表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/196

帰ってまたすぐ出発です

 東たちと別れて山に入る。

 東たちはともかく、他の奴らに転移を見られたらヤバいしな。


 ついでに、新しい能力の確認をしてみる。

 魔眼+だ。

 +がついたことで物凄い能力が上がった。

 例えば、遠見眼。

 千里眼と前に話したが、今では万里眼になっている。

 とんでもないね。

 ついでに、視線が最大で5つに増やせるようになった。これは各々が千里まで見えるから万里眼よりは全然見えないけど、今までと同じだから物凄い便利。

 近くの様子が判らないのが欠点だけど。


 そんな感じで魔眼で遊んでいたら遠見眼に何かが反応した。

 ‥‥‥人間の赤子?


 そっちに近付く。


「え?極星様?」


 茂みの先に、生まれて間もないような子供がいた。


「え?赤ちゃん?」


 ‥‥‥まだ、生きている。

 このまま放置したら死ぬのは確定だ。


「極星様‼この子、連れて帰りましょう‼」

「ああ」


『そんな簡単に決めていいのか?』


 多分大丈夫だよ。‥‥‥この子、魔力持ちだ。









 時空間から出て、速攻で帰る。

 この子が結構限界だからだ。主に、トイレが。


 着いて直ぐにクルトアが対応していた。

 さすが姉。小さいこの面倒は慣れているみたいだ。

 ‥‥‥俺がなにもしなかったからだけどな‼


 因みに、今俺はフードを深く被って俺かどうかもわからない位怪しい感じにしている。

 俺はまだ鏡とか見てないから判らんが、進化してから顔立ちが変わってるらしい。

 俺だってのは分かるんだがなにかしらオーラ的なのが違うらしい。

 ‥‥‥オーラって言うより殺気の間違いなんじゃないかとも思うが。

 俺にオーラがあったらレイラとか凄いことになってそうだ。




 レイラに頼んで会議場にみんなを集めてもらった。


「‥‥‥全員集まりましたね」


 その声を聞いてからフードを取る。

 ザワッと皆が騒ぎ始めた。


「‥‥‥精霊神様ですよね?」


 フェントが聞いてきたので何でこうなったか事の顛末を話す。


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥


「‥‥‥成る程、進化した。と」

「多分な」


 俺は今なんとか神力を隠せてはいるが、そのうちばれるだろう。

 とか、能力を殆ど把握出来ていないことなどを話し、その会議はお開きになった。





 部屋に戻ってはじめて自分の顔を鏡で見てみる。


「うぇ!?」


『変な声だすと誰か来るぞ』


 分かってるよ‼

 ‥‥‥自分の変わりように驚いただけだ。


『いやー。神様の威厳ってやつがやっと出てきたんじゃねえか?』


 ‥‥‥そうだな。レイラの方が神様っぽかったもんな。

 それにしても、髪色とかちょっとかっこいいかも。


『自信満々でイケメンコンテストに出て初戦で敗退する奴みたいだな、お前』


 俺はナルシストじゃねえ‼


 今の俺は、赤色の髪が光の加減で金色に見えたりして、ちょっとキラキラしている。

 顔つきもまあまあかっこいいのではないかと思う。

 ‥‥‥ナルシストじゃねえよ?

 体つきも相変わらずムキムキではないが、ほどよく筋肉がつき、背丈も少しだけ高くなったのでスタイルが何となくよく見える。


『ほーら、ナルシスト』


 ちがうわ‼黙れ‼




 時間が出来たので、勇者の件を片付けようと思う。

 今回は完全に俺への相談無しで行った人間が悪いので俺はあの召喚の魔方陣を壊そうと思う。

 これから別の世界へ行くのでもしまた人間が勇者召喚儀式なんてしたらまたここへ戻ってこなきゃいけなくなる。

 そんなのはごめんだね。

 つまり、なんとかできる人が居ないから壊すってのもあるけどほぼほぼなに勝手にやってくれたんだお前らー!

 っていう怒りだ。


 そんなことしたら人間が死ぬって?多分大丈夫だろ。世界一しぶとい生き物だと思うし。


 そんな感じで。

 はっきり言ってこの世界の人間はあんまり好きじゃないんだよね。日本人って本当に優しいよな。


 転移魔法でコッソリと下界へ。

 因みに今は俺は死んだことになっているので東の顔を借りている。そういう魔法が在るんだよね。


 あったあった。‥‥‥けど、人間たちの警備が厳しいな。ここは変化でこっそり入るか。


 虫に変身した。見付かったら潰される危険性大だけど。

 こっそり人の間を滑り抜けた。‥‥‥気づかれてないよな。


 召喚陣には俺の神力を溜めることにより発動させるので思いっきり神力を流し込み、魔方陣の回路を焼ききることにした。神力が異常なほど増えたからこそできる芸当だな。


 音がならないよう防音して‥‥‥。

 全力で神力を流す。ギュイイイイ‼っていってるけど、周りには聞こえていない。

 ブチン‼と音がなって回路が切れた。


 はい!さようなら!


 逃げた。




「おい、魔方陣が‼」

「何てことだ‥‥‥」

「巫女様を呼んできてくれ‼」

「判りました‼」


 とか後ろから聞こえてきたけど。俺はもう知らない。お前らが悪いんだよ?俺の仕事増やしやがって!




 仕事を終え、こっそり家を出る。

 拾ってきた子を連れて。夜逃げとかじゃなくて、こうでもしないとレイラが生きたいと言い出しかねない。

 フェント達には言ってある。寧ろ、協力してくれる。

 今度いくところは、それだけ危険なのだ。

 じゃあ何で子供を連れていくのかって?

 人間は、危険じゃない。

 危険なのは、神様を全く信仰しないやつらだ。

 狂信者とは真逆で、神様なんてこの世から消えてしまえ‼ってやつらだ。


 レイラでも、あいつらには対抗できない。

 俺でもちょっと死にかけた。


 まあ、まずはこの子を自立させないとな。


 ‥‥‥いくか、《アトリート》へ。

「ごめんよレイラ‥‥‥」

『そんなに気になるなら連れていけばいいじゃん』


 あそこの怖さは知ってるだろ?


『確かに恐ろしかったな、顔が』


 ‥‥‥何と勘違いしてるんだ?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ