君と距離はスマホ一つ分
「きっと、ずっと。僕は君のことが好き。」
それを伝えたくて、それだけを伝えたくて‥
伝わりもしないメモに、君への思いをひたすら綴る。
君はどうしてるんだろう?
君は今、楽しんでいるの?
それとも今は、泣いているの?
君は今、悲しんでいるの?
それとも今は、笑っているの?
僕には君のことは分からない。
それでも僕は、きっと君には幸せでいて欲しい。
青い空と白い雲。見上げる度に眩しい太陽が、僕を照らしては、僕に温もりを与える。
柔らかな風が運ぶ、新緑の匂い。
僕の右隣には、君がいて。
そっと触れる手の感触、そこから伝わる温もりが、僕に安らぎを与える。
君と僕との距離感はいつもスマホ一つ分だった。
そこから君と一緒になるまでの、近くて、遠い。
触れられそうで、触れられない。
そんな僕らの物語。
長編にする予定の作品を先出しします!
しかし、いつになる事やら。