ずるい。


 そんな私に一番ぷんぷんしていたのは、同じチームの凪咲ではなく、相手の仄香。


 「ちゃんと集中して!」


 とのことだった。


 その……すみませんでした……。


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