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狙われやすいのは運の低さからでしょうか

 さて、これを見ていた人たちは何が起こったのかわからないと思うので、説明しよう。


 俺はドラゴンにずっと念話で話しかけていたのだ。


 俺がお前の攻撃を耐えてやるから思いっきり射ってこい。

 もし俺がブレスに呑み込まれたら、お前の勝ちだ。力を与えてやろう。但し、俺がブレスに勝てたらお前は俺にしたがえ。


 とかなんとか言っていたのだ。

 で、楽勝だった。子供だしな。


「さてと、はい。白金貨二枚です」

「え?大丈夫なの?」

「はい。もうこいつは無害です。な‼」

「キュル‼」


 ユーラが唖然としている。

 俺は隼人を返してもらい、ドラゴンをつれて家に入った。


 中は汚かった。

 埃だらけで、黒いやつらとか、ネズミとか沢山いた。

 洗浄魔法をかけたらそれに驚いて奴らは逃げたらしい。

 やったね‼


 ドラゴンも汚かったので洗浄魔法をかけたら、気持ち良さそうにしていた。

 良かったね。


 この屋敷は洋風だが俺は日本スタイルの靴を脱いであがるのが良いのでそうした。

 ストレージから靴箱や椅子などの家具を片っ端からおいていく。

 すっからかんのお家が一瞬で生活感溢れる素敵なお家になりましたとさ。

 ‥‥‥やりすぎかな?

 まぁ、いいや‼


 ちなみに、家具はいつもストレージに入っている。

 下界時代の時はしょっちゅう引っ越ししてたからなあ。




 ちなみに、俺の部屋は二階の真ん中の部屋だ。

 一番広かったからだ。

 書類に埋もれたくないし。

 ドラゴン(ソルトと名付けた)は、一階の一番端の部屋。

 頑丈そうで、部屋というより体育館だった。

 此処の前の持ち主は何者‥‥‥?

 隼人は基本的に俺の部屋に居るが‥‥‥。

 正直、仕事がやりづらい。

 現状は取り敢えずソルトを人間化させて世話をさせたいと思っている。

 ただ、魔力の扱いが物凄く下手なので俺が人間化の魔法を教える事になる。


「ソルトー‼」

「キュル‼」


 こうやって呼ぶと、直ぐに出てくる。案外かわいい。

 ソルトは魔法を覚えたいらしい。ヤル気満々だ。

 人間化の魔法を教える。全然できないが、全くの脈無しでもなさそうだ。

 本人の頑張り次第だな。




 俺が作ったご飯を心底嬉しそうにソルトが貪っていた。

 ‥‥‥そんなうまいか?





ーーーーーーーーーーーーーーーー





 最近、あの家が売れたらしい。

 私の持ち物になるはずだったあの家が‼


 元々あの家は王族の別荘だった。

 それを褒美として王は私に下さったと言うのに‼

 住み始めて僅か一週間でドラゴンの子供が住み着いた。

 ドラゴンは私をあの家から追い出して自分の住みかにした。

 不幸中の幸いは、住み始めて僅か一週間だったこと。

 家具類は殆どなかった。


 そのまま逃げ出した。

 討伐隊を送ろうとしたとき、私の父が借金を背負った。

 当然、私の方にも金を支払えと借金取りがきた。

 泣く泣くその家を売った。

 はした金にしかならなかった。当然だ。ドラゴンが居る家なんて誰も住みたくない。

 なんとか借金を返せたが家は買い戻せなかった。


 それから数年、この家を買い取ったものがいたと聞いた。

 私は暗殺隊を組んだ。

 ‥‥‥この家は私の物なのだ!誰にも渡さん‼


 この家を買うとき、そいつはドラゴンのブレスを手で吸収したらしい。何かのマジックアイテムだろう。

 丁度良い‼そんな高性能なマジックアイテムは、私が貰い受ける‼




ーーーーーーーーーーーーー





 ‥‥‥誰かが見ている?


 俺はカーテンを開け、外を見る。

 暗視と透視を同時に発動させているから、誰が何処にいるかなんてすぐわかる。


 いた。

 5人の‥‥‥暗殺者?

 この世界でも暗殺者って俺に襲いかかってくるの?

 暗殺者のうちの一人は透視持ちらしい。

 俺が見ているのも気付いているな。

 確実に殺しに来ているようなので、聖十刀をストレージから出し、背負って窓から飛び降りる。


 音をたてないように着地する。


「‥‥‥先程から、いったいどうされましたか?」


 そいつらの顔が驚愕の色に染まった。





ーーーーーーーーーーーーーーーー





 ‥‥‥まさか‼

 なぜ気づいたのだ‼

 此処には魔眼持ちのやつが居るのだぞ‼


 私は‥‥‥此処で負けるわけにはいかないのだ‼


「お前ら、行け‼」

「し、しかし‥‥‥」

「一斉にかかれば問題あるまい‼報酬を倍に増やしてやる‼」


 暗殺隊の目が変わった。


「了解」


 一斉にあいつに襲いかかった。

 あいつは状況整理が出来ていないのか、一歩も動かない。

 あっはっはっは‼

 私の勝ちだぁ‼





ーーーーーーーーーーーーーーーーーー





 ‥‥‥なんか襲いかかってきたけど遅すぎ。

 目をつむっていても確実に勝てる相手だ。


「‥‥‥笑止」


 聖十刀を鞘のまま一閃。

 襲いかかってきた奴らはそれで吹っ飛んでいった。

 こいつらを雇っていた奴だけが呆然とその場で立ち尽くしている。


「あのさー。弱すぎて話しになんないんだけど」


 聖十刀をそいつの首もとへ持っていく。


「‥‥‥殺して欲しいなら、今すぐに殺ってあげるよ」


 そう囁いたら気絶した。

 通行の邪魔になるのでそいつらを全員スラムっぽいところに固めて放っておいた。







 次の日、王宮専属家庭教師フィム・スタイラーがスラム街で発見された。‥‥‥全裸で。

 スラムの奴等が取っていったんだろうけど‥‥‥やりすぎたかな?

「あ!そう言えば家の中から遠距離魔法使えば外でなくても良かったかも」


『今さら過ぎるだろ』


 何か日本の感覚のまんまでこっちに来ちゃってるからな。

 ‥‥‥魔法使っていいのって未だに忘れがちだからな。

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