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BreakActionDuel 箱庭の一対一  作者: ultimate!!
さぁ、箱庭に入ろう
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第一話 購入、クリエイトォ!

VRモノに手を出しました。お願いします。


 VRゲームが発達した現代。MMO、レースゲームにシューティング。ゲームだけでなく料理や会議など。VRでできることが大幅に増え、ほとんどの人が一人一つVR装置を手に入れた。


 そしてそんなVRのゲームソフトを漁る俺、風見久。


 「なんか面白いゲームねえかな…」


 流行りのMMOはなーんか合わなかったし、ただ他の人と交流するゲームをしたい。

 それも身体を動かすようなもので。

 より具体的に言えばバトル。勝負。

 剣、槍、斧、弓…

 一対一のぶつかり合い。

 そんなゲームを探していた。

 だがPVPは開始時期でレベル差がある。し経験値が入るとはいえそんな闘技場だけでやれるほど甘くない。


 もうここまでくればただ勝負するだけのゲームを探していた。


 「ん?『BreakActionDuel』…?」


 トレーニングモードとPVPのみ。ステータスポイントが100ポイントあり、それをHP、攻撃、防御、敏捷力、魔力、跳躍力に好きに割り振ることで戦う。

 ランキングシステムもある…か。


 あまりに説明が少なくないか?商品説明欄これしかないぞ?


 ただこういうものを求めていたわけで。


 「…買うか。」


 幸いにも返品はできる。


 クソゲーだと思えば返品すればいいだけだしな。そう思い、購入した。














 〔BreakActionDuelへようこそ。〕


 ゲームに入った俺の前に現れたのはそんな文章。


 〔まずは、このゲームで使用するアバターを作成します。〕

 〔このアバターは後から何度でも再作成可能です。気楽に作成ください。〕


 そうして俺の前に髪、目、鼻、口…と様々な項目が現れる。それらを出来るだけ今の身体に合わせて入力していく。理由は単純。その方が動かしやすいからだ。


 そうして身体を作る。

 ただ全く一緒というわけではなく、髪型や髪の色、目の色など謎に設定できるところが多かったので、細かく設定しておいた。


 〔次に、使用する武器と各種パラメータ設定です。〕

 〔こちらもいつでも変更可能です。気楽にどうぞ。〕


 そんな文章が出た時には俺の身体が透明なものからさっき作ったアバターになっていた。

 いつのまにか服も着せられていて、動きやすいズボンに少しダボっとしたパーカー。

 なんか生活感の塊みたいな服だな…

 そう思ったが、先にパラメータと武器の設定だ。


 右手と左手で持つ武器を選べて、両手武器を二本持ちとかも一応可能らしい。するかは別として。


 どんなシステムかもわからないのでとりあえず右手に剣、左手に盾を選択。


 パラメータだが、初期値がこう。


 HP 500

 攻撃 50

 防御 30

 魔力 100

 敏捷 30

 跳躍 20


 ここに100ポイント振り分けるらしい。

 ただHPのみ1ポイントが5ポイント換算だそうだ。

 そしてこの元となるステータスを減らすことは出来ない。


 とりあえずよくある勇者を思い出してステータスを振る。

 その結果がこう。


 HP 600(20)

 攻撃 70(20)

 防御 50(20)

 魔力 120(20)

 敏捷 50(20)

 跳躍 20(0)


 とりあえずHPから敏捷までバランス良く。

 跳躍に関しては読んで字の通りだと思うが正直敏捷でいいんじゃね感が拭えない。のでとりあえず手はつけていない。


 〔次に、使用する魔法の種類を選択してください。〕

 〔これも先程と同様変更可能です。〕


 魔法。タイマンで魔法。多分そこまで大規模なものはないと思うがとりあえず見るか。

 そしてその種類。


 火魔法 炎魔法 焔魔法 血魔法 爆破魔法

 水魔法 氷魔法 雪魔法 羽魔法 空間魔法

 風魔法 雷魔法 土魔法 光魔法 闇魔法

 死霊魔法 毒魔法 幻惑魔法 加速魔法

 樹木魔法 植物魔法 回復魔法


 多くね?

 というか何個か同じようなやつない?

 火と炎と焔とか。


 まあとりあえず一番最初にあったし勇者っぽいし「火魔法」を選択する。


 〔では、最後に名前を入力してください。〕

 〔これは変更することが出来ません。〕


 こういうときの名前は決めてある。

 名字から取ったこの名前。


 〔『風見鳥』でよろしいですか?〕


 Yes。

 本来は『風見鶏』らしいが俺はこっちのほうが好きだしあえてこうする。


 〔では、Duelをお楽しみください。〕


 さて、とりあえずやるか。

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