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この件はくれぐれもご内密に  作者: tema
この小説について
2/81

用語と設定

■かなりネタバレを含みます■

■ネタバレがイヤな人は、 ■

■ここは飛ばして下さい  ■


随時変更します。

【用語及び設定】


<本小説特有の用語>

Sボノボ

⇒遺伝子操作により知能を高めたボノボ

 第一世代のIQは約80

 第二世代のIQは高く、計測不能

 第三世代のIQは更に高い

 なお、ボノボはコンゴに生息するチンパンジーの一種

 チンパンジーやヒトと異なり、攻撃性が低く性的に奔放


Sマウス

⇒遺伝子操作により知能を高めたハツカネズミ

 現在までに12世代が創られている

 各世代で最高の知能を持つ個体を、アルジャーノンと呼んでいる

 アルは第12世代のアルジャーノン

 有効と判断された遺伝情報は、Sボノボに導入されている


サカニア総合研究所

⇒コンゴ民主共和国サカニアから東に60kmの場所にある国立研究所

 色々と内密にしなければならないことを抱えている


ヒト受精卵に対する遺伝子操作禁止条約--クローテン議定書

⇒2016年に締結された遺伝子操作に対する制限

 主要国は同意し批准したが、アフリカ諸国は否認

 実は2031年に作られたが、2016年締結と現実を改変された


アラビア半島戦争

⇒2028年に勃発し、2029年に終結

 サウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタール、オマーン王国、イエメン共和国は滅び、国連の管轄下に置かれた

 実は人工遺伝子の生物災害(バイオハザード)を無かったことにするために起こされた戦争


コンゴ政府AI(B・B)

⇒国連決議により開発された人工知能

 コンゴ民主共和国の国家運営を司る

 中心処理はサカニア総合研究所で組まれ、教育されている

 賄賂も、恫喝も、脅迫すら受け付けない政府

 呼び名のB・Bは、小説「一九八四年」による


タグ

⇒コンゴ国民が身体に埋め込んでいる電子部品(チップ)

 金銭処理は、全てこのチップで行う

 身体状態を監視しており、脅迫などでは処理ができない

 コンゴ国内であれば、誰がどこに居るかをコンゴ政府AI(B・B)が把握している


自動翻訳機(トランス先生)

⇒音声・文字認識、及び翻訳機能を持ったクラウド・サービス

 手話も翻訳可能


有機EL眼鏡(グラス)・有機ELコンタクト

⇒眼鏡型・コンタクトレンズ型のモニタ

 クラウドと繋がっており、トランス先生はこれに文字を表示している

 トランス先生が翻訳した声は『』で、普通の声は「」で記載している


<遺伝子関連用語>

ヒト加速領域(HARs)(Human accelerated regions)

⇒人類と他哺乳類で特に異なるゲノム領域

 特にHAR1と呼ばれる領域は、脳の複雑性に関わる

 Sマウス、Sボノボは、この部分を変更されている


異常紡錘形様小頭症(AS)関連タンパク質(PM)遺伝子

⇒脳の大きさに関わる遺伝子

 Sマウス、Sボノボは、この部分を変更されている


マイクロセファリン(MCPH1)

⇒脳の大きさに関わる遺伝子

 Sマウス、Sボノボは、この部分を変更されている


言語遺伝子(FOXP2)

⇒言葉を話す能力に関わる遺伝子

 Sマウス、Sボノボは、この部分を殆ど変更されていない(・・・)

 このため、Sボノボは声ではなく手話を使って話す


ゲノム編集(CRISPR)システム(/Cas9)

⇒遺伝子操作手法の1つ

 Sマウス、Sボノボ、設計された人類(デザイナ・チャイルド)は、この手法で創られた


<核技術関連用語>

ミューオン

⇒電子に似ているが、約200倍の質量を持つ粒子

 これを水素原子に放射すると、触媒のように核融合が起きやすくなる。

 サイムはこの粒子の生成理論で、2032年にノーベル物理学賞を受賞した


ミューオン触媒(サイム型)融合炉

⇒上述のミューオンを使用した核融合原子炉

 2037年にコンゴ川流域で最初の融合炉を建設開始し、2041年稼働開始

 2045年現在では世界各国で稼働しており、原油価格の低下を引き起こしている

 実際に使われている理論は、パンロゴが発見したもの


加速器駆動形未臨界炉

⇒放射性核廃棄物を燃料にする核分裂原子炉

 2039年にサカニア総合研究所で建設開始し、2043年稼働開始

 効率はミューオン触媒(サイム型)融合炉に劣るが、核廃棄物処理を各国から依頼され、サカニア総合研究所の資金源となっている


<小説「一九八四年」由来>

真理省(ミニトゥルー)

⇒英国では、MI7が管轄している


愛情省(ミニルヴ)

⇒英国では、MI5が管轄している


戦争は平和


無知は力


隷属は自由


二重思考(ダブル・シンク)


新数学(ニュー・マス)

⇒ニュースピークから

 それまでの数学に様々なルールを付け足したもの


<temaの小説特有な表現>

社会

⇒人間が作った独自のルールを適用できる領域

 実体は存在せず、人間の共同幻想の一つ

 世界の中に浮かぶ泡のようなもの


世界

⇒社会を含み、その外側にも広がる宇宙

 野生動物やウイルス、各種天体は社会の外、世界の中にある


真実

⇒人間の心の中にある"本当"のもの

 人間の数だけ(ものによってはそれ以上)ある


事実

⇒人間の心の外で、既に発生してしまった事象

 タイム・トラベルでもしなければ1つだけ


ヒト

⇒生物としての人類(ホモ・サピエンス)を指す


人間

⇒社会の中で主体的に活動する者を指す

 小説内で、Sボノボはヒトではないが、主体的に活動しているため人間である

 奴隷は主体的な活動権利を奪われているため、ヒトであっても人間ではない

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