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桃太郎読書会  作者: アホ
4/9

第四回

参加者には桃が配られていた。


それぞれが自分勝手な態度で座っている、猫背だったり、妙に神妙だったりする彼らの眼前に桃が丸のままひとつづつ丁寧に配膳されていた。


それは誰よりも早く来た私が会の趣旨に合う食物として粋な演出を施したもののはずだった。


誰一人話題にすらしないことが不自然だったが、気のせいかも知れなかった。


50がらみの主婦が中年男と地域のゴミ出しについて話し始めた。


桃太郎そのものにあえて触れないのが面白いとでも思っているかのようで苛ついた。


「誰か意見のある人はいませんか?」


すると、堂々と挙手をした人物が現れた。


彼は立ち上がってすらいたのだ。



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