表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
貴方に贈る星の華  作者: 青柳
2/2

蒲公英みたいな希望

誤字脱字等のご指摘ありましたら教えてくださいお願いします。

あれから投石器だけじゃ不安になり、出勤鞄ことデカめのメッセンジャーバックを漁った。


コミュ障の人間が仕事に慣れるまでは時間がかかる。もちろんストレスもかかる。


そうなると会話をしなくていい上リラックスできる趣味にのめり込む。


俺の場合釣りだ。鞄の中にはオモチャみたいな小型の釣竿に釣り具屋で売ってた小型ナイフにプラスチックの小物入れに釣針と重り、小さな浮きを入れて仕事上がりに電車乗って近くの港で波の音聞きながら釣るのが好きだった。


成果?坊主だけど海見ると落ち着いて仕事頑張ろうって思えたよ。


だけどまさかこんなところで役に立つとは、思わなかった。


釣り用のナイフを鞘から抜く。

鞘はベルトに挟んで、ナイフは落とさないようちゃんと握る。油断はしない。

草花の合間から小さな茶色の耳が見える。敵ならヤバイ。



周りを気にしつつ、後ずさり。相手はこちらへ来ない。むしろ逃げてくれた。


呼吸を整え、歩き出す。



ドア枠達とお別れしてそろそろ1時間経つ。歩く視界にようやく草原から樹木生い茂る林が見えて、草丈も膝辺り。舗装はされていないが細い道も見える。


ようやく人に会える気がしてそろそろ嬉しいけど緊張した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ