1/1
転生はクソだ
『社長、今日の予定は9時から四菱様とプロジェクトの会議、10時から役員との情報交換、11時20分から………………………』「ああ、了解した。車を出せ。」
俺の名は如月 龍也 一代にして大企業を作り上げ、大金持ちになった男だ。世間的に、いや、誰から見ても俺は勝ち組だと言われるだろう。俺もそう思う。だが、ここまでのし上がるには相当な努力があった。俺は貧乏な大家族の家に生まれ、そこの長男として育った俺は、必然的に家族を養う立場だった。毎日兄妹の面倒を見て、夜は勉強。友人もつくらず、成功するためだけに生きてきた。だがまだまだこんなもんじゃない。俺はもっと成長できる。「さて、今からの会議も頑張らないとn」瞬間、爆音が鳴り響いた。
なんだ、なにがどうしたってんだ。痛え。なに…が…
視界が‥霞んで見える 「おい!この人身体がちぎれて……」
手を伸ばそうとしてみる、
しかし、そこに俺の腕はなかった。
「あ、なんで…?」
周りを見渡すと、車がなにかに衝突したようだ。
『やった』
その声が聞こえて、俺の、人生は、、、、
終わりを迎えた。