表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
web小説を極めたい  作者: シンリーベクトル


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

8/10

理由付け

人は「理由付け」で安心を買う


――セフティと共感のメカニズム(サイサイセオリー応用)


人間は「理解できないこと」に耐えられない生き物だ。

たとえそれが誤解であっても、「理由」があれば安心できる。

この“理由付け”こそが、心理のセフティ(Safety)を満たす最古の防衛本能だ。



理由付けは「心の摩擦軽減装置」


人は予測と現実の間にギャップ(摩擦)が生じたとき、

そのままではストレスになる。

そこで「理由」をつくる。


「頑張ったけど運が悪かった」

「あの人がそう言ったから」

「状況的に仕方なかった」


これらは全て、セフティを維持するための構造的行動だ。

サイサイセオリーでいえば「摩擦をラーニン(理解)で整え、セフティを回復するプロセス」になる。



物語の中の“理由付け”と共感


小説でもこの仕組みは同じだ。

読者は最初、登場人物の行動や世界の理不尽さに摩擦を感じる。

しかし、後半でそれが「なるほど」と繋がった瞬間――

その摩擦は一気に「共感」に変わる。


つまり、読者体験はこう流れる。


摩擦(不安) → 整合(納得) → 共感(安心)


セフティが満たされた瞬間、読者は主人公とユナイト(同調)する。

この心理的な“弛緩”こそ、物語のカタルシスの正体だ。



「言い訳」が生む共感


人間臭い言い訳は、読者を遠ざけるどころか、

むしろ共感を強める装置になる。


「どうせ自分なんて」

「やっても無駄だ」

「本当は怖かった」


こうしたセリフは一見、弱さに見えるが、

実はセフティを取り戻すための自然な防衛だ。

そこから一歩踏み出した瞬間――

読者は「それでも挑む」姿に希望を見いだす。


言い訳があるからこそ、共感が生まれる。

完全無欠な主人公よりも、「セフティを取り戻そうとする人間」に心は動く。



まとめ ― 整合は安心、安心は共感へ


物語を設計するとき、

「整合性が取れた後に共感が訪れる」という心理構造を意識すると、

読者の満足度が格段に上がる。

•摩擦を生む(不安)

•理由を示す(理解)

•安心を与える(共感)


この三段構造が、セフティを介した読者の心の動線である。

作者が「安心のタイミング」を制御できれば、

作品はただの物語から「共鳴体験」へと進化する。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ