エヴァはウルトラマンの二次創作物か -なろうにおける二次創作の定義について-
エヴァはウルトラマンの二次創作物か -なろうにおける二次創作の定義について-
すごくHとJなタイトルで申し訳ないですがご容赦願います。
これは、現在私が『まったり城塞都市をつくろう』というチラシの裏を、なろう様のサイトで公開しており(ノンステマ)、それが二次創作に当たるかどうか、なろう運営様にご相談するべきかどうか迷っている自分の考えをまとめるための随筆です。
返信できるかどうかは不明ですが、ご意見罵倒などあれば参考にさせていただきますのでコメントください(コメント乞食)。
ただ、コメント頂ける場合は、タイトルについてどう考えるかお答えいただけると私が喜びます。
「小説家になろう」では二次創作の投稿は原則禁止なので、自分のチラシの裏が「二次創作」に当たるのであれば、ガイドラインに従う必要があります。
ガイドライン「二次創作の投稿に関して」
http://syosetu.com/site/nizi/
ということで、「小説家になろう」における「二次創作」とはなんぞや、ということになります。
結論としては、運営に聞けよ、はい論破ですね。
ただそれを聞くこと自体、どうなの?という意識があるのですよー。
まあ自分が同人活動をしていた頃、過去に描いた幾つかのアニパロ同人誌は「二次創作」です。
ただ、アニパロだけでなく歴史物も描いていました。例えば源義経の後日談や、海幸彦と山幸彦のifとか。
これらは歴史物で完全オリジナルではないけれど、「二次創作」という意識がないです。なかったです。いわゆる空想ものSF物のイメージ。
で、なろう様のガイドラインに
“
・歴史上の人物を題材とした小説
第二次世界大戦までの人物を目安とします。※第二次世界大戦を含む
現在存命中の人物を題材とした作品は全面的に禁止いたします。
”
という文章を発見。
これは、歴史上の人物を題材とした小説は「二次創作」だけど古めならOK(意訳)という認識だということです。
例えば、宮本武蔵をメインに持ってきたものは「二次創作」である、となります。(なりますよね?)
『バガボンド』(原作:吉川英治 漫画:井上雄彦)や石ノ森章太郎先生の『宮本武蔵』も「二次創作」となるってことですよね?
ついでに『魔界転生』とか。(宝蔵院胤舜とかこの作品でファンになりましたよ)
『バガボンド』って「二次創作」だったの?
教えてエロい人。
二次創作あたりでgoogle先生に質問すると、「二次創作はグレーゾーンか? 「公式への問い合わせ」の是非」というまとめがひっかかります。
Twitterでのやり取りはどちらの言い分も(正しいとかではなく)「わかる」箇所があり、ナゴナゴします。
私がまとめるなら、
昔ながらのオタクの常識(同人活動は秘めやかに)VS ネット時代の新常識(全然秘められてないよ!)
でしょうか。
まとめ部分を引用すると
“
ネットの普及は、「公式から全力で隠れる」という今までの姿勢を、否が応にも変えつつはないでしょうか。
ぶっちゃけて言うならば、現在の二次創作は「全く隠れられていない」と言っても過言ではないでしょう。
隠れ続けることが出来なくなっているのであれば、これからはまた、公式さまに対する姿勢、態度もまた、なにか新しい対応方法を考えなければいけない境目が来ているのではないでしょうか。
(中略)二次創作について公式GLを出している運営さんは、現在では確かに「異例」です。
けれどここまで市場が大きくなっている以上、今後は公式運営さんのほうも「黙認」で通しきれなくなっていくかもしれません。
その「黙認」の期限が切れた時に、公式さんが寛容な方向へ傾くか、それとも厳しい見解を示すかどうか。
”
「小説家になろう」様のガイドラインの最初には、投稿者に変わって権利元に問い合わせを代行するとあり、必要なら従う必要があります。
話を戻して、『まったり城塞都市をつくろう』は大人気ゲーム Minecraft に大きな影響を受けています。
影響は今まで接してきた作品全てなので、Minecraft だけではないですが。
私はMinecraftを素晴らしいゲームだと思うので、リスペクトですが、オマージュかと言われれば ? です。
Mojangの公式ガイドラインは「クールならOK」と非常にわかりやすく、そしてわかりにくい定義ですが、いわゆるクールな同人活動を広い心で公認しています。
MINECRAFT エンド ユーザー ライセンス条項
https://account.mojang.com/documents/minecraft_eula
一部引用すると、
“
当社はお客様がクールなことを行うことを大いにお勧めしていますが、当社が許可していないことだけは行わないでください。
”
『まったり城塞都市をつくろう』がクールかどうかはMojangが判断するところですが、問題は私自身が『まったり城塞都市をつくろう』をMinecraftの二次創作だと認識できていないということです。
このチラシの裏は、日々のストレスから逃げる種の一環であり、なろうに公開するのもその一環です。ついでに小説どころかポエムも書いたことがない人間が、底辺を抜け出すことができるか実験と仕事で関わっているアクセス解析などもその一環です。
単純に私とMojangだけの問題であれば、Mojangが問題あり(not cool)と判断しない限り、問題ないのですが、(わかりにくい)「小説家になろう」を利用させていただいているので別の問題が出てきます。
なろうといえば異世界ものですが、エルフやドワーフをモチーフにした、あるいは登場させる異世界ものは多いです。
指輪物語もゲド戦記もロードス島戦記もウィザードリーもD&Dもやったことなくても、異世界ものは書けますが、別の作品からエルフやドワーフを知った若い人も、それら古典にたどり着くし、さらにはグリム童話や、それらの元になった昔話が起源になります。
ちなみに、童話などでは醜い小人と表現されるコボルトを、イメージ検索すると、高確率で犬系ですが、英語Koboldで検索するとイグアナ系と犬系、あとは醜い小人がヒットします。これは、日本のRPG界隈がウィザードリーや、それに影響を受けた作品の影響らしいです。(わかりにくい)
まあ、何が言いたいかというと、
歴史上の人物を題材とした小説が「二次創作」ならば、
上記古典に影響を受けている異世界ものは「二次創作」ではないのか否か。
これによっては、自分のチラシの裏が「二次創作」なのかどうかが変わってくるかなと思うので。
もちろん「小説家になろう」というサービスにおいて、何を「二次創作」と判断するかは運営次第なので、もちろんそれには従いたいなと思っていますよー。
ただ、自分が「二次創作」だと認識していなにのに、ガイドラインに沿ってご相談をするのはどうなのよって話です。
参考
二次創作における倫理の考察 - Togetterまとめ
http://togetter.com/li/753530
あ、そうだタイトル回収しておかないと。
トレンドニュース
『エヴァンゲリオン』シリーズの庵野秀明氏、『ウルトラマン』への思いを語る/〈視線の先〉インタビューより引用。
http://trendnews.yahoo.co.jp/archives/445177/
“
意識して引用したことはないんですよ。しかし『ウルトラマン』がフォーマットとして完璧なので、面白いものを作ろうとすると、意識するしないに関わらずあれになってしまうというのはありますね。アニメーターに発注する時に「ロボットじゃなく、人みたいな動きをする巨大なもの」と言っても、「それはどういうものなんですか?」と聞かれてしまうわけで、共通言語として「ウルトラマンみたいなもの」という言い方をしたことはあります。『エヴァ』の第壱話を見た友人から「あれってウルトラマンがロボットの格好をしているものだよな?」と言われるまで、自分自身でも気が付いていなかったんです。
”
庵野氏の作品と自分のチラシの裏は全然違うし、思っていることも同じではないのですが、認識の齟齬的な問題というかその辺りのアレで引用させてもらいました。