王様でしょ
もう嫌だ~こんな空間!
それぞれの自己紹介をしていると。
【そろそろ時間ですかな?】
そう言うとナイスミドルは王の間に案内するので付いてきて欲しいと言ってきました、四人は素直に付いていくことにしました。
チ(あの人今王の間とか言ってたけど?王様って怖い人なのかな?)
ケ(そりゃ怖い人なんじゃね?王様でしょ?)
ミ(王様って言うから貴族なんですかね?)
チ(出た~貴族~王様金持ちなのかな?)
ケ(チヒロやけにテンション高いな?どうし
た?)
チ(こうでもしないと心の臓が痛い)
ケ・カ・ミ(((デスヨネ~!)))
四人はナイスミドルに聞こえるか聞こえない位のちょっと失礼なひそひそ話をしていると。
【着きましたよ!くれぐれも失礼な事をしないで下さいね!くれぐれも王を怒らす用な事はしないで下さい!では入ります!】
まるで観光ガイドのようにナイスミドルは注意をすると重々しい音を立てて扉が開いたのでした。
重々しい音を立てて開いた扉の先にはあの二人組が居ました。
「君達怪我は無かったかい?」
「何だか騒がしいけど?何かあったか知っているで御座るか?」
一人は爽やか笑顔でもう一人はどことなく不機嫌な感じで四人に聞いて来たのでした。
チ(えっと・・・その~・・・)
ミ(ちぃちゃん気をつけてコイツら変態だから)
チ(へっ?そうなの?)
チヒロにそっと耳打ちするミナミその横で聞いていたケイコはまるで汚物を見るような目で二人を見たのでした。
ホ「変態とは失礼なこいつと一緒にしないでくれよミナミ?キラッ私の名前は星野 幸です!よろしくね」
イ「我輩変態では無いミナミ殿!我輩の名前は伊賀 鳶助で御座る!以後よろしくで御座る!」
チ(ミナミの知り合いなのです?)
ミ(違うよチヒロ!コイツら生徒会の人間よ、毎回事がある事に勧誘してきて鬱陶し奴等よ!)
ケ(あれが生徒会?)
ミ(No.1とNo.3ね、しつこいたらありゃしない!)
カ(ふん~あれが生徒会ネー)
ミ(ガッチャン?あいつらに手出しちゃだめだよ?)
カ(何で?ミナミ?)
ミ(あれに手出せばめんどくさいから!ヤるなら徹底的にヤらないと!)
カ(んっ分かったよ、あれはミナミの獲物だって事かな?)
ミ(そんなんじゃないんだけど、何か黒いものこうお腹からこうグワッて感じに!)
カ(うんうん分かった分かった~ミナミを怒らすと怖いからな~)
ミ(もうガッチャン!)
チ・ケ((鴛鴦夫婦))
【あの~勇者様そろそろ王様が来られるのでお静かにお願いします。】
自分達と同い年位のメイドさんが四人と二人組に話し掛けてきました。
多分あそこにいるメイド長らしき人に言われて来たんだなと瞬時に推測したミナミ手によって口を塞がれて静かになるチヒロとケイコ。
そして大きなラッパの用な音と共に王様が姿を現したのでした。
変態だらけ!