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精霊使いの吸血鬼  作者: ののん
本編
11/79

SSSS.KYUKETSUKI.SP 【異世界編】

 邪神を倒した後のとある日。私たちは海に来ていた。

 今日のメンバーはクラスのみんなと上田先生、そして王女カレン(護衛付き)だ。


 「ひっろーい!」


 海を見た仄香が叫ぶ。

 

 「ほらお姉ちゃん、着替えに行くよ」


 海を見てテンションの上がっていた仄香を双子の妹の冷香が水着に着替えに連れて行った。

 私たちもそれについていく。


 「こっちの海って赤くなるんだ!」


 冷香に手を引かれた仄香が海を指さす。

 仄香の指さす方を見てみると確かに海が赤くなってきていた。


 「な、なんですのこれは…‥」


 異世界の海はすごいなと感心していた私たち転移組とちがい絶句しているカレン。

 異世界の海だから赤くなってもおかしくないと思っていたけどカレンの藩王を見る限り異常事態のようだ。


 「あっ!なんか海からでてきたよ!」


 またも仄香が海を指さし叫ぶ。

 海から何か大きな影が出てきた。


 赤い海とともに来る巨大な影…‥


 「テー、テッテッテッ、テー」


 凪咲がとある怪獣のテーマソングを口ずさむ。

 どうやら凪咲も私と同じことを思ったようだ。


 「おっきいー!」


 出てきた怪獣を見て佐谷テンションを上げる仄香。

 出てきたのは20メートルぐらいはある黒い巨体で二足歩行。まさいく日本が世界に誇る某怪獣のようだ。


 「凪咲、あの怪獣鑑定できる?」


 恐らく良いものではないので調べておいた方がいい。


 「うん。えっとね、」


 凪咲が特殊能力鑑定で調べた結果は、

 名前はゴウラン。種族が人造モンスター。特殊能力赤霧。


 ゴジランって、某怪獣にすごく似ている。

 人造モンスターということは誰かが作ったということだろうけど、なんだかすごくめんどくさい予感がする。 

 特殊能力の赤霧は海を赤く染めているものだろう。

 それから、レベルが100もあるらしい。


 本来レベルが100になった場合魔王へと進化するのだけどモンスターの場合は殆ど進化しないらしい。稀に進化する場合もあるがその時は知能が急激に高くなる。そしてそれからは人とともに暮らしていくか世界を征服しようとする場合に分かれる。後者の方はTHE魔王という感じだ。


 少しそれてい待ったがこの怪獣は凪咲が鑑定できるということは魔王には進化していないということだろう。


 「と、とにかく非難を」


 少し冷静になったカレンが護衛に指示を出してここにいる人たちを非難させる。

 そんなとき怪獣が口から大量の赤い霧を吐き出した。


 「うわっ、すごい量」


 あまりの多さに視界が悪くなる。

 みんなの情を確認すると何故かみんなが倒れている。


 「大丈夫!」


 慌てて書けようがみんな痺れたようになっていて動けないみたい。


 「冷香!風魔法でこの霧吹き飛ばして!」


 倒れた原因は十中八九この赤い霧なので魔法で飛ばしてもらうように頼む。

 私は魔法が殆ど使えないので誰かに頼むしかない。


 「つか、え、ない、」


 話を聞いたところ、このあたりんから魔素がなくなっているらしい。

 魔素がなければ魔法は使えない。

 どうしたら…‥。

 あっ、それなら!

 

 魔法が使えないのなら精霊術を使えばいい。そう思って精霊視を発動させたのだが微祭礼たちが全然いなかった。

 本来このような自然豊かな場所には微精霊たちは多く存在する。

 魔素がないのも微精霊たちが居ないのも恐らくこの赤い霧のせいだろう。


 どうあいたら…‥

 みんなは動けない。今動けるのは私だけ。


 「フハハハハハ!!!」


 どうしようかと考えていたら誰かの絵洗い声が聞こえてきた。

 声の武士を探すと怪獣の頭の上に乗っていた。


 「だれ!?」


 怪獣の頭の上の何者かに向かって誰何する。


 「ほう?赤霧の中で動けるものが居るのか。

 いいだろう教えてやるワシはこのゴジランを作り出した天才、フラウ博士じゃ!」


 いかにもな恰好をした博士が名乗る。

 自分で天才とかいう所がいかにもマットサイエンティストだ。


 「みんなに何したのもとに戻して!」


 「それは無理なことじゃ。ワシの野望をかなえるためにな」


 野望?

 それにしてもこの博士。すごく語りたそうに見える。


 「ワシの野望は世界征服じゃ!」


 訊いてもないのに教えてくれる。

 世界征服とはまた定番な。


 にそてもどうしよう。

 このタイプの人は人の話を聞かない人だ。

 

 「そしてワシは最強のテイマーとなる!」


 マットサイエンティストがテイマー志望なおか。

 というか。テイマーって…‥。

 この怪獣の見た目と名前からあの怪獣にしか見えなかったけど、もしかしてヒーローが出てくる方だった?この博士が怪獣使いということで…‥。


 ならこっちはロボットで戦えばいいのかな?

 そんなこと言ってもないけど…‥。


 再びどうしようかと巨大生物、巨大生物と悩んでいると一つ思いついた。

 

 「メフィスト」


 私と契約している邪精霊メフィストを呼び出す。


 「何よ!」


 赤霧の影響はないかと少し不安に思ったが予想道理何ともないみたい。

 メフィストは邪神の魂そのもの。

 この程度なら何ともない。


 「お願いがあるんだけど、」


 さっき思いついたことを頼んでみる。

 私が思いついたのは、私を依代にメフィストが邪神に戻ること。

 この世界の巨大生物と言えば私の中では邪神が出てくるので思いついた。


 「なんで我がそんなことしないといけないのよ!

 まあどうしてもって言うなら今回だけはしてあげてもいいかもだけど」


 いつも通りツンデレなメフィスト。

 そんな彼女にお礼を言い、さっそく私は気合を入れるセリフとともに邪神へとなった。


 「アクセスモード!吸血メフィスト!」


 




 私の中にメフィストが入り黒い発光とともに私は巨大化する。

 巨大化した私の姿はかつて復活した邪神の姿に似ていたが背中からは巨大なコウモリの羽が生え、期からは巨大な鬼歯が生えている。


 邪神もとい吸血メフィストになった私たちは怪獣と向かい合う。


 「今回は特別に体の支配権は巫子にあげるわ」


 本来はメフィストにある支配権をくれる。

 それはいいんだけど支配権とともにメフィストの感情が私に流れてくるのが少し照れくさい。

 一つになったことで感情まで相手に伝わる様になってしまったようだ。

 メフィストは気づいていないみたいなので私も気づかないフリをする。


 「じゃあ行くよ!メフィスト!」

 「ふんっ!勝手にやってなさい」

 (初めて巫子との共同作業だ!)


 本当に、照れくさい。


 「吸血メフィスト!バトルゴー!」






 世界を滅ぼすと言われた邪神尾力はすさまじく怪獣はあっという間に倒れて消えてしまった。


 「そ、そんな、ワシのゴジランが…‥」


 地面に手をついてorz.の格好になる怪獣使い(テイマー)

 それにしてもみんなで戦った時はもっと弱かったと思うけど…‥


 「巫子がすごいってわけじゃないから勘違いするなよ!」


 メフィストが私たちの邪神が前回よりも強かった理由を「巫子すごい!」という想いと共に教えてくれた。

 何でも私の吸血鬼、それも真祖の無限の命と豊満な霊力が絶えず大量に供給されたことで異常な強さになってしまったようだった。

 

 「なんで邪神が…‥」


 カレンの声が聞こえたのでみんなの方を向いてみると赤霧はいつの間にか晴れていた。

 みんなも段々と起き上がってきているのだが、私(邪神)を見た途端腰を抜かしてしまった。


 「メフィスト、もとに戻して」


 このままだとさっきよりも混乱させてしまうので元に戻るようメフィストに頼む。


 「も、もう!?

 別にもうちょっと一緒になってたかったわけじゃないけど…‥」


 不承不承といった感じだったが無事に元の姿に戻れた。


 「えっ!?巫子!?」


 みんな驚いた顔を私に向けてくる。

 これは説明が大変そうだ。

 

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