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出発します!

「そんじゃあ行くぞー。ここには帰ってこないから荷物は俺に預けろよー」


 遠足に行く小学生みたいな雰囲気だな。いやまぁ、その雰囲気を作っているのは俺なんですけどね!






「ここに集合だっけ?」

「はい。あ、もう既に何人か集まっていますね」


 2、3人門の前で座っていた。


「極星様。昨晩のこの書類なのですが……」

「ああ、見せてみろ」


 仕事をしている俺達の横で蒼が奴隷娘達と何か絵を書いて遊びだした。クラセントは弓の点検、ソルトも同じく。翔太さんはこの前覚えたばかりの剣の手入れをしていた。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーー





 そう言えば折角鑑定スキル持ってるのに使ってなかったな。使うタイミングがなかっただけだけど。


 スキルはなんと無くどう使えば良いのか判る。目に少し力を込めて、鑑定対象を剣にすると、俺の剣の上にゲームみたいな感じで鑑定結果がでる。



ーーー名の無い神剣ーーー


・神級

・最高神トーラが作った神剣

・神の加護が掛かっており、持つものに力を与える


 効果   敏捷(大) 攻撃力(大) 防御力(大) 知力(大) 運(大)


・所有者 ショウタ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 おお!なんかスゴいものだったみたいだな!


 この世界に来てからかなり強くなってたのはこの剣のお陰でもあるんだろう。それにしても凄いな。ただ、これ以外の鑑定結果が知らないから比較しづらい。


 あの人の剣はどうだろう?



ーーー鋼鉄の両手剣ーーー


・普通

・価値は低く、何処にでもあるもの


 効果 なし


・相場 2万テリ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 うわーぉ。これがどれだけ凄いのか判る気がする。そうだ。クラセントさんの弓はどうなんだろ?かなりの業物みたいだし。



ーーー梓弓ーーー


・神級


 【error】鑑定に失敗しました


ーーーーーーーー



 ………へ?どういうこと?


 鑑定に失敗しましたってことは相当すごいものなのか?神級ってことはこれと一緒なわけだし、あれが相当ヤバイものなのか?


 呪われてる、とか。


「いや、俺の問題なのか?」


 ソルトさんのはどうなんだろう?



ーーーミョルニルーーー


・神級


 【error】鑑定に失敗しました


ーーーーーーーーーーー



 また!?なんで!?


 もしかして神級以上は他の人のやつは見られないのかな?そうであってほしい。


 っていうか!ミョルニルって確かギリシャ神話に出てくる槌だよな!?どこで手にいれたんだ、あれは。


 色々わかんないけど。俺は自分の手を見ると、鑑定出来ますって出た。人間にも使えるんだ!早速見てみる。



ーーーショウターーー


・人間種(17)

・異世界人


 HP 1200/1200

 MP 1000/1000

 SP 1500/1500


 攻撃力  42(24)

 防御力  33(20)

 敏捷   55(31)

 運    147(130)

 知力   24(12)

 技巧   13

 回復力  38

 

 【スキル】

・二刀流(5)・鑑定・異世界言語・算術・料理(1)


 【称号】

・勇者・異世界人・変態・奴隷買い・覗き魔・剣将・期待のルーキー


ーーーーーーーーーー



 ………。称号が……。


 俺は勇者ってところとか期待のルーキーってところとか凄いと思う。思ったよりシステムはちゃんとしているって。


 でも変態とか覗き魔とか……これ誰がつけてるのか知らないけど鑑定使える人が見たらすぐ判るんだよね!?こんなの絶対に見せたくないんだけど。


 それと、地味にスキルに料理が追加されてる。多分これは昨日上がったんだろう。スープ大量に作ったし。


 俺強いのかな?比較対象用にイムちゃんを鑑定してみる。



ーーーイムーーー


・劣化竜種(13)


 HP 620/620

 MP 370/370


 攻撃力  6

 防御力  8

 敏捷   11

 運    119

 知力   8

 技巧   10

 回復力  7


 【スキル】

・弓(2)・料理(1)・算術


 【称号】

・奴隷の子・弓の才能(3)・精霊の加護



ーーーーーーーー


 え。見間違いかと思った。平均10なのか?俺はかなり恵まれてるのか。


 弓の才能ってのが気になったから見てみたら、どうやら生まれつきみたいだ。天才って意外と近くに居るんだね。


 精霊の加護も調べてみた。どうやら極星が付けたっぽい。神様らしいからな。自称でしかないけど。


 そうだ!極星の方も覗いてやろう!それで後でイビってやる!



ーーー*******ーーー


・**(*)

・*******


 HP 999999/999999

 MP 99999999/56288

 SP 99999999999/673293878


 攻撃力  1541

 防御力  1368

 敏捷   1256

 運    50

 知力   8897

 技巧   3896

 回復力  Max


 【スキル】

・総ての理・水の能力者・創造・剣術(Max)・槍術(Max) etc.


 【称号】

・家族思い・精霊の王・最強の冒険者・電光石火・万能薬 etc.


ーーーーーーーーーーーーー



 うん、まぁ、そんな気はしてたけど。とんでもなさ過ぎるでしょ。回復力(Max)ってなに!?斬ったそばから回復します的なあれか!?


 知力と技巧が半端じゃない。とんでもなく器用な上に頭良いって事か?ズルい。勇者って称号ついてるのが恥ずかしくなってくるよ。


 1つ気になることがある。称号の欄のetc.の前。万能薬?薬?おかしくないか?


 だって極星は薬じゃない。………あ。もしかして、極星の種族が関係してるのか?確か不死鳥って言ってたな。それか。血を飲むと適正が合えば不老になれるってことは怪我ぐらい治るだろうし、病気だってそうかもしれない。


 少し気になって称号のetc.の欄も少し見てみたら、無双武具流とか言うなんと無く格好いい名前の称号の中に、こんなのがあった。


【追われし者】


 これにさらに鑑定を掛けることが出来たので掛けてみた。これの所得条件等がそこにでる。……かなり恐ろしいものだった。



ーーー追われし者ーーー


・周囲の信じていた者100名以上に裏切られて追われる身となった者の称号

・強い妬みが周囲に充満し、上記の条件をクリア、また、追われる身となった状態のまま数年が経過することが所得条件


 【効果】

・恐怖耐性(大)・苦痛耐性(大)


ーーーーーーーーーーー



 極星がこれを持っているってことはこの条件をクリアしたからだ。つまり、追われて何年も隠れていた事になる。嫉妬と裏切りの視線にさらされて数年間必死に耐えたのだろうか。


 同じように、最高の賞金首や、裏切られし者、挙げ句の果てには最高の獲物何てのもあった。


 腐ってる。誰が見てもこれはそう思うだろう。極星の周りには嫉妬と裏切り、いや、それだけではない位の環境だったのだろう。


 俺は、浅はかに人のステータスを見ないようにしようと心から思った。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーー




 さっきから翔太さんがこっち見てるんだけど。なんなんだ?手入れの手順を忘れたとか?あり得るな。


 すると、昼を告げる鐘が鳴った。あ、もう揃ってる。気付かなかったな。


「皆行くぞー」

「「「はーい」」」


 やっぱり翔太さんがこっち見てくる。1体どうしたんだろ?





 どうやら各々パーティごとに馬車を使うらしい。馬の方も見ていないといけないから御者の方も出す必要がある。俺の家族は全員できる。あ、ラテ以外。


「他にできる人は?」


 トーユちゃん、フーちゃんが経験ありか。って言うかトーユちゃん本当に何者なんだよ。ただの奴隷ではない。


「2台に判れるから、適当に分けますかねー」


 頭の中で適当に割り振る。まぁ、ちゃんと得意分野とか休憩順とか考えながら割り振ってるけどな!


「じゃあ、俺、ラテ、ソルト、蒼、魔法少女二人。後はそっち」

「理由は?」

「前衛後衛で分けて、感知が得意な方の人を半分に割った」

「あ、ちゃんと考えてたんだな……」


 失礼な。俺だってちゃんと考えますとも。多分!





「思ったより広いな」

「わー!馬車だ!」


 魔法少女二人が騒ぐ。まぁ、ここに乗ってるの俺達だけだから良いけどね。


「ご主人様。護衛はどうしますか?」

「問題ないよ。ちょっと仕掛けたからね」


 何って?ゴーレムですよー。この世界にあるのかどうか知らんけどな!


 御者台は意外と乗り心地がいい。ただ、スッゴイ日の光が降り注いでる。クルトアローブ着て明視を発動させれば問題ないけどな!


 馬がなんか俺の方チラチラ見てくる。どうしたんだろ?判んないけど、背に触ってよろしく頼むって念話で伝えたらスッゴイやる気になったみたいだ。


「皆、はぐれぬように!出発するぞ!」


 前の方からそう聞こえたので馬の手綱を握って合図を出すと馬がスキップでもしそうなテンションで歩き出した。い、一体何なんだ?




「結構揺れませんね」

「まぁな。こっちも色々やってるし」


 色々って言うのは風魔法で石ころを吹き飛ばしたり、まぁ、その他もろもろをしているからだ。


「そうですか。代わりましょうか?」

「いや、大丈夫だよ。何か来たら……」


 フラグたったな。しかも確り。何か来る。


「すみませんー。何か来るようですがー」


 前に向かって呼び掛ける。拡声の魔法も使っているので聞こえる筈だ。


「何が来るか判るか?」

「そうですね、土竜っぽいのですね」

「は?」


 そんな声が聞こえた瞬間、一番前の馬車の馬が突然暴れだした。真下の地面から、何かが来てる!


「全員外に出ろ!」


 馬車中に告げて、馬の背に飛び乗って馬車から外して少し走らせる。それを見て、他のパーティも逃げ始める。レイラ達の馬車はかなり早かった。


「来るぞ!」


 地面が大きく盛り上がり、巨大なモグラが出てきた。何メートルだよ。元の大きさのラテとタメはれるぞ。


「ーーーーーーー!」


 声になってない鳴き声を発する巨大モグラ。あの爪で胴体まっぷたつとか想像できるわー。俺今首輪のせいで大分防御低いからあり得るかもしれん。

「でっかー」

「あれ目見えてるんですかね?」

「あー、モグラだもんな。見えて無いかもな」

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