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精霊使いの吸血鬼  作者: ののん
本編
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月と異世界と、吸血鬼何度も死ぬ。 【異世界編】

 『それでは、発射しますね』


 「了解」


 通信機から聞こえてくる声に了承を返す。

 

 とある日の月が綺麗な夜。

 今日はロケットの打ち上げ実験だ。

 ロケットとは言っても宇宙に行くわけではなく空中船のように空を飛ぶためのもの。

 だけど、今までとは全く違う技術で飛ぶため、私が被験者になった。

 色々と危険なことが多いからね。


 『発射』


 その声の直後、轟音と共にロケットは盛大に爆発した。

 私じゃなかったら無事では済まなかったよ。






 『それでは、行くぞ』


 「了解」


 再度トライ。

 前回の失敗を踏まえての挑戦。

 

 『発射』


 今度は爆発することなくロケットは上昇していく。

 

 「なんか。熱いな」


 爆発はしなかったが畿内がどんどんと熱くなっていく。

 まぁ、あの吸血鬼が宇宙に行く作品でも熱くなってたし普通かな。


 今回私が被験者に立候補したのは危険という他にロケットと聞いたからもある。

 だって、初めて月に行くって言ったら吸血鬼だよね。

 今回は全然月とか行かないけど。


 そんなことを考えているうちもどんどんと畿内が熱くなっていき、ついに私の来ている服が発火した。

 また失敗だ。






 『発射』


 めげずに何度も繰り返す。

 今回も無事、発射は成功する。

 熱くもなってこない。


 だけど、だんだんと寒くなってきた。


 時間が経つにつれて寒さは増していき、今では冷気も見える。

 ところどころ凍り始めてきた。


 『あー。冷却魔法が強かったか?』


 通信で確認したところ暢気な声でそんな言葉が返ってくる。


 何でそんなに暢気にしてるの?

 私、また死ぬんだよ?

 あの吸血鬼みたいに死にすぎだよ、私。

 今度、砂になって死んじゃうよ?


 まぁでも、流石はファンタジー世界。

 ロケットの打ち上げで機体が凍るとか、地球だと考えられない。


 




 その後も何度も打ち上げては私は死んだ。

 全く、もう勘弁してほしい。

 流石に辞めたいと進言したんだけどなかなか辞めさせてくれなかった。


 あー。軽い気持ちで受けるんじゃなかったー。

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